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すず・OF・フューチャー【14】



          すず・OF・フューチャー

ルミナ「・・・・・どうしよう・・・この前が私とフォルスだったから、次はオスロンと・・・・」
オスロン「ルミナさん。」
ルミナ「うわあああ!!・・・・・・オ、オスロン・・・。」
オスロン「ど、どうしたんですか?」
ルミナ「な、なんでもない!なんでもないよ!」
オスロン「・・・・・・・そうか・・・それよりあらすじを説明する時間なのだが・・・」
ルミナ「あ・・・・・うん・・・・・・オ、オスロンは私の事気にしないで先に説明してて・・・・」
オスロン「??・・・・わかった・・・・・忍者の里の温泉で疲れを癒し、バルーセルの城へ乗り込もうとしているルミナ達・・・(棒読みで)」
ルミナ(・・・・・・・どうしよう・・・やっぱり面と向かって見れないや・・・・恥ずかしくて・・・・)
オスロン「そこでミレアさんが何かに気付き、口を開いた。(やっぱり棒読み)」
ルミナ(・・・・・・・・・だめだ!・・・真剣に見ようとすると余計意識しちゃう!!)
オスロン「そして、先に城の中へ入ったゼロとベルはどうなっているのか・・・・・・・・ルミナさん終わったが・・・・」
ルミナ(どうしよう・・・・・・どうしよう!どうしよう!!)
オスロン「ルミナさん?」
ルミナ「え!?いや、あの!・・・・・・な、何か・・・?」
オスロン「・・・・・・あらすじの説明終わったのだが・・・・」
ルミナ「あ・・・・ああ!そ、そうね!じゃあそろそろ・・・・」
オスロン「・・・・・・・では本編を見てくれ。」

      第十四章 突入・NO・バルーセルジョウ

温泉から上がったルミナ達は、先に上がって待っていたクレス達と合流した。
アーチェ「いや~ごめんごめん♪つい長風呂しちゃって♪」
チェスター「・・・・・はあ・・・・別に・・・・いちいち気にしてたら身が持たないからな。」
ミント「すみませんクレスさん・・・・お待たせしてしまって・・・・・」
クレス「あ、気にしなくていいから・・・・僕達も今出たばかりだしね。」
と、クレスは言ったが、実際は30分ほど男性陣は女性陣に待たされていた。
オスロン「・・・・・・・・・・・・」
ルミナ「あ・・・・オスロン・・・・」
オスロン「なんだ?」
ルミナ「あ・・・いや・・・・あの・・・・・なんでもない・・・」
ルミナはオスロンに「いっしょに頑張ろう」と言おうと思ったが、恥ずかしくて言えなかった。
オスロン「・・・・・そうか・・・なら早くバルーセルの城に乗り込まないとな。」
ルミナ「あ・・・・うん・・・・・・・そ、そういえばお爺ちゃんお婆ちゃん達の話し方が違うんだけど、なんでだろうね。」
オスロン「・・・・・・・・そうなのか?」
ミレア「あ!それあたしもずっと言おうと思ってたの・・・・・なんでなの父さん、母さん?」
ルミナ達はバルーセル城に向かって歩きながら、話を続けた。
アーチェ「それはね、あたし達が旅をしてた時は、こういう話し方してたの・・・・あの頃はあたしも若かった・・・。」
ミント「そ、そうですね・・・・アーチェさんは私達よりさらに100年以上前の話ですし・・・・」
チェスター「・・・・・・・・俺達も昔を思い出してな。」
アーチェ(それと・・・・すずちゃんもいたし・・・なんて言えないな・・・・・多分チェスター達も思ってるだろうけど・・今は・・・・)
アーチェの思っていたとおり、クレス達もすずがいたから昔の話し方をしていた。
クレス「でも・・・・この話し方そんなにおかしい?」
ルミナ「うん。」
ミレア「ちょっと・・・・・・ねえ・・・」
イグミス「父さんがその歳で[僕]っていうのは・・・・・」
オスロン「・・・・・正直な所は・・」
アーチェは見た目があまり変わってないからいいとして、クレス達はやはりおかしいらしい。
クレス「・・・・・そうか・・・多少残念だが致し方ないか。」
チェスター「何を言ってるんだか・・・・・・本当は話し難かったんだろ。」
ミント「そうね・・・・・でも・・・・気持ちは少し若返った気分になったよ。」
三人は今までとは違い、老人らしい落ち着いた物腰の話し方をした。
アーチェ「ま、あたしはまだ若いけどね♪」
ミレア「母さんが父さんみたいな話し方したら、それはそれでおかしいわね・・・・。」
ルミナ「ねえ、ちょっとあれ・・・・」
その時ルミナはバルーセル城に続く階段の前で、先程ベルが倒したアークナイトを見つけた。
ルミナ達は急いで近寄り、アークナイトが短剣の様な割と射程の短い武器で倒された事がわかった。
オスロン「・・・・・周り中全て同じ傷跡だ・・・・傷の深さも同じ・・・・・よほどの使い手でないとこの数を倒すのは無理だろう・・・・」
ルミナたちの周りに倒されたいるアークナイトの数は、見えるところだけで十数体はある。
実はこの場所からは見えないところにゼロが倒したアークナイトもいた。
何故ゼロが倒したアークナイトが見えないというと、
ゼロは里の北側にある階段を目指すため、頭領(すず)の家を西から回ってきた。
しかし、ルミナ達は東側から来たので、ゼロが倒したアークナイトは見つからなかったのだ。
オスロン「・・・・この傷は・・・・・・・・ひょっとして・・・あの少女のかもしれない。」
クレス「オスロン君・・・・それは少し短絡的過ぎると思うが?」
チェスター「クレス・・・だがあの子の武器と切り口が似ていると思う・・・・あながちはずれとも思えない。」
イグミス「武器は爪みたいなのだったし・・・・同じだと思う・・・・」
オスロン「確信はないが、可能性は高いと思う。」
クレス「だが、それを基準に考えすぎると回りが見えなくなる恐れがある。」
ミレア「そうね・・・・・でもこの状態だと・・・・味方の援軍はまだ来ないし、あたしたち以外にここにいるのはあの子しかいない・・・」
アーチェ「でも、警戒はしておいた方がいいと思う、それにこの状況じゃまだ断定する証拠が少なすぎる・・・・。」
ルミナ「・・・・・・・・・・・・・・・」
冷静に議論が飛び交う中、ルミナは一人オスロンに冷ややかな(?)視線を送っていた。
オスロン「・・・・?・・・・どうした・・ルミナさん・・・・・私に何か用か?」
ルミナ「・・・・・・オスロン・・・いつまで、女!・・の人の、体!・・を見てる、の!?」
どうやらルミナはアークナイトが女型のモンスターなのを気にしているようだ。
オスロン「な!・・・・わ、私はそういう意味で見ていたわけではない。」
ルミナ「あら、そういう意味ってどういう意味?今どういう事を考えたのか、是非!聞きたいわね・・・・」
オスロン「!!・・・・何が言いたいんですか、ルミナさん。」
ルミナ「別に・・・・私はただそういう事で時間を無駄にしたくないだけなの!」
イグミス「お、おいルミナ・・・・そういう言い方は・・・」
イグミスの言葉はオスロンが立ち上がったことにより止まった・・・その顔は明らかに怒っている。
オスロン「私は少しでも敵の情報を探ろうとしていただけだ!そんな疑いをかけられるなら共には戦えない!」
ルミナ「!!・・・・あ・・・・・・あの・・・・・・・オス・・・・・」
オスロン「ここからは一人で行く・・・・・運があったならまた会おう。」
オスロンは身をひるがえし、バルーセル城に向かって歩き出した。
アーチェ「ちょぉっと待った!今あんたに出て行かれると困るのよ。」
オスロンは歩くのを止めて、アーチェの方に振り返った。
アーチェ「今あたし達のパーティーに、近接戦闘の出来るのがイグミスとあんただけなの・・・・クレスはもう歳だし。」
そう、改めて見てみるとこのメンバーでは接近戦が出来るのがあまりにも少ない。
チェスターは弓術、ミレアとルミナは魔法と弓の合成術である魔弓術、アーチェは魔術、ミントは法術で、イグミスが剣術、オスロンが格闘術である。
クレスも剣術師だが歳が歳だけに援護しか出来ない、ミントは法術師であるしクレスと同じく年齢は70すぎ、アーチェもホウキでは威力がどうしても低い。
もしここでオスロンが抜けると、イグミスが一人で敵を抑えなければならない。
アーチェ「あんたも援護は必要でしょ?だから・・・・ね?」
オスロンはアーチェの説得を少し考え込み、みんなはそれを息を飲んで待っている。
しかし・・・・予想に反しオスロンはバルーセルの城へ歩いていった。
だがすぐに止まり、振り返ってこう言った。
オスロン「何をしている・・・・・来ないなら置いて行くぞ。」
アーチェ「・・・・・まったく・・・素直じゃないなぁ・・・・」
そしてルミナ達もバルーセル城へと入っていった・・・・ゼロ達との時間差は約45分。

ルミナ達の突入から二時間後
バルーセル「そろそろ二時間になりますか・・・・私の空目法(バルーセルの上半身が空に見えたあれの事)では室内は見えませんから。」
バルーセルは城で王がいるような部屋で玉座に座り、その前に4人の白、青、赤、緑色のローブを被った者達がいた。
そのローブを被った者達は、身長や体格はバラバラで統一性はほとんどないし、フードで顔も隠している。
白いローブの者「バルーセル様・・・・・城に兵を置かなくて本当に良かったのですか?」
白いローブを着た者は、声は30代か40台くらいの年齢の女性の声だ、ローブで体格はわからないが身長は150くらいだろう。
バルーセル「問題はない・・・・この城自体が迷宮となっているしトラップもある。」
青いローブの者「ですが、突破される恐れがあります。」
青いローブを着た者は、まだ小さい女の子の声をしている、身長などから見ても間違いはなさそうだ。
バルーセル「もちろん突破してくるでしょう・・・・ですが時間稼ぎにはなります。」
赤いローブの者「時間稼ぎ・・・・・ですか?」
赤いローブを着た者は、青いローブの者よりは年齢が上の様だ、声から察すると16か7といった所か。
バルーセル「そうです・・・・・先に入った二人と合流してもらうためにね。」
緑のローブの者「なぜですか?」
緑のローブを着た者は、白いローブを着た者と同じくらいの声だ、おそらく年齢も近いだろう。
バルーセル「・・・・・・もちろん・・・・まとめて倒すからです。」
バルーセルは言葉とは裏腹に笑っていた・・・・そしてバルーセルの背後には黒い影がうごめいていた。
バルーセル「・・・・・・おや?・・・・・どうやら誰かが来たようですねえ。」
その時、バルーセルの部屋の扉が開いた。
バルーセル「・・・・・・・ほう・・・あなた達の方が先に来ましたか・・・・。」
ルミナ「・・・・バルーセル・・・ゾルン・・・・」
なんとゼロ達よりもルミナ達の方が先にバルーセルの元に辿り着いた!
バルーセル「おやおや・・・あなた達が先に来るとは思いませんでしたよ・・・・」
オスロン「何を言っているバルーセル!今度はこの前のようにはいかないぞ!!」
ルミナ「・・・・・・オスロン・・・・」
ルミナはオスロンの名を呼んだが、オスロンは目だけ向けて、何も言わずにまたバルーセルの方に視線を戻した。
ルミナ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
どうやらまだ二人は険悪なムードのままのようだ。
アーチェ「ちょっと待ってオスロン・・・・・バルーセルあたし達が先にって言ったけど、ほかの人が先に来ると思ってたわけ?」
バルーセル「さすがはダオスを倒した者達の中で一番長生きをしている方だ・・・・・。」
バルーセルは拍手をしながら立ち上がった。
バルーセル「いいでしょう、お教えしましょう・・・・フォルス・・いえ、今はまたゼロと名乗っている人物が先に城に入りました。」
イグミス「な、なんだって!?」
ミレア「フォルスがこの城に!!?」
バルーセル「嘘ではありませんよ・・・・・あなた達の30分以上前に来ましたよ。」
クレス「・・・・・何故そのような事を話す。」
後ろにいたクレスが前に出てバルーセルに話し出した。
クレス「何故わざわざ我々にとっての有意義な事を話す・・・・・騙しているとしか考えられん。」
チェスター「確かにな・・・来ると期待していて来ないと精神的にかなりくる。」
バルーセル「勘違いされては困る・・・・私はただ・・・・・・・・・あなた達を全員を皆殺しにするだけです。」
バルーセルの言葉と同時にオスロン、アーチェ、イグミス、ミレアが飛び出した!!
アーチェ「そんな事が出来ると思ってんの!!」
ミレア「あたし達は量だけが勝ってるだけじゃない!」
イグミス「絶対に守って見せる!!」
オスロン「うおおおおおぉぉ!!」
バルーセル「ふぅ・・・・・・やれやれ・・・せっかちな人たちだ。」
その時バルーセルが座っていた玉座からひし形の物体が四つ飛び出し、バルーセルの体の回りにバリアーを張って四人の攻撃を防いだ!
オスロン「なにっ!?」
バルーセル「これはバリアクリスタルといって私を守るようにバリアーを張るのです。」
バリアクリスタルは水晶のように透き通っていて、まさにクリスタルである。
バルーセル「それともう一つ、攻撃してきた相手を自動で迎撃するのです。」
バルーセルを守っていたバリアクリスタルは、バリアーを自分の前方に集め体当たりを繰り出してきた!
イグミス「ぐあっ!」
ミレア「な、なにこれ!?いたっ!」
アーチェ「バ、バリアーを使った体当たりぃ!?ちょ、こっち来ないでよ!」
オスロン「ぐっ!・・・・くそ!がっ!」
周りに飛び交うバリアクリスタルの攻撃に、四人は防戦の一方だ。
チェスター「早すぎて狙いが定まらない!」
ルミナ「こっちも!範囲の広い魔術は巻き込んじゃう!!」
こうしてる間にもバリアクリスタルによる攻撃は続いている・・・・が、突然その攻撃が止んだ。
バルーセル「そろそろいいでしょう・・・・あなた達がどうやってこうも早く来れたのか気になるので教えて頂けませんか?」
アーチェ「つっ!・・・・そういう時はもうちょっと優しく言えない?・・・その前に女の子にはもっと優しくするもんでしょ。」
バルーセル「倒すべき敵に優しくする必要はないでしょう・・・・さあ、答えてください。」
ミント「皆さんだいじょうぶですか、すぐに回復を・・・」
ミントを含めクレス達もアーチェ達の所に集まってきた。
イグミス「だいじょうぶだよ母さん・・・・俺もミレアも回復が使える・・・母さんはアーチェさんを。」
ミント「わかったよイグミス、ルミナはオスロンの回復をお願いね。」
ルミナ「えっ・・・・でも・・・・・わかった・・・」
ルミナはオスロンがまだ自分の事を怒っているから迷ったが、引き受ける事にした。
ルミナ「・・・キュア!」
オスロン「・・・・・・・・・・・・・・・すまん・・・」
ルミナ「え?」
オスロン「・・・・・・・・先程は言い過ぎた・・・バルーセルの城の目の前だったから気が立っていたのかもしれない・・・」
ルミナはオスロンの言葉を聞き、満面の笑みで、「もう気にしてない。」と言った。
一方アーチェはミントに回復してもらいながら、バルーセルと睨み合いをしていた。
バルーセル「さあ・・・・早く答えないと次の攻撃が来ますよ・・・・」
アーチェ(まずいわね・・・・いくらクレスとチェスターがいるとはいえ戦力不足・・・・ルミナとオスロンは和解したみたいだから、ここは時間を稼ぐのが得策ね。)
バルーセル「・・・・・・話さないならもう少し話したくなるようにしましょうか・・・・」
アーチェ「待った!・・・・・・どうしてこんなに早く来れたかと言うと・・・・」

バルーセルの部屋へ突入する10分前
アーチェ『まぁた行き止まりぃ!?いったいどうなってんのよこの城は!!』
チェスター『焦るな・・・・・・・ならば今度は四つ前の角を曲がった方を行ってみるか。』
アーチェ『四つ前の角ぉ!!?』
ミント『たしかに・・・・罠がないだけいいですけど、少々疲れてきましたねえ。』
イグミス『母さんだいじょうぶ?』
ミント『ええ・・・・だいじょうぶよイグミス。』
ミントはだいじょうぶと言ってはいるが、クレス、チェスター、ミントの疲れは限界に近かった。
アーチェ『うぬぬぬ!もおぅあったまにきたぁ!!こうなったら壁を吹っ飛ばす!!!』
ミレア『ちょ!母さん待っ・・・・』
クレス『みんな伏せろ!!』
アーチェ『ビッグバン!!!』
壁の前でマナが圧縮されていき、強力なエネルギーとなって爆発を起こした!!
前方の壁は粉々に吹き飛び左右の壁も大穴が開いていて、どれほど強力な爆発だったのかがわかる。
アーチェ『・・・・・・・・・・よし!バッチリ♪』
その時吹き飛ばされた瓦礫の下から、ルミナ達が這い上がってきた。
ミレア『・・・・・ちょっと母さん!私達全員をを殺す気!!?』
チェスター『それによし!とはなんだよし!とは!味方を全滅させたいのか!?』
アーチェ『いや・・・・あの・・・・なはははははは・・・・』
ルミナ『・・いたたた・・・・あ、あれ!』
ルミナが吹き飛ばされた壁の奥に何かを見つけ、指を差した。
イグミス『あれは・・・・・忍者の里にいた人達か!!』
そこには牢屋があり、その中には忍者の里にいたであろう忍者服を着た人々がいた。
??『おお!あなたはもしやクレス殿では!』
クレス『乱蔵さん!』
ルミナ『乱蔵・・・・・乱蔵ってまさか!』
クレスが乱蔵と呼んだ人は元忍者の里頭領・・・・名字は藤林・・・・・すずの実の祖父である。
クレス達はすぐに牢屋を壊し、忍者の里の人々を助け帰り道を教えた・・・・・そしてすずの死も・・・・・・
忍者の里の人々の中には、抵抗して怪我をしている者も少なくはなかったので、先に脱出していった。
そして脱出の間際に、どうやって調べたのか不明だが、バルーセル城の地図を渡してくれた。

アーチェ「その地図をを使ってここまで来たわけ・・・・」
バルーセル「なるほど・・・・そういう事でしたか。」
アーチェ「さあ、こっちの回復も終わった事だし、第二ラウンドと行かせてもらいますか!」
そこには回復を終えたイグミス達に、さらに元の鞘(?)に戻ったルミナとオスロンがいた。
バルーセル「ふう・・・・・その前にこの四人を倒してもらいましょう。」
四人・・・先程の白、青、赤、緑色のローブを着た者達が前に出た。
ミレア「私達なんて自分が出るまでもないってこと?!」
バルーセル「あなた達では絶対に倒せない相手を用意したので・・・・せっかく用意したのに使わないのはもったいないでしょう。」
クレス「随分な事を言ってくれる・・・・ならば倒せるかどうか勝負!」
バルーセル「・・・・・いいでしょう・・・さあ・・・フードを取りなさい。」
ローブを着た者達は、一斉に被っていたフードを取った・・・・
クレス・ミント・チェスター・アーチェ「!!!!」
ミントは白、アーチェは赤、チェスターは青、クレスは緑のローブを着た者の顔を見て一斉に驚き、硬直した。
バルーセル「そうです・・・・そうやって驚いてもらわないと面白くない・・・・。」
???(元緑)「クレス・・・・」
???(元白)「ミント・・・・・・」
??(元赤)「・・・アーチェ・・・・・・・」
???(元青)「お兄ちゃん・・・・」
クレス「・・・・・・母さん・・」
ミント「お母さん・・・・!」
アーチェ「リア!」
チェスター「アミィ!!」

次回 第十五章 敵の中・NO・ミウチに続く










どうも、作者の緋色の龍です。
ついにバルーセルと対面!しかしゼロとベルはいまだに迷っています・・・・
そしてクレス達の前に現れた、懐かしき人々・・・・・(って敵だよ!)
クレスとミントの母親、アーチェの親友、チェスターの妹・・・・なんで出てきたんでしょうね・・・・化けて出てきたとか・・・・・・それはないか。
まあ、次回もご期待に答えられるよう頑張ります・・・・では、また。

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