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すず・OF・フューチャー【12】


                すず・OF・フューチャー

すず「・・・・・なんで・・・私がここにいるんでしょう・・・?」
ゼロ「す、すず!?なんですずが!??」
すず「ゼロさん・・・・・それが・・・これを・・・・」
ゼロ「え?これ・・・手紙?・・・・(もしかしてラブレター!?)」
すず「・・・・・・読んで・・下さい・・・・」
ゼロ「う、うん・・・・・・・出るキャラクターがいないので二回目が回ってきました・・・作者・・・・」
すず「どうやら二回あらすじを説明しないといけないみたいです・・・・。」
ゼロ「・・・・・・・だから・・・・出て来れた・・の?」
すず「・・・・そうみたいです・・・。」
ゼロ「・・・・はは・・・・いいかげんな作者だ・・・・・(でも・・・すずにまた会えたからいいか・・・。)」
すず「そう・・ですね・・・。(ゼロさん・・・元気でよかったです・・・・。)」
ゼロ「・・・・・・・あ!でも何を説明したらいいか・・・。」
すず「たしか、手紙の二枚目に説明する事が書いてあると・・・・・」
ゼロ「え?・・・あ・・えっと・・これか・・・・ロウが死んで、旅立ったゼロは、記憶喪失の美少女と出会う・・・・・えっ!?」
すず「・・・・・・・・・・・・・・」
ゼロ「あ!すず!これは!その!し、しかもこれ、あらすじじゃなくて今回は何があるかじゃないの!?」
すず「・・・・・・・・・・・・・・・(無言で立ち去る。)」
ゼロ「え?!ちょっと!すず!すず!!?」

                 第十二章 謎・NO・ショウジョ

ゼロ「・・・・ロウが死んでからもう二日・・・・ルミナ達から一つ遅れた船に・・今俺は乗っている・・・・。」
今はゼロがミゲールを出て二日後の夜の10時半、定期船の上で波に揺られている。
ルミナ達がベネツィアで乗船した船は、ゼロの到着を待たずに、予告通り、昼の1時に港を出た。
1時間後、ベネツィアに着いたゼロは、次に船が出るのが、夜の9時だと船員に聞き、準備を済ませて船室に眠る事にした。
そして、ミゲールの町で戦った疲れは、二日経ち、夜になる頃・・・今やっと回復した所だ。
ゼロ「・・・・・閃空双龍斬・・・・・恐ろしく力を使う技だ・・・。」
ゼロがミゲールで放った閃空双龍斬は、ゼロの身体的能力を超えていたため、疲労は今の今まで続いていた。
そのせいで本来起床する時間を通り越してしまったため、船が出る前に追いつけなかった。
ゼロ「・・・・ルミナ達との時間差は8時間・・・・・どこまで追いつけるか・・・・」
今までゼロが乗っていたシャインは、船員が面倒を見ている。
ゼロ「・・・・・・・・・・・・すず・・・・・・・必ず・・・・必ず仇を取ってやるからな!!」
ゼロはバルーセルを一刻も早く倒す!・・・という欲求を抑えながら、少しでも体力を残しておくため、眠りに付いた・・・。

翌朝、先にアルヴァニスタに着いたルミナ達は、すぐに城へ行き現在の状況を聞いた。
王「・・・現在・・我々はバルーセルの空中城に進行しているが・・・・辿り着けた者はいない・・・。」
兵士長「地上から空中城に行く道はあるのだが、強力な魔物がいるらしく、生きて帰った来れた者は・・・・・」
王「・・・・頼みます・・・我が国の大臣が起こした謀反が、我が国だけでなく他の国にも迷惑をかけているこの状況・・・・国の一個大隊に匹敵すると言われているその力・・・どうか・・この不甲斐ない王に御貸しください。」
イグミス「いえ・・・・・それほどの力があるかどうかはわかりませんが、全力を持ってバルーセルの野望を阻止して見せます!」
王「・・・・・平和に暮らしている者達をも戦いに駆り出さねばならない・・・・本当に・・頼みます・・・・。」
そう言ったアルヴァニスタ王は、深く・・・頭を下げた。
王との謁見を終えた8人は、すぐに忍者の里を目指すため、アルヴァニスタを出た。
ルミナ「・・・・・ねえ・・・なんでアルヴァニスタ王は、あんなに・・・・謙虚なの?・・・・普通はもっと・・・こう・・・・威圧的な態度じゃない?」
ミレア「ルミナは知らないんだね・・・・バルーセルとアルヴァニスタ王は子供の頃から親友同士だったのよ。」
ルミナ「え!嘘!!?・・・ならなんでわざわざ親友の王を困らせるような事したの!?」
ミレア「それがわかれば苦労しないわよ・・・それに・・アルヴァニスタ王が、一番話のわかる王って有名だから・・・余計・・ね。」
ルミナ「あ、それ知ってる・・・今アーリィに城を構えている、元ミッドガルズ王家の人とは大違いだって。」
今アーリィが、アヤネ連合(第八章 参照)に加盟している理由は自らを守るためだ。
ダオスによって崩壊したミッドガルズを立て直すには、かなりの時間が必要だった。
なにせ、地形が凸凹の大地に変わり、地盤までが安定せずにいる状態では、城どころか家一軒建てられない。
そこで、ダオス城を攻略する拠点となった、アーリィに目を付け、移り住んだわけだ。
ルミナ「・・・・・・・でもさ・・・・それだとアルヴァニスタ王がかわいそうじゃない・・・・。」
ミレア「うん・・・・・今までずっと親友だった人に裏切られたん・・・」
オスロン「待て!・・・・・なんだこの音は?!」
オスロンの指摘に、耳を澄ませたルミナ達は、その音は地面から聞こえてきた。
ルミナ「な、なに!?」
突然目の前の地面が盛り上がり、2メートル位の大きな扉が現れた。
8人全員が何が起こったのかわからないと、混乱している時、頭の中に声が聞こえた。
バルーセル『久しぶりですねえ、みなさん・・・・何日ぶりでしょうか。』
ルミナ達「バルーセル!!」
バルーセル『その扉の奥は、エルフの里へと続いています・・・入るといいでしょう。』
バルーセルの思いも寄らない言葉を聞き、8人全員は困惑した表情をしていた。
ここはアルヴァニスタを出てすぐの平原、もしバルーセルが言っている事が本当なら、大幅な時間と体力を温存できるからだ。
アーチェ「・・・・・は、はは~ん・・・あんたそう言ってあたし達を罠にかけるつもりでしょう。」
バルーセル『そう思うなら入らなくても結構です・・・私はただ無駄な時間をかけるつもりがないだけですよ。』
アーチェ「・・・・随分好き放題言ってくれるじゃない!・・・・みんな!どうする!!」
クレス「罠かもしれない・・・でも本当に近づけるなら入ったほうがいいと思う。」
ミント「わたしも・・・・クレスさんの意見に賛成です。」
チェスター「ああ・・・俺もそれでいいと思う・・・正直この年での冒険はキツイしな。」
アーチェ「・・チェスター・・・・・」
チェスターは笑って答えたが、その言葉以上にチェスターは辛いとアーチェは感じとった。
実は、チェスターはクレスやミントと違い、1年前に一度病気で倒れている。
その時は大事には至らなかったものの、最近は体の衰えも目立ってきた。
もし・・・もしも今度また倒れたらどうなるか・・・・・アーチェはそれを心配していた。
アーチェ「・・・・・・・・・行こう!あんな事言われたからには、あいつに罪の意識ってもんをわからせてやる!」
ルミナ「うん!どんな罠だろうと返り討ちにしてやるんだから!」
そして8人は、扉を開け、中に吸い込まれていった。
扉を開けた先は、周り中木々に囲まれた森の中だった。
ルミナ「・・・・・・・・・どこ・・ここ・・・?」
オスロン「少なくても村ではないな・・・・・やはり罠か。」
その時、木々の奥にある草むらがガサガサと音が鳴った!何者かがこちらに近づいて来る音だ!
8人はすぐに戦闘隊形に広がり、迫り来る敵に備えた!
しかし、草むらから現れたのは中年に近いくらいの女性だった。
????「・・・・あら?・・・・アーチェ!アーチェじゃない!」
アーチェ「あ!お母さん!なんで!?」
ルミナ「お母さん?・・・・・お婆ちゃんがお母さん?・・・・ていう事はあたしの曾祖母に当たる人!?」
チェスター「お久しぶりですルーチェさん・・・・自分より年上なのに、見た目若いのは少し反則ですけどね。」
ルーチェ「あら、チェスター君、若いなんてそんな・・・・相変わらず料理の下手な娘だと思いますが、これからもよろしくね。」
アーチェ「ちょ、ちょっと!お母さん!・・・・お、お母さんこそなんでここに!?・・・・ていうかここどこ?」
ルーチェ「なに言ってんのよこの子は・・・・ここはエルフの里の近くの森よ。」
たしかに、言われて周りを見てみれば、エルフの里特有の、マナの力を吸った特殊な木々が並んでいた。
ルーチェ「ホントになに言ってんだか、あ!あなた!」
ルミナ「えっ?!あたし?!」
ルーチェ「あなたがルミナ?」
ルミナ「ええ、そうですけど・・・ルーチェさんってアーチェお婆ちゃんの・・・」
アーチェ「ルミナ!あたしの事をそう呼ばないでって何回言ったらわかんの!!」
ルミナ「あ、あはははは!く、くすぐら・・あははは!ご、ごめんなさい!あははは!ア、アーチェさん!」
アーチェ「よし!それでいい!」
アーチェはルミナの返事に満足したのか、腰に手をあてふんぞり返っているが・・・
ルーチェ「それでいいじゃないでしょ!この子は!」
アーチェ「えっ!お母さんちょ待っ!あ、あはははははは、わ、わき腹は、あはははは!!」
ルミナ「はあ、はあ、はあ・・・・・・・・で・・・この人・・・・は・・・・アーチェさんのお母さんなのね・・・・・。」
アーチェ「あはははははははは!も、もうやめあはははははは!!」
とれあえず一行は、ルーチェにここに来た事情を話し、エルフの里へ向かった。
エルフの里では、手分けして情報を集めようという事になり、それぞれ話を聞きに言った。
が、思っていたような成果は上げられなかった。
アーチェは、母ルーチェに「必ずみんなで生きて帰るね!」と言い残して行った。
30分ほどエルフの里に滞在して、8人はすぐに忍者の里に向かっていった。
入り組んだ森を抜け、8人は目的の忍者の里に着いたが・・・・・
ルミナ「・・・・・・なに・・・・・ここ・・・・・」
忍者の里は見るも無残なほど、酷い荒れようで、まるでここ数年、人が出入りしてないような状態だ。
家は所々穴が開きボロボロの状態、畑もめちゃくちゃになっている。
ルミナ「だって・・だって前ここに来た時は・・・・・」
ルミナは忍者の里に着いて、すぐにオスロンと戦闘になったが、それでも、これほど荒廃はしていなかった。
アーチェ「・・・・・・・とりあえず・・・・他に人がいないか探そう・・・・。」
ミレア「うん・・・・じゃあ手分けして・・・」
アーチェ「みんなで一ヶ所を探そう・・・・隠し扉とか仕掛けがけっこうあったしね。」
ルミナ「えっ?そうなの?」
アーチェ「そうなの!クレスが仕掛け踏んじゃってさぁ、池に落とされた事あったしねぇ。」
クレス「あ、ははは・・・・・(まだ覚えてたのか・・・・)」
アーチェ「んじゃ、一軒一軒回って行きましょか!」
クレス(こういう時でも明るく振舞えるアーチェがいると助かるな。)
とれあえず8人は、一軒一軒家を回って手掛かりや人がいないか探し回った・・・・だが、
ルミナ「だめ・・・・何にもない・・・・。」
オスロン「これだけ探していないのなら、そろそろ諦めるしかないな。」
イグミス「悔しいが・・・・全部の家を回って何もないなら、もう・・・・」
オスロン「・・・・・・・・・!!伏せろ!」
オスロンが叫んだその数秒後、巨大な落雷がルミナ達のいた家に落ちた!
家は無数の破片に分かれ、バラバラになったが、ルミナ達は間一髪の所で避けた。
クレスはイグミス、ミントはミレア、チェスターはアーチェに抱えられて逃げた。
??????「ちっ、外したか。」
アーチェ「誰!?いきなりインデグネイションなんて使う礼儀知らずは!!」
??????「ん?この声・・・・・そうか・・あの時ミッドガルズにいたあいつらか。」
オスロン「そこか!テトラスペル!」
オスロンの放ったテトラスペル(ファイアボール、アイスニードル、ライトニング、グレイブが連続して出る技)が声のする方向に向かっていく!
森の奥から赤い体をしたモンスターが飛び出した!
しかし、モンスターは上半身は人間・・・にも思えるのだが、下半身は蛇のような胴体をしている。
??????「久しいじゃないか・・・・お前ら。」
チェスター・オスロン・ルミナ・イグミス・ミレア(誰だ?)
クレス・ミント・アーチェ(どこかで見た事あるような・・・)
??????「おいおい忘れたのか?・・・・俺はずっと覚えてるぜ・・・モリスンとかいう奴に自爆技使われた時見ていたお前たちを。」
クレス「まさか!」
ミント「あの時の!?」
アーチェ「たしか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ジェストーナ!!」
ジェストーナ「そうだ・・・・懐かしいじゃないか・・・100何年ぶりかな?」
アーチェ「あたしは二度と会いたくはなかったわよ・・・・・あんた死んだんじゃなかったの!?」
ルミナ「え!?死んだって・・・死んだ者を生き返らせるのは無理だって!!」
アーチェ「無理じゃないんだよ・・・・・・でも自然の摂理を無視した者は、心を闇に食われる・・・・」
ルミナ「食われるって・・・・・・どういう事?」
アーチェ「・・・・文字通りだよ・・・・つまり心が闇に支配される・・・・・・支配された者は自分じゃなくなるんだよ・・・・。」
ルミナ「支配・・・・・された人は・・・どうなるの?」
アーチェ「・・・・・・わからない・・・・でも・・・・・・その後真人間だった人が極悪人になったって・・・・・」
オスロン「その話は後にしてもらいたい。」
ジェストーナ「バルーセルの奴が何を考えてるか、俺はしらないがなぁ、お前達は死んでもらう!!」
ジェストーナは再度インデグネイションを使おうと、詠唱を始める!
アーチェ「させないよ!ファイアボール!」
ミレア「ライトニング!」
ルミナ「・・・アイスニードル!」
チェスター「紅蓮!」
炎の玉、電撃、つらら、威力の低いこの技を使ったのには、ある理由があった。
強力な呪文は発動までに時間がかかる、それまでにダメージを与え中断させようと、アーチェ達は低級な呪文を使った・・・・
だが、ジェストーナは三つの呪文と紅蓮(炎を纏った矢)に、ダメージを受けた様子もなく詠唱を続けている!
ジェストーナ「俺にダメージを与えたいなら上級呪文を使うんだな!くらえ!」
クレス「!!ミント!バリアー!」
ミント「は、はい!」
ミレア「あたしも!バリアー!」
オスロン「くそ!間に合わないか!」
接近戦を仕掛けに、走っていたオスロンは、ルミナ達の上空を魔術で覆った!
ミントとミレアのバリアーにオスロンが使った魔術によって、ルミナ達は三重の膜に覆われた。
ルミナ「オスロン!速く走って!そこじゃバリアーに入らない!」
オスロン(・・・・・・いま走ったら魔術が解ける・・・・バリアーでは破られるし、解けた魔術をまた発動させる時間もない・・・・)
ルミナ「オスロン!!」
ジェストーナ「とりあえず一人は死ぬな・・・・・くらえ!インデグ!!」
ルミナ「いやあああ!!!」
その時・・・・黒っぽいなにかが、ジェストーナを通り過ぎ、2メートル先で土煙を上げ止まった。
黒っぽいものの正体は、黒い魔術師が着るようなローブを着た人間だ・・・深く被っているフードの奥からは、金色に輝く髪が見えた。
ジェストーナ「なにが・・・・・があっ!」
突然ジェストーナの叫びと共に、ジェストーナの胸に三つの鋭い傷跡が出来た!
黒いローブを着た者は、左右の拳に、先端に10センチ位の三本の刃の付いた手甲を付けている。
??「・・・・・・・・・・・・・血桜・・・・烈火陣・・・・」
ルミナ「え!?女の声!!??」
背中を向けているジェストーナに、疾風のような速さで近づき、手甲で切り裂いた!
切り裂かれたジェストーナの体からは、赤い桜の花びらのように血を撒き散らしながら倒れた。
??「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ルミナ達は驚いていた・・・・いままで戦っていたジェストーナが、わずか数秒で倒してしまうなんて・・・・
あまりの強さに呆気に取られているルミナ達を残して、オスロンが口を開いた。
オスロン「・・・・・お前は誰だ・・・・なぜここにいる・・・・・・・聞かせてもらおう・・・・」
オスロンの質問に対して、フードを被った女(?)は、フードを取って顔を見せた。
先程から見えていた金色の髪は肩までの長さがある、瞳の色は青く澄んでいる感じ、顔から判断する年齢は、17歳のルミナと同じくらいの年だ。
ルミナ「女の子・・・?ねえ・・・・あなたの名前は・・・」
そこまで言いかけたルミナの言葉は、起き上がったジェストーナの影で途切れた。
ルミナ「まだ生きてたの!?」
オスロン「テトラアサルト!」
オスロンが繰り出した拳と蹴りの連続技に、ジェストーナは数メートル先に吹き飛ばされた。
ジェストーナ「まだだ・・・・・まだ俺は・・・・誰も殺してない!!」
オスロン「しつこい奴だ!」
オスロンがまたテトラアサルトを繰り出そうと、ジェストーナに近づこうとしたが、謎の少女に止められた。
オスロン「何をしている!邪魔をするのか!」
??「・・・・・・・・・・・・・必要ない・・・・ジェストーナはもう死ぬから・・・・・」
謎の少女の声とほぼ同時に、ジェストーナの体は激しく燃え出し、チリとなった・・・・
ルミナ「・・・・・すごい・・・・・でもいったいどうやって・・・・・」
??「・・・・・・・攻撃と同時にこれを体に埋め込んだ。」
そう言って謎の少女は薬ビンを取り出した。
??「これは血液と混ざる事によって激しく熱を出す・・・・それを利用し・・・!!」
謎の少女は何かを感じ取ったように空・・・・いや、空中城を見て、森の中に消えた。
ルミナ「あ!待って・・・・・・いない・・・まだ名前も聞いてないのに・・・・・・」
?????『どうやらジェストーナを倒したようですねえ。』
オスロン「バルーーセルーーー!!!」
周り中から聞こえる声と共に、空に上半身のバルーセルが現れた。
バルーセル『そんなに大きな声を出さなくても聞こえますよ・・・・ここから先を通れたのはあなた達が始めてなのですから。』
ミレア「じゃあ、今までこの城に来ようとした兵士たちは・・・・」
バルーセル『ご想像通りです・・・・それよりも里の北側に城へ続く階段を出しておきました・・・・準備が出来次第来られる様に・・・以上です。』
声の終わりと共に、空に映し出されていたバルーセルも消えた・・・空は元の青空に戻っていた。

次回 第十三章 出会い・NO・ゼロに続く









どうも!作者の緋色の龍です!
唐突ですがすみません!おそらく時間転移の時間がずれていました!
クレス達からすると、アーチェとクラースは102年前、すずが50年後が本当です!
クレス、チェスター、ミント、グレンスから2歳引いて考えてください。
しかも、その事を6歳下の弟に言われました・・・・(泣)
あ、それはそれとして、(流し)この章でルーチェがルミナを知らなかったのは、今までルミナをエルフの里に連れて行ったことがないからです。(だからゼロも名前だけしか知らない。)
ちなみに小説とゲーム中では、術の効果が違うので・・・(レイズデットとか使って人の生き死にを左右するのはちょっと・・・)
遅くなりましたが、次回はゼロが謎の少女と出会います。(これ言っちゃいけなかったかなぁ?)
まあ、今度は謎の少女の名前がわかるので勘弁してください。(なにを?)
あれっ?・・・・・なんか忘れてるなぁ・・・・・まだ説明する事があったんだけど・・・・・思い出したら書きます。(気になった方すみません)
じゃあ、次回をお楽しみに・・・・・では、また。

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