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エターナル・トリップ【4】


第七章  これはこれでも
山脈まで、あと1週間で、着く時に、あったことです。
「ねえ、ヴァロ」
ラルが聞いた
「なんだ?」
ヴァロが聞いた
「あそこに国があるから、いかない?」
ラルが聞いた
「そうだな・・食料もきれてきたから寄るか・・」
ヴァロが同意した。
「それなら、早くいこう~」
ラルが言った
「ああ、わかったわかった」
ヴァロは、そう言うと、バイクを急転回させて、国に向かって
走りだしました。
「そういえば・・もう少し先しも国があったような・・?」
ヴァロがつぶやいた。

「入国さして」
ラルが、少しふきげんそうに言った
「わかりました。すこし待ってください」
面接官が言った
「もしかして、またすぐに国をでるの?」
ラルが不満そうに言った
「それ以上いてもしかたないだろ?」
ヴァロが聞いた。
「まあ・・それはそうだけどさ」
ラルがしかたないように言った。
「これは、これでもいいじゃんか」
ヴァロが楽しそうに言った。
「それに・・」
「それに?」
ラルが聞いた
「それ以上いるといつまでもいたいと思うようになってしまう
からだ。」
ヴァロが真剣に言った
「うん・・そうだね。」
ラルも楽しそうに言った。

「そうだ、もしものために銃の弾を買っとこう。」
ヴァロが楽しそうに言った
「そうだね」
ラルも同意した。
そして、二人は、武器屋に行った。
「いらっしゃい、なんのご用ですか?」
武器屋の主人が言った
「えっと、この銃の弾を買いたいのですが」
ヴァロが言った
「はいはい、ありますよ」
主人が言った。
さらにこう続けた
「お客さん、銃だけじゃなくて、ライフルもどうですか?」
主人が進めた。
「あの~バイクで旅をしているので、じゃまになると思うので
、やめておきます」
ヴァロが、丁寧にことわった
だが、主人は続けた
「では、折り畳み式のライフルはいかがですか?」
主人が、奥から小さいライフルを持ってきた。
そして、あっという間にくみ上げて訊いた。
「どうでしょうか」
主人があらためて訊いた。
ヴァロは、しばらく悩んだ、
さらに主人は、続ける
「なんでしたら、あげます」
主人の言葉を聞いて、ヴァロは、
「ください!!」
と、言いました。
ライフルを買ってから、
しばらく上機嫌でした。
「ねえ・・そんなのを貰ってうれしい?」
ラルが、訊いてきた。
ヴァロが答える
「あったほうがどんなことにも対応できるじゃないか?」
まあ、いいよと、言ってラルは、黙った。
その後、しばらくは、エンジンの音しかきこえませんでした。


第八章  盗賊との戦い
山脈の入り口に入ったときに、ラルが言った
「昔からここには、盗賊がでるっていう話よ」
ゴーグルを掛けたヴァロは、
「何かが、見えたら教えてくれ」
と、言って黙った。
5分後・・
ラルが、突然口を開いた
「人が見えたよ」
ラルが、言ったあとすぐに
バイクを止めた
そして、ヴァロは言った
「ちょっと見てくるよ。もしもあぶなくなったら合図を鳴らす
から」
そう言って、森の中に消えていった。
10分後・・
「見っけた」
ヴァロは、そういいながらスコープと消音器のついたライフル
をとりだした。
盗賊の声が聞こえてきた。
「今日も大量だ」
「のめや、歌えや」
ところどころから盗賊の大声が聞こえてきた。
「さてと、先制攻撃でもするかな。」
ヴァロは、そういうとスコープをのぞき、そして標準を合わせ
る。
ぱん
音がなくとびだした銃弾は、盗賊のいた家の窓をつらぬきそし
て、盗賊の頭を貫いた。
家から怒声が聞こえたり、悲鳴が聞こえる
さらに、ヴァロは、もう一発を撃ち込む
ぱん
またしても音がなく発射された弾丸はみごと頭に当たった。頭
蓋骨を粉砕した。
こんどは、3~5人が、家から出てきた。
「狙撃手を見つけて殺せ!!」
「急げ!!」
ヴァロは、さらに一発撃ち込み、その場から立ち上がって、走
った。
そして、さらに100メートルほど下がって構え直した。
「習えるものは習っとくほうがよかったみたいだな。」
そう、ヴァロは国の方針で12歳の時に訓練を受けていたのだ

そのため腕はプロ級なのだ。
そして、また撃った。
するどい弾丸が男の頭を射抜いた。
男は叫ぶことなく絶命した。
「くそ!!固まるな分散しろ二手に別れて殺るぞ」
盗賊は言った
その言葉どうりに一人と二人になった。
ヴァロは、
「二手に別れたか・・・・少ないほうに行くか」
そう言うと、ライフルを構え直して一人のほうを狙った。
ぱん
弾丸が音なく発射され、男の足を射抜くと同時にヴァロは走り
だしながら、腰にあるマグナムを抜いた。
「ぐわぁ・・」
男がうめき声を出しながら、前を見るとヴァロが立っていた。
ヴァロは静かに狙いを定めそして、
ばん
弾丸は男の腹を射抜いた。男は叫ぶ間もなく絶命した。

その音を聞いた盗賊たちは、走っていた。さっきまでヴァロが
いた場所から死体が見える。
さっきまで自分と話していた死体だった。
「ちくしょう・・・・一旦小屋に戻るぞ」
男が言って、もう一人の男も同意した。

だが戻る途中に、仲間の足が撃たれた。
「ぐわぁ・・くそ・・これじゃあ歩けない」
「どうする」
男が訊いた。
「さきに行ってくれ・・後から必ず追いつくから」
「わかった・・必ずだぞ」
「ああ・・」
男は、傷ついた男を残して走っていった。
残された男は自分の腰から銃を出して、
自分に向かってきた弾丸の方向に向けた。
だが、向ける途中で心臓を打ち抜かれた。
その場に赤い花が咲いた。

男は小家に向かう途中でつぶやいていた
「ちくしょう・・ちくしょう」
と、つぶやきながら走っていると
急に足の感覚が無くなり、その場に倒れた
見てみるとライフルの弾丸が自分の足を貫通していた
男は
「ちくしょう・・」
と、つぶやいた瞬間、頭を打ち抜かれ死んだ。

「おかえり~~~何か収穫は?」
ラルが訊いた。
「えっと・・食料と弾丸をすこし」
ヴァロが答えた
「へ~・・盗賊は?」
「全員倒した」
ヴァロがふつうに言うと、
ラルが驚いて
「え~!!全員倒しちゃたの」
「うん」
「一人で?」
「うん」
「すごいね・・」
「まあね」
ヴァロが当たり前のような口調で言うと
「さあいきましょうか」
ラルがいった。
「そうだね」
ヴァロが同意した。
すぐにエンジンを掛けて走っていった。

その後この場所には、誰も来なかった・・・

あとがき
急展開・・・
ま、それでもいいか。

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