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エターナル・トリップ【2】


第三章  冒険の始まり
「さて・・どうしようかな・・せめて場所を聞いておくんだっ
たな」
ヴァロは、昨日友人から、聞いた噂を元にして近くの国に行こ
うと、歩いてました。
「まず・・近くの国に、寄って情報を集めよう」
この世界では、世界の半分ほどは、まだ手つかずの自然が、た
くさん残っているので
宝が、あってもおかしくはないのだ。
「さて・・この広大な世界のどこにあるのかね・・」
あるかわからない宝を、自分で探すのも自分でもへんに思って
きたな  うん
「おお・・かなり前にきたよりもあぶなくなっていないか?こ
れ。」
ヴァロの前には、高さ50メートルくらいの谷が続いていた。
「たしか・・この近くに国があったようなないような。」
ヴァロが子供の時に、一回きたことがあったのだ。
親と来たときには、ヴァロは、50メートルぐらいに思ってい
たのだが、
「実際、見てみると高いな~~」
「まあ登るわけでもないからいいけど・・」
と、思っているところに、一枚の立て札が、立っていた。そし
てこう書いてありました。
「この先、行き止まり」
「なんだこりゃあ、じゃあどうやって近くの国に行くんだよ」
ヴァロが、ぐちを言ってると、立て札の下のほうにこう書いて
あった。
「メリュウ共和国は、この谷のむこうです。行く場合は、すぐ
横にある階段を使ってください」
ヴァロが見ると、階段には、見えない階段が、ありました。
「これって本当に、階段かよ・・」
ヴァロの目の前には、角度七十度くらいの壁・・では、なくて
階段がありました。
「・・・・・・・・・・」
ヴァロは、無言で、登り続けました。
だが、三十分も登ってもつきません。
「本当に頂上なんてあんのかよ・・」
ぐちをこぼしながら、やっとつきました。
「よっしゃー!!」
そして、谷からメリュウ共和国を眺めました。

第四章  国の中にて
「入国を希望します。」
ヴァロは、そういうと、面接官の答えを待ちました。
「では、入国金3000オンをお支払いください。」
オンとは、この世界の通貨である。{1オン、1円}
ヴァロが、お金をだそうとしたとき
「ところで、何日の滞在ですか?」
ヴァロは、
「えっと・・3日で、おねがいします。」
「わかりました」
「入国を許可します。」
やっと門がひらいた。

「さてと・・まずは宿をさがさなければ。」
「ん?」
ヴァロは、目の前に落ちている、へんなものに、気づきました

「なんだこりゃ?」
拾ってみるとそれは、
「これって・・・マグナムか?」
拾ったものは、全部が黒く塗られた、6発装填されている、リ
ヴォルバーマグナムだった。
「なんでこんな物が落ちてんだ?」
「まあいいや、護身用にもらっとこう」
そして、5分後、宿を見つけた。
「いらっしゃいませ、何名様ですか?」
「見てのとおり一人ですよ。」
すこし怒ったような口調で言う
「ただいま当店では、旅人のかたのみ無料になっております。

「ラッキーだな~俺も」
さっきの怒ったのは、忘れてすっかりきげんがよくなったヴァ

「今日は、もうおそいので部屋に、いかれてはどうでしょうか
?」
ヴァロが、すこしおどろいて時計を見ると、12時をとっくに
越えていた。
「わかりました。そうします。」

次の日の朝
ヴァロは、いつものように朝早く起きた。
「あ~眠い・・けどいかないと」
ヴァロは、眠い体をひきずりながら町を散歩した。
歩いている時に、声をかけられた。
「よう!!旅人さんかい」
ヴァロは、すこしおどらいたが、すぐにあいさつをかえした
「おはようございます」
「見たところ歩いて旅をしているようだが」
「はい」
「旅人さんにぴったりのバイクが、あるんだが乗ってみないか
?」
「ええと・・俺は、そんなにお金をもってないので」
「大丈夫、旅人さんは、入国3日をすぎるまでなら、お金を払
わなくていいんだ」
「ようするに・・・タダでものが買えることか」
「当たりだ、だから乗ってみてくれよ。気に入ったら買っても
いいから。」
「本当か!!じゃあ乗ってみます。」
ヴァロは、バイクにまたがり、エンジンをかけた。
「なかなか、うまいじゃん」
ヴァロは、少し照れながら、少しのあいだ、近くを走った。
「なかなか、いいじゃん、決めたこれ買います。」
「そうか、サービスで、燃料もいれてやるよ」
「あんがと、おっちゃん」
ヴァロは、バイクに乗って、走っていきました。

ヴァロはしばらく走った
「情報を集めないとな・・」
ヴァロはしばらく悩んだ結果、
聞き込みをすることにした。
だが、
「なんだそれ?」
「知らないな~」
「それって本当?」
などの、答えが、返ってきた。
ヴァロは、だんだんこう思ってきました。
「あの情報は、うそだったんじゃなかったのかな」
もしそうだとしたらとんでもないうそだ。
たぶん一生恨むだろう。
と、思っているときに、
「ああ・・その宝の噂だったら聞いたことがあるよ。」
「本当ですか?」
「たしか、ここからマーチン山脈を越えてから、北のほうの山
にあるらしいよ。」
「どうもありがとうございます。」
「がんばって探してね。」
「はい!!」
「では、さようなら~」
ヴァロは、バイクにまたがりながらお礼を言った。
「では、がんばって探します」
ヴァロは、そのまま走り去った。
「だが、その情報は、正しい情報かは、わからないが・・・」
とりのこされた男が、言った。

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