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イノセント・ティア

登場人物
山神零(やまがみ れい) 高校三年、17歳。騎士の家系だけに剣術の腕はかなりのもの。
白雪羽音(しらゆき わと) 高校三年、17歳。家系は貴族だが、本人はあまり気にしていない。
天城冴(あましろ さえ)高校三年、18歳。不思議な力を持つ。山神に未来の改善を依頼する。
それでは、本編に入ります。

ひょんなことから事件に巻き込まれることは多々ある。そう・・・何の変哲のない調査依頼のはずだった。
~前日~
僕・・・山神はいつもの事ながら部室にいた。三年生なのに、と疑問に思う人もいるだろう。しかし、僕は高校を卒業したら、騎士として仕えるので、大学に行くことはない。
・・・トントン
「はい」誰だろうか。
「三年A組白雪です。」
「どうぞ」
ドアから気品のある女性が入ってきた。彼女は白雪羽音。世界に名が通っている白雪公爵の娘でもある。
「どうぞお掛けください。今日はこんなところへどうしましたか」
「実はこの件について調査して頂きたいのです。」そういって一通の封筒が差し出された。
それがすべての始まりだった。

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