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BoLd BIRTHdAy


BoLd BIRTHdAy

やっほー☆魔女っ子アーチェちゃんでーす^^
今回の小説は、あたしが主役なんだって!
で、さっそく読んでもらいたいんだけど、ちょっと注意があるみたいなのよね
~。
えっと、基本的にキャラ壊れってのはナイけど、とにかくビシバシつっこみ入れ
てくから、読者さんも覚悟しといてね♪あ、特にクラースは勝手に追加設定があ
るから要注意!
んじゃ、心の準備OK☆になったら、↓にレッツごー!





「ミャハリク ミャハリタ イャンバラ ヤンヤンヤン♪」(目覚まし)
(カチッ)「ん・・・あと25時間・・・」
それじゃ1日まるごと終わっちゃうじゃん!と自分にツッコミ入れつつ起床。
コレがあたしのいつもの朝。
でも、みんな(バカ1名を除く)はいつもと違うみたいだった。
「今日だね…」
「今日ですわね…」
「今日か…」
「今日ですね…」
「ねぇ、今日って何かあるんだっけ?」
「!もしかしてアーチェ…忘れてる?」
あたしの言葉を聞いたとたん、クレスがガボーン!って顔になった。
「忘れてるも何も、あたし何にも聞いてないわよ。」
「そんなはずありませんわ!確かにクレスさんが1ヶ月前に、私たちに教えてく
れましたもの。」
「だから、何を?」
「今日はチェスターさんのお誕生日なんです。」
「えっ…あのバカの誕生日!?そ、そんなの聞いてないってば!急にそんなこと
言われたって…!べ、別にあいつの誕生日なんてあたしには関係ないけど~。」
口ではそう言っておきながらも、あたしは思わずビッグバンを撃ちたくなるぐら
いショックだった。だって・・・あいつの・・・
「アーチェ、本当に憶えてないのか?」
「憶えてないわよ!」
おっさん、くどいっつーの。
「どうやら記憶が飛んでいるようだな…もしや、あの事件が原因じゃないか?」
ターンターンタターン♪(曲:踊る○捜査線)
「どうして現場に血が流れるんだ!・・・じゃなかった、あの事件って?」
いかんいかん、つい口走ってしまった;
「この間の…そうだな、名づけてホウキ墜落事件!」
名づけるなっての。おっさん調子にのってきてるな。
「ああ!あのときの…きっとそうですよ。」
ぁ、クレスにセリフとられた。

――――それは、今から1週間前におこった。
「アーチェ!危ないから早く装備替えなよ。」
「へーきへーき♪あたしのほうきテクにかかれば何だってOKなんだから!」
アーチェはミスティブルームがあるにもかかわらず、まだデッキブラシに乗って
空高く飛んでいる。
「コレ、スリルがあって楽しーんだもん☆」
見ているこっちは危なっかしくてしょうがない。激しく揺れている上にあまりに
も不自然な動きをしている。
「アーチェさん、降りてきてください!」
「バカに何言っても無駄だろ。ほっとけよ。」
「うるさーい!バカはあんたで
ズコ――――――――――――ン!
「きゃああ!」
なんと!どこからかマンゴスチンが飛んできて、アーチェに直撃!!
デッキブラシでは当然、空に留まることができずにアーチェは墜落した。
「アーチェ!」
チェスターが真っ先に駆け寄る。
「・・・・・・・・(×-×)」
「どうやら意識を失っているようだな。しばらく様子を見よう。」
それから30分後、アーチェは意識を取り戻した――――

「そういえば、そんなことが・・・」
ってか、それって事件じゃなくて事故なんぢゃ?
「ちゃんと自分の名前や僕たちのこと憶えてたから、記憶喪失にはなってないと
思ったんだけど…」
「今日のことだけ抜けていたようだな。」
「でっでも!そんなことってあるの?記憶が1つだけフッ飛んじゃうなんて!」
「お前はハーフエルフだからな。普通の人間よりも頭のガードが硬いのだろ
う。」
「確かにあたしって石頭だけど…ぁ、みんなはプレゼント用意してあるの?」
「「「「もちろん(です)。」」」」
んあ!声めちゃくちゃ揃ってるよ…
「あ、あいつにプレゼントなんて勿体ないわよ。」
「素直に事情を話せば、チェスターさんだってわかってくれると思います。もう
少し待ってもらって、あとで渡してみてはどうですか?」
「だーかーらー、あたしはぜっっっっったいあいつにプレゼントなんてあげない
から!」
「アーチェ…じゃ、じゃあ、パーティの準備をしている間、チェスターを引き留
めててくれないかな。驚かせたいからさ。」
「イ・ヤ!なんであたしが…」
「ケーキも作るんだけどなぁ。」
「うっ・・・!(クリティカルダメージ!!)わ、わかったわよ。しょうがない
わねぇ。」
「じゃ、チェスターは川のほうにいるから、よろしく。」
クレスの卑怯者~



はぁー。あんなこと言っちゃったけど、ほんとは・・・何かあげたいなぁ。
でも・・・時間もお金もないしなぁ。ミラクルスウィートデラックスプリンパ
フェなんて食べなきゃよかった・・・。
「ったく、釣りしてろったって魚なんかロクにいねえじゃねぇか!」
ぁ、チェスター・・・
「ぉ、バカが1匹ひっかかったな。」
「あたしは魚じゃないわよ!」
「なぁ、あいつら今日、なんとなくおかしいんだけどよ、お前、何か知ってる
か?」
す、鋭い。
「ぇ?ああたしは知らないわよ、なーんにも。」
「…お前も共犯か。」
「ち、ちがうってば!」
シュタッ!
「準備完了しました。パーティへとご案内いたしますので、こちらへ。」
早!10分も経ってないじゃん。
「おい、準備って何だよ?」
「忍法・葉隠!」
ビュオオッ!
「「「「チェスター、誕生日おめでとう(ございます)!」」」」
「ぉ、お前ら…そうか、今日って俺の誕生日だったのか。」
来た!ベタな反応!本人忘れてる!!
「では皆、さっそくプレゼントを渡すぞ!1番手、クレス&ミント!!」
なーんか宴会魂に火がついて仕切っちゃってるオヤジがいるし。
「僕とミントで、一緒に弓作ったんだ。はい、チェスター。」
「おぅ、サンキュ。だけどお前ら、よくこれだけのもの作れたな。」
「エルフの集落で『カンタン楽しい!弓キッド』というものを見つけたので、購
入して組み立てたんです。」
組み立て式!?夏休みの工作ってか!?ちなみに定価600G(消費税込み)
だったり。
「よし、次は私の番だな。」
めちゃくちゃ張り切っちゃってるし。
「チェスター、この小説を読んで勉強するんだぞ。」
クラースが手渡したもの、それは・・・!
ドキドキ魔法ラブ・ロリ物語 マ☆ジカル少女 ルルたん
(((((ラブ・ロリ…ルルたん…)))))
沈黙の中、5人は瞬時に悟った。
(((((ダメだ!この小説について触れちゃダメだ!間違いな
い!!)))))
これぞ暗黙の了解ってヤツね。
「ぁ…ありがとな。」
「す、すずちゃんのプレゼントは?」
クレスないす!よく言った!!
「私は…忍者の里・伝統のお守りです。」
流石すずちゃん、古風ねぇ。
「金運・恋愛運・健康運は勿論、友達運、親子運、兄弟運、従兄弟運、運動運、
勉強運、天気運、旅行運、幽霊運、交通運、睡眠運、全体運などが上昇するそう
です。」
なんかもう、凄すぎる・・・全体運ありゃイイじゃん。
「ありがとよ。」
「アーチェさん(ボソ)」
「あ、あたしは何もあげないってば!」
「………そうだよな。お前は他人にプレゼントやれるほど性格よくないよな。」
ぁ、今ちょっと寂しそうな顔・・・になった・・・ような。
「あ、あの、料理つくったので、皆で食べましょう。」

それから3時間、皆はパーティを楽しんでたけど、あたしは・・・

あいつ…ほんとに俺のこと嫌いなのか。
プレゼントもないってことは…そうだよな。
「はぁー、なんであんな奴を『カワイイ』なんて思っちまったんだろ。」
「チェスター」
ったく、噂をすれば…
「なんだ…よ!?」
頬に柔らかい何かが触れる。
「アーチェ様からのバースデープレゼント☆」
「お、お前、キ、キ、キス…っ!」
「んふふ~スケベ大魔王のくせに、ほっぺキスで照れてる~。」
「お、お前だって!顔真っ赤じゃない…か?」
こ、この匂いは…
「お前、飲んだな。」
「ちょこっとだけよぉ♪クラースが飲め飲めってうるちゃいんだもん。」
めちゃくちゃ酔ってるじゃねぇか…
「これはあたしのキ・モ・チvありがたく受け取りにゃさいよぉ~。」(ドテ)
って寝てるし…
「むにゃ・・・さっきはごめん、ね・・・」
寝言は素直なんだな…寝顔めちゃくちゃカワイイし。
『あたしのキモチ』ってことは…つまり…ってことだよなぁ。
それとも、ただの冗談なのか…?酔っ払ってるし。あぁ~わからねぇ。
けど、冗談にしても…嫌いな奴にこんなことしねぇよな…
「んんん・・・あっつい~!脱いじゃダメぇ?」
「ダメに決まってんだろ!だぁ!飲みすぎだっつの!!」

「若いっていいねぇ…」

かーん♪(完)



*あとがき*
はい!ごめんなさい!アーサーです!!
クラース嫌いじゃないんです!好きでもありm(斬
なんか…ほんと、クラースがああいう系のモノをプレゼントするっていうシーン
が頭にビュワッと来ちゃったんです。これはもう、書いてやらんと報われない
な、と。(ぉ
ぁ、でも最後のシメコメで汚名挽回、じゃなかった返上できたかな、と。(ぇ
今回はですね~、ギャグといったらファンタジアっしょ☆と勝手に思いこみ、書
きました!
チェスアー(今回はアーチェス)、好きですねぇ。青春ですねぇ(笑
そういえばタイトルなんですが、めっちゃ読みにくいですねぇ。
まぁ、2人の凸凹っぷりを表現してるってことです(笑
実はコレ、ある法則によって大文字と小文字に分かれているんです。
ちなみに「bold birthday」、意味まんまです。○○な誕生日です。

読んでくださりありがとうございました!

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