恐ろしい料理祭
これは、ある夜の女性陣の話から始まる――。
恐ろしい物語――。
「ねぇ、明日、お料理大会しない!?」
と言うのはハロルド。かの有名な天災科学者である。
「すっごい、さ~んせい☆」
この、かなり乗り気な少女はアーチェ。ハーフエルフの少女である。
「はいな、メルディも賛成な♪」
この少女はメルディ。少し変なしゃべり方のセレスティアンである。
ハロルド(以下ハロ)「さて、どんな料理祭にしましょうか?」
ハロルドは、すごく楽しそうにそう言った。その顔には、何かを企んでいる独特の表情があった。
アーチェ(以下アー)「じゃあさぁ、自分の得意料理でいくってのはどう?」
メルディ(以下メル)「メルディ大賛成なw」
ハロ「そいじゃあ、明日が楽しみネ^^」
アー「うんうん☆チラシも作ろー!」
そして翌日――
ロニ「料理祭ぃ…!?」
ハロ「そうよっ☆お腹いっぱい食べさせてあ・げ・るv」
何て事だ…とロニ達は息を飲んだ。よりによって、あの三人だとは…;
リオン「…;;ぼ、僕は辞退させてもら」
ロニ「リオンが、何でも食べちゃう☆だってよ」
リオン「おい!…(後で絞める…)」
その時、目の前に恐ろしい位に満面の笑みを浮かべているハロルドがいて、リオンは血の気が引いた。
ハロ「んっふっふっふっ~wリオンって偉いのねぇ。早速データ採取っ!!!」
リオン「うわ――――――っ!!」
その後、彼の行方を知る者は誰もいなかった。
まぁそれは冗談として、(ぇ
スタン「美味しい料理がタダでたくさん食べれるってホント!?」
そこへスタンが、町で拾った例のチラシを手に現れた。
リオン「(犠牲者が増えた…;しかも、いつの間にチラシなんて作ったんだ?かなり怪しい…)」
スタン「だってさぁ、タダでごはんが食えるなんてスゲェじゃん?」
さすが、田舎者の見解である(田舎者って言うなーっ)
キール「タダより高いものはないとは良く言ったものだ。」
そこへ、学士であるキールが現れた。
スタン「何それ?」
キール「つまりだな…こういうことだ」
キールは、辞書を開いてスタンに教えている。
ロニ「学士があんな簡単なことわざのために辞書を開くのかよ…」
リオン「とにかく、絶対食べないからなっ!!」
リオンは、叫び散らし、逃げ出していった。
ロニ「待てっ!誰か捕まえろ!!抜け駆けなんて許さねえぞ!」
ハロ「ポチっとな」
ハロルドは、手持ちのコントローラーのボタンを押した。
ドーン!!
押した瞬間、聞こえたのは爆音だった。
ロニ「何だぁ!?」
天井を突き破り、リオンが空から降ってきた。
リオン「…!?」
ロニ「だ…大丈夫か?」
いきなりのことにロニとリオンは驚きを隠せなかった。
リオン「別に、大した怪我はない…」
ハロ「スゴイっしよ~☆寝てる間に付けといたのよ…!とにかく、早くお料理祭を始めましょ☆」
ハロルドは男性陣にウインクをすると、エプロンを着た。
キール「本当にするつもりなのか…?」
キールも恐ろしい光景が思い浮かんでしまって仕方がなかった。
スタン「でもさあ☆やっぱタダなら貰っといた方が特なんだろ??」
スタンはまたキールに、同じようなことを聞いた。
キール「たぶんそうだよ、スタンがたくさん食べろよ」
スタン「やっほ~!たくさん食べるぞ!」
リオン「…(呑気な奴め)」
リオンは溜め息をついて、イスに座った。
ハロ「じゃあ、リオンには特製特大プリンを作ったげるわw」
…あやしい…あやしい
プリンでつるつもりだ。
リオン「…!(しかし、ハロルドの?)」
リオンは少し乗り気?なようだが。
そんなんでつられそうになるリオンは何なんだろう。ロニやキールはそう思った 。
メル「それじゃあメルディはキールにふわふわケーキ作るよ!」
キール「…あぁ;」
キールは嬉しいのか何だか分からない状況に陥ってしまった。
アー「そんなのつまんないって!みんなにアタシの特別料理を作ってあげるよ♪」
ロニ「その裏のありそうな言葉に嘘偽りはないな!?」
アー「もっちろ~ん☆アタシが嘘つくわけないじゃんっ」
信じること、信じ続けること、それが本当の強さだ。
と、いきなり目の前の液晶画面に映った。
スタン「…。いきなり俺の名ゼリフが…」
リオン「そして、今すぐ裏切りたくなるセリフだな…」
ロニ「今は信じない方が絶対に強い気が…。」
キール「とゆうか、誰があれを仕組んだんだ?」
男4人はみんなテンションが低くなってしまった。
メル「みんなつまらなそうだな…、こんなときは!」
キールが木を切ーる
また画面に映し出された。
スタン、リオン、ロニ「…さむぃ…」
キール「あは…おもしろいだろ!」
アー「とーか何とかやっちゃってるうちに、お料理が出来上がったよ~」
アーチェはそう言うと、テーブルに4人分の料理をテキパキと並べた。
ハロ「私たち三人の最高傑作よ☆」
リオン「傑作…?傑作………。」
ロニ「信じて良いのか悪いのか…」
スタン「うまそーっいただきま~す!」
キール「…。」
四人は、それぞる思い思いの気分で食べた。
リオン「おかしい…不味くないぞ?」
アー「なによそれっ、不味いことが普通みたいな言い方しないでよ~!」
リオンだけは何かあるハズだと食べるのを拒んだが、スタン・ロニは、結構おいしいので、キールはメルディの泣きそうな顔に負けて、更に食べていると…。
キール「…ぅっ…」
キールは、突然小さな悲鳴をあげると、その場に倒れた。
スタン「キールっ!?」
ロニ「ぅぉーっ、こえっ」
早く食べたかったスタンと女性陣の目に負けたロニは、また一口食べた。
スタン、ロニ「…う~っ(バタリ)」
結局、スタンとロニもやられてしまった。
女性陣「うっふっふっふー☆」
ついに男性陣は、食べることを拒み続けたリオンだけになってしまった。
リオン「狙われてる気がする…」
ハロ「あんたも食べなさいよ☆」
リオン「だ、誰が!周りで三人が倒れているのに、今更食えるかっ!」
リオンはそう言うと、逃亡した。
メル「あっ、逃げちゃったよ~;」
ハロ「まぁ、あいつは放っといて良いわ…」
ハロルドは、溜め息を付いた。
ハロ「まぁ次は、そのへんにデコレーションプリンでも置いておけば勝手に食べるだろうし…」
アー「リオンって、そんなにバカな奴だとは思えないけど…アタシ達の料理からも逃れられたし。」
ハロ「まぁそうね、でもアイツがどれだけプリンが好きだかによるかもね…」
とにかく、こうして、ある日の料理祭騒ぎは、幕を閉じた。
が、この後でもまた同じようなことが絶対に起こるような気がすると、関係者は話している(ぇ
そして、犠牲者三人は、のちに解剖されてしまうのであろうか…それはまだ誰も知らない。
【おわり】
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++あとがき++
なんだか良くわからない小説でゴメンなさいー;
文法表現おかしいところは無視しといてくださればと思います。
それでは、ここまで読んでくださってありがとうございましたw