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こうかんどげーむ。【1】

世界再生の神子たちが立ち寄った村、通称砂漠の花 トリエット。

オアシスの向こうの怪しいテント(?)で、赤い少年―ロイドは真剣そうに目の前の占い師を見た。


「こっ・・コレットは俺のこと・・っ!」
「いいお友達ですね。(即答)と、いうかあなた、その子のこと聞くのこれで何度目ですか?」
「だだだ、だって・・・。」

ロイドは悩んでいた。

今まではあまり気にしていなかったのだが、世界再生の旅が中盤を過ぎるころから、コレットの優しさは自分だけの特別なものじゃないと感じ始めていた。
本人は、そんな恥ずかしいことばれたらゼロス馬鹿にされると踏み隠していたのだが、


「・・・あのさ。最近のロイドはどうしちまったんだい?」
「さー、ボクに聞かれても?なんかここんとこ毎日占い師のとこ行ってるみたいだけど。」
「・・・悩みでも・・・あるのでしょうか・・・。」
「ロイド君に悩み!?にっあわねー言葉!」
「ふむ・・。しかし見た感じ思いつめているようだが。」
「悩みは人を大きくすると言うわ。たまにはいいでしょう。・・・あら?コレットは?」

悩んでいるのは一目瞭然でモロバレあった。
ちなみにそれは、あちこち行ったり来たりしたりうんうん頭をよじらせたり妙に落ち込んでいたりなど、とても分かりやすい行動を取っていたせいだった。


「さっき買出しに出かけたけど・・・。たぶん、祈らせてください!とかいわれてるんじゃないかな?」
ジーニアスが見てこようか、と付け加えて言うと、リフィルはお願いするわ、と言った。


「よぉし!!俺様にまっかせなさーい!!この俺様が、ロイド君を救ってみせましょーじゃないですか♪」

「あんたねぇ・・・。楽しんでるのが丸分かりだよ!まったく・・。だいたいねぇ、」
「しいなさん。」
「え?なんだいプレセア?」
「ゼロス君、もう・・・」


プレセアの指差すほうを見ると、ゼロスはでひゃひゃと笑いながらロイドのほうへ向かっていた。

「あんのアホ神子ー!!人の話を最後まできけぇ!!」

「ヘーイハニー♪何悩んでんだー??なんなら俺様がそーだんにのってやろーかー?でひゃひゃひゃひゃ!」
「うっ・・・ゼロス・・。べべ、べっつに悩んでなんてねーよ!」
「おーおー動揺してんなぁ?でひゃひゃ、がきんちょみてーになってるぞー??」(超楽しい)
「どど、どーよーなんてしてねえよ!!」


あきらかに動揺してパニくってるロイドを見てゼロスは、これは変に頭のいいジーニアスをからかうより面白いかもしれない、と思った。

「まま、落ち着けや。・・・もしかしてロイドく~ん、『恋』の悩み・・とか?」
「え゛っ!?す、すげーゼロス!エスパー!?」


少しはなれた所へ走って、ブフーッ!!っと笑う。
相性占いしかしない占い師のところへ行っているからばれたなんて、そこまでロイドの頭は回らない・・・。


「よし!まっかせなさい!この恋愛のエキスパートゼロス様が、お前とコレットちゃんをラブラブにしてやるよ!でひゃひゃひゃ!!」

「こっコレットだってことも分かるのか!?すげーなーゼロス!さすがエスキパートだな!エスキパートってエスパーのことか!?」
「・・・・ハニー、『エキスパート』だ。」
「は?エスキパートだろ?」


~~続く~~~

あとがき。

初めまして!!鳴穂ともうします!!
シンフォニア大好きですっ♪

このたびは、ロイドとコレットのお話を書かせて頂きます!
ジーニアスのはありがちかなぁと思ったので、この天然ふたりにしてみました♪

ではでは、至らないところもありますが、どうかこれからもよろしくお願いします!
ここまで読んでくださってありがとうございました!

コメントくだされば嬉しいです♪

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