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昔…ネコは白と黒で分かれていた。

白と黒で対立しあう仲、

恋をした猫たちが居た

禁断の恋。

…しかし、その猫たちよりも、生まれた猫たちの方がつらかった。

…生まれた猫は灰色だったのだ。

白でも黒でもないネコ。

白猫からも、黒猫からも嫌われた。

“にくき天敵の血を引いてるから。”

ボクも、嫌いだ。

ボクのことも、白猫も、黒猫も。

ふと歩いていると白猫が倒れていた。

ボクは家まで運んで寝かせた。

なんで助けるかって？

白猫の血が騒ぐから。

意思とは関係なく動くんだ。

自分でも嫌な体。

「ボクなんて…いないほうがマシなのかも。」

僕の両親も言っていた。

いないほうがいいって。

別れる時、二人は僕を連れて行くことを嫌がったんだ。

僕を連れて行けば新しい人生なんて歩めないから。

だから、僕は捨てられたんだ。

１人でも生きていけるけど。

たまに寂しいなんて思うな…。

ピクッ…。

起きたみたいだ…。

「ここは…」

「僕の家。倒れていたから助けたんだ。」

…嫌だろうけど。

「そっか…。！！灰ネコっ」

いきなり態度が変わる白猫。

そんなの慣れてるけど、

きついんだ。

おねがいだから…僕に誰も近づかないで。

あとがき

幻想的ですねｗ
そして妙にリアルな(何。
テイルズのハーフも同じような感じですかね？
でもまぁ…ね？
この灰ネコはこれからどんな過去を持っているのでしょうか？
必見ですよｗｗ

それではまた会う日まで　

　　　　　　　　ｂｙ優樹