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suggestion【3】


頭が・・・痛い。
以上な位に痛くて、涙が出てきそうだ。
とりあえず、俺はクラスに着いたものの机に頭を突っ伏していた。
こんなに頭が痛くなる理由を、自分は分かっているのだけれど。
      ああ。
           痛い。

こんな夢を持ってはいけないのだろうか。
こんな事、思っちゃいけないのだろうけど。
でも
とてつもなく気になる。


なんでだろう。
己生はどうして、大萩利を嫌ってこの国を出たのに
どうしてなんだろう。
言語が共通だなんて。
俺がここを出るとしたら、きっと、新しい言葉を作ると思う。
そんなに自分の国が嫌いなら・・・・・・。
色々考えてしまう。その間にも武器は飛んできて・・・・・・ああ、桐だ。
片手で掴む。足元に落とす。
寝不足で頭が痛い。
ああ・・・風邪・・・・・・かな?

何も考えず、ただボーっとしていた。

「佑樹。おはよう?大丈夫?」
ああ・・・・・・誰かが呼んでるよ・・・起きないと・・・
「おはよう・・・・・・」
ああ、亘か。顔を上げ、また落とす。亘なら怒らないだろう。
「何?具合悪いの?」
「・・・・・・昨日、考えすぎた・・・・・・。」
一般的に外のクニ、大萩利のことを言うと、ほとんどの人が変な目で自分をみる。
人の考え方は様々だ。だから文句を言うつもりはない。
亘は逆に俺より知識が深い。この、大萩利のことを話せるのは、俺の近くでは亘しかいなかった。
「そう。ま、考えるとキリがないよ。保健室でも行く?」
「・・・・・・いや。保健室に行く前に死ぬ。」
・・・・・・保健室に行くまでもトラップはある。かなりキツイ。
「そう。じゃあ仕方がないね。」

・・・・・・・・・・・・・!?

亘が笑った瞬間に、地面が大きく揺れた。
そして俺達は、意識を手放した。




あとがき。。と書いて言い訳と読む。

ついに亘さんが出ました!私の友達の名前を使わせてもらいました。。
知ってる人もいる・・・よね?
次から第1章に入ります。。
長いかと思いますが、お付き合い下さると嬉しいですvv

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