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七色の鳥の伝説【2】



私の目の前に現れた七色の羽を持った鳥・・・・・

すごく綺麗で、なんだか見とれてしまったけど・・・・最後に言った言葉を、覚えていない・・・・・




七色の鳥の伝説~1~ 




「・・・・・・・だろ?」

「だが・・・・・・・・・」

誰かの声が聞こえる。 低い男の声が二つ・・・・・

「しかし!」

「・・・・・・・ん・・・・・・」

「お?」

重い瞳を開けると、そこは知らない部屋の中だった。
木のつくりの部屋で、タンスとか窓とか・・・・風が窓から入ってきて、カーテンと私の髪を揺らす。
と言うか・・・・見た覚えも無い男が二人も居るのだが?

「起きたか。どうだ?体の調子は」

一人の男が聞いてきた。黒色のツンツン(?)としている髪に青色の瞳・・・・そして、もう一人、後ろで私を見ている男
緑色の髪に左が赤で右が青と言う、不思議な瞳をしている。

「・・・・・あ、あぁ。 大丈夫だ」

「そうか」

な、なんか服装とかが変わっているのだが・・・・なぜだ? それに、ここの雰囲気も私が居た場所とは違うし・・・・
う~ん。なんだか不思議な感じだな・・・・よし! 聞いてみようかな

「あ、あの・・・・・」

「おぉ! そう言えば、名前がまだだったな」

え?あ・・・・・あの・・・・・・

「俺の名前は、当夜! こっちは龍火だ。 お前は?」

ひ、人の話を聞かないとは・・・・失礼な奴だな

「私の名前は、五月だ」

そう返事をした。 それから、なぜか後ろに居た不思議な瞳の持ち主の龍火が私の前に立った。
そして、じっと私を見る

「な、なんだ?」

「いや・・・・・変わった服装をしているな~。 と思って」

変わった服装って・・・・そっちのほうが、変わった服装だ。 私から見れば
ん? 待てよ・・・・どう言うことだ? 私の国では、こう言うのが正装なのだぞ? なのに、それを変わっているとは?

「あの、聞くが・・・・・」

「ん? なんだ?」

「ここは、どこだ?」

私がそう聞くと、二人は「へ?」と声をそろえていった。

「どこって・・・・・ここは【リュシティール】の南側に位置する町の、エクスリムズだが?」

龍火がそう言った。 て、え? 【リュシティール】? なんだそれ?

「ま、まて! ここは【サイザニールド】ではないのか!?」

「は? 何言ってんだよ? そんな町知らないぞ? なぁ?」

当夜が龍火に質問するが、龍火も「あぁ」と返事をするだけ・・・・・
と言うことは、ここは・・・・・どこだ? なぜ私はこんな場所に居る?

「まぁ。 命があっただけでも・・・・七色の鳥に感謝するんだな」

七色の鳥?

「七色の鳥とは何だ?」

「「は?」」

またまた、合わさる二人の声・・・・どう言うことだ? 七色の鳥??
あの七色の羽を持った鳥のことか?
な、なんだか・・・・・分からなくなってきた・・・・・


私、新宮 五月・・・・歳は15で性別は女

今これから、大変なことが起こりそうです・・・・・・。



                                                                          つづく   作 クロス

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