« 最終決戦 | メイン | キールの初めてのおつかい »

格闘キール


格闘キール     作者 ヒデ

ここは坂道

ファラ「次はどこいく?」
リッド「そうだな・・・」
キール「おーい・・・まってくれぇー・・・」
メルディ「キール遅いよぉー。」
キール「僕は疲れた・・・キャンプしようよ・・・」
ファラ「また?今日中に別のとこ行きたいのにぃ・・・。」

キールは寝袋の中で考えた。

キール「(このままじゃみんなの足をひっぱるだけだ・・・)」

そして翌朝
キール「ファラ!たのみがある!」
ファラ「何?できる限りなら手伝うけど・・・」
キール「僕に格闘技を教えてくれ!体力をつけたいんだ!」
ファラ「ならまずレグルス道場にいくわよ!」
リッド「俺はパスだな。めんどくせぇ。」
メルディ「ならメルディも残るよー。リッドがいっしょ。」

そして2人はレグルス道場へ向かった。
キール「(懐かしいなぁ・・ファラに無理矢理連れて行かれたとき
以来だよ・・・)」
ファラ「ちょっと待ってて。」

5分後・・・・
ファラ「オッケー。部屋を貸してもらえたわ。キール、行こっ」
キールは息を切らしながら長い階段をのぼった。
キール「やっと・・・・着いた・・・・」
ファラ「まずこれを着て。」
キール「この道着汗臭いよ・・・」
ファラ「気にしない気にしない。さて、まず基本から。」
キール「基本?」
ファラ「うん。まず腹筋50回、腕立て50回、階段10往復。」
キール「・・・・・・」

キールの顔は1科目終わっていくごとに青ざめていった。
そして今日のメニューが終わったのは午後11時だった。
ファラ「よし、今日は終わり。明日はこの倍やるよ。」

キールは今までに味わったことの無い疲れを感じている。
臭かった道着がさらに汗臭くなった。

翌朝・・・・

ファラ「よーしキール始めるよ・・・・って、あれ?キール?」

部屋の真ん中に紙が置いてあった。

手紙「すまんファラ。もうお前にはついていけない。」

そして、数時間後キールがリッド達に合流しかけた。

キール「あ・・・リッド達だ・・・リッドー!」

その時キールの肩にファラの手が置かれた。

ファラ「キールぅ。」
キール「も・・・もしかして・・・」

ファラ「掌・底・破ぁ!」

キール「うわぁぁぁぁぁ!」

キールは全治3週間のけがを負い、
さらにみんなの足をひっぱった。

              終

コメントする