« テイルズ・オブ・ザ・スクール【4】 | メイン | ゼクンドゥスれーざー【1】 »

テイルズ オブ バトル【1】


       テイルズ オブ バトル ~料理対戦パート1~  
       
 「本~当リリスの料理はおいしいなぁ。」             
 「ファラさんのも、とてもおいしいですぅ~。」    
今日は女性陣でパーティをやっているようだ。
料理担当はリリス&ファラらしい。まあ、妥当だろう。           
そして、やっぱりこのことをよく思ってないのが約一名。
 「む~っ!何でみんなそっちばっか食べてアーチェ様特製ケーキを食べないわけ~!」 
苛立っているのは、予想通りアーチェだ。でも、皆が食べないのも無理はない。
何故ならぐしゃぐしゃのパンケーキに焦げたイチゴ、変色したクリームに何故か昆布。
おまけによく分からないもの(おそらくモンスターか何か)が挟まれた、お世辞にもケーキとは言い難いものものだったからだ。              
 「せっかく作ったのに・・・誰も食べてくれない・・もうおこったもんね~!エ・ク・ス・プ…」
 「待った待った~!!!」                              
エクスプロードを唱えようとしたアーチェを、ルーティがとめた。     
 「そんなに起こらないでさー。そうだ!料理対決でもすれば?」 
ルーティの提案に、一同がどきっとした。しかし、アーチェは、やる気満々だ。
 「アーチェさん1人じゃ不利ですから…そうです!タッグなんてどうですか?」
チェルシーの考えに、アーチェはこの中(リリス&ファラを抜いた)で料理が上手そうなマリーを引っ張っ
てきた。                                  
 「それじゃあ、手加減ナシで。」                      
リリス&ファラもやる気十分だ。(やらなくとも勝敗は目に見えている。)
 「それでは始めてください。」           
フィリアのコールでスタートする。  
 「ファラ、そっちのほうは?」   
 「大丈夫、もう盛りつけるだけだよ!」                         
リリス&ファラの息はぴったり。お互いに戦った経験もあるせいか、相手のことがお互いにわかるらしい。 「アーチェ、これも入れていいか?」        
 「うん!いっぱい入れれば美味しくなるって!!」
息は合ってるようだが・・・・・やはりアーチェの感覚はおかしい。
 「いくら何でもこれでは美味しくはならないと思います。」                  
ミントにしては珍しい発言だが、もっともだ。                 
 「マグロの目玉に虫食いリンゴ、あとこれはスノーロブスター!?」  
 「ほんとにこれおいしいか?」             
もうアーチェ&マリーの作っているものは、料理の粋を越している。
いや、これはすでに料理ではない。           
 「そこまで!!」 
フィリアのコールで、終了する。そして試食へ・・・・               
 「これは、試食しなくても・・・・・」                 
アーチェ&マリーの料理は、グラタン(自称)らしいが、どう見ても、そうは見えない。
 「わーっ!とてもおいしいよ~。」       
リリス&ファラのつくったペスカトーレ&マーボーカレーは、大好評だ。
 「どう考えても7対0で、リリスさん達のかちですね~。」
チェルシーの一言にアーチェは、がっくり。                     
 「はあ。そうだよね。わたしなんていくらがんばったて・・・・」      
 「大丈夫だよ!!」                     
気を落としたアーチェをファラがはげます。   
 「そうですよ。これからがんばれば・・・・」
リリスもアーチェをはげます。
 「そっか、そだよね!」                                 
 「そうですよ。努力は報われます。」                     
珍しくすずが意見をだす。
 「それじゃ、これからわたしの料理食べてくれる?」    
 『それはだめ!!!』            
アーチェを除いた全員の声がハモる。
これにてパーティは
おしまい。めでたし メデタシ!?

コメントする