Tales of Destiny2 神の瞬き【3】
PHASE2:静かな街
アイグレッテはひっそりとしていた。
「前は、もっと活気があったんだがな・・・・」
通行人がほとんどいない大通りを、ジューダスは歩いている。歴史の修繕以前に
あった活気は、どこにもない。
街の人間の話から、この時代がヒューゴの乱の18年後、つまり、ジューダスがカ
イルたちと出会った時代であることがわかった。
アイグレッテの町並みには、歴史修復以前とまったく変わりはない。ただ、違うの
は、以前の活気がないのと、
「エルレインが、いない」
つまりは、歴史の修復は成功しているわけだ。神、フォルトゥナを殺したことで、
その化身、エルレインはすべての時代から消えた。
そして、リアラも。
「なら・・・・なぜ僕がいる・・・・・」
18年前に死に、エルレインに復活させられたジューダスは、歴史の修復の際、消
えているはずだ。
『坊ちゃん』
あれこれと考えていると、背に背負ったシャルティエが話しかけてきた。
『今は、考えてもしょうがないですよ。とりあえず、休める場所を探しましょうよ』
「ああ、そうだな」
ジューダスは仮面の下で微笑した。
「だが、宿に泊まるにも、あまり金がないからな、野宿だな」
『まぁ、僕は剣ですから、関係ないですけどね~』
夜。
『坊ちゃん』
「わかっている」
ジューダスは路地裏を足早に歩いていたた。表情は険しく、気配を押し殺すように
している。
広い空き地に出た。人のいない場所。
そして、戦うのに十分な広さだ。
「!!」
ジューダスは背後から空を切り裂き飛来してくるものを察知した。右に飛んでこれ
をかわす。
先ほどまでジューダスが立っていた地面に突き刺さるのは、巨大な斧。
それも、見覚えのある。
「・・・・・ちっ」
舌打ちして振り返る。睨みつけるのは路地裏の道。そこに、巨大な影が立ってい
る。
「久しいな」
影が笑う。一歩踏み出し、空き地に入ってくる。月光で様相が露になる。巨大な体
躯、青く長い髪、色の黒い肌。そして口元に浮かぶ威圧的な笑みの持ち主は
「バルバトス・・・・・・」
ジューダスは即座に双剣を引き抜き、戦闘態勢に入る。
「ククク・・・・・また会えるとはなぁ・・・・・運命というものも、皮肉なものよ
・・・・・」
月明かりの下、双剣を構えたジューダスと、口元に笑みをたたえたバルバトスが対
峙する。
「さぁて・・・・・・再会を祝おうじゃないか・・・・・リオン=マグナス・・・
・・」
あとがき・・・というか謝罪?
かな~~~り間空きました・・・・・ごめんなさい!
いえ~学校のほうが・・・・いろいろと・・・・・書こう書こうと思っていて、なか
なかそっちになかなか気が行かなくて・・・・。ごめんなさい・・・・。
読んでくださった方、どうもありがとうございます~。
こんなヘボ小説ですが、最後までなんとか書いて行こうと思いますので、是非とも、
読んでいただけたらと思います!
・・・・・というか、もう忘れられてるかな・・・・・?(汗