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夢の現実物語【4】



杏奈「出来た~」

   杏奈は時計を見た。午前1時。

   杏奈「やばっ、明日寝坊で遅刻っすかも~ねよ。おやすみなさい。」

   杏奈は10時頃からずっと小説を書いていた。そう、とうとう完成した。あの、不老不死少女物語「絆~親子をこえる~」が出来上がった。


   ―次の日

   「杏奈ー早く起きねーと遅刻っすっぞー」

   1階から聞こえる兄の声で目がさめた。時計を見ると8:10。学校まで 10分はかかるため、遅刻する可能性が多大にある。

   髪を解かし、制服を着た。かばんを取り1階へ降りる。台所に駆け込み、パンを1枚くわえ、外へ出た。そこからダッシュで学校へ。

   ここで少し、兄について紹介しておこう。

   兄は大学生で、寮に入っている。昨日偶然、連絡も無しに帰ってきた。お母さんのことは昔っからあんまり好きじゃなくて、
    
   不老不死になったって、聞いたときも、「うるさいやつが1人消えるんだろ、嬉しいぜ」なんて言って強がっていた。

   だから、兄の口から「お母さん」なんて言葉は出ない。

   最近はパティシェなるためお菓子作りをしちゃ味見をさせられる。困ったもんだ。

   バタバタ..バガラッ!教室のドアを開け席につく。そこへ乃恵がやってきた。

   「遅かったじゃん。どうした~」

   「ちょっとね。昨日遅くまで起きてて。」

   「勉強?読書?それとも...ゲーム!。いや,漫画でも読んでたんじゃないの?」

   「そんなんじゃないよ。ただ..」

   ちょっと言うのにためらった。ただ『不老不死の小説を書いてたんだよ。』って言うだけなのに、言葉が詰まってしまう。

   「ただ..って何?」

   「小説書いてただけだよ。不老不死の。」

   「もしかして出来たの?その..不老不死の。」

   「うん..出来たけどさ。」

   「ウソっ、もう出来たの?早~い。」

   美沙がびっくりするような声を上げたので、数人の顔がこっちを向いた。

   『キーンコンカーンコーン』チャイムが鳴った。

   「この話は後で、ね。」
   
   私が美沙にささやいた。

   久しぶりに真剣に授業を聞いてみた。

   習ったことも無い授業の内容がすらすらと頭に入っていく。

改めて、乃恵の頭の良さを実感した。

   乃恵はいずれ良い大学に入り、自分の家の会社をつぐんだろう
                                                                                      
   そう―違う道を進む運命なんだろう。



後書き
 羅維&凛「こんにちは。」 羅維「ひさしぶりにハモったね~♪」 凛「本当、本当。」 羅維「ただ今、先が見えないピンチな状況です。」
 凛「あーあやっちまった。」 羅維「おまえのせいだよね~凛ちゃん♪」 凛「こわっ!キャラ変わってまっせ、羅維センパイ!」                            
 羅維「なんだよ!その態度!おまえノーと無くしたんだろっ!」
 凛「しょうがないやん!無くしまった物は無くしちまったんだ==!」
 椿「まあまあ気にせず気にせず。」凛「って椿こそキャラが違う!」
 椿「まあいいや~気楽にの~んびり」
 羅維「大変なのでここら辺で。」羅維&凛&椿「でわvまた今度。」

 凛「椿に了解とってないや。」羅維「まあいいや。椿だし。」椿「なんだと?」羅維&凛「いやなんでも...」

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