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逃げられない!負けられない!地獄の球技大会!!!【4】


ドッヂボール編 D対E 後半戦  たすく

ちなみに現在の配置は、D→内野:スタン、ルーティ、ウッドロウ 元外野:フィリア  E→内野:ファラ、リッド あたり外野:キール、メルディ

ボールを握ったファラ・エルステッドは叫んだ。
「よぉ~っし!いくよ!」
「何処へ?」
リッド・ハーシャルが突っ込んだ!!!
ファラは、怒っている・・・。
「うわ!やばい!みんな、とばっちりをくらうなよ!!!」
スタンは、自分も臨戦体制をとりつつ、みんなに注意を促した。
『ウッドロウ殿・・・』
ソーディアン、イクティノスはマスターのウッドロウ・ケルヴィンに話しかけた。
「なんだ?イクティノス?」
体制を変えた、その一瞬だった―――。
「連牙弾!!!」
五つの生拳が、Dのコートに襲いかかった!くしくも、一国の王である、ウッドロウは一瞬の隙をつかれ、あたり外野となってしまった・・・。
「なんだったんだ?イクティノス?」
外野に向かいながら、王は自分の腰に納まっている剣をみる。
『いえ・・・あの、どうもシャルティエの気配がする気がするんですよ・・・。』
自分のせいで、ウッドロウがあたってしまったのを申し訳なく思ってか、イクティノスはすまなそうに答えた。
「な・・・、本当か?イクティノス!?」
一瞬、驚きのあまり、大声を出しそうになったが、ルーティのことを気遣ったウッドロウは、声を押し殺した。
『まだ、よくわかりませんが・・・それより、今は負けないように努力しましょう。』
「そう・・・だな。」
少し気になったが、やはり実験台にはされたくない・・・、そういう考えでウッドロウはこの話からは身を引いたのだった。
「よぉ~し!いくよ~!キール、やるか?」
ボールを握ったメルディは、隣にいるキールツァイベルを誘った。
「ぼ、僕は結構だ!」
キールはとっさに断る。が、そこはメルディ・・・
「結構・・・?やりますよ~ってことか?」
「な!ち、違・・・!」
そうこうしている間に、ボールを押し付けられたキールは、仕方なく前を見た。
「来るわよ、スタン!あたったら、承知しないからね!」
ルーティの本気な眼差しを見て、スタンも体制を整えた。
「ファイアーボール!!!」
ボールを自分の真上にあげたキール。ボールは今度は上手い具合に起動に乗ってくれたようだった。ボールの行く先は・・・ルーティ・カトレット!
「ルーティ!」
スタンはとっさの判断で、ルーティの元へ走った!
「来てどうすんのよ!ばか!!!・・・バリアー!!!」
アトワイトを抜いたルーティは、自分にバリアーを張った。が、スタンまでは入れることができず、飛んできたボールはスタンに命中した。
「った!!!」
スタンは、悲痛の声をあげた。ボールは先ほど外野に出た、ウッドロウの元へと転がっていく。
「ぬぁ~にやってんのよ!ばか!」
ウッドロウがあたった時は、怒らなかったルーティだが、スタンだとなぜか怒る・・・w
「いや、あの・・・。」
弁解に困るスタンに更に言葉の矢が突き刺さった。
『何やってるんだ!お前は何で、考えないで突っ込むんだ!!!』
彼のソーディアン、ディムロスだ。だが、
『あなただって、考えないで突っ込むじゃない。』
ルーティの腰に納まっているソーディアン、アトワイトがディムロスに言う。
「ま、似たもの同士ってことね♪」
ルーティは、バカにしたように言った。しかし、二人とも言い返す余地がなかった。
キールは、やる気なさそ~に、内野へと戻っていった。そこでは、ファラが、良くやったね!、と向かえてくれた。
一方、Dのコートは元外野だったフィリアが入り、女二人ということになっていた。
ボールを持ったウッドロウは、どうするか、と悩んでいた。悩んだ結果、結局、またスタンにボールを渡した。
「スタン君。君が投げたまえ。」
スタンは驚いて、
「い、いいですよ。さっきも譲ってもらっちゃったし・・・、それに、ウッドロウさんが投げた方が、あたると思いますよ!」
と断る。しかし、ウッドロウは、首を横に振った。仕方なく、スタンはまた、ウッドロウから、ボールを預かった。
「キール、今度は、当たるんじゃねぇぞ?」
リッドは後ろの方にいるキールに向かって言った。
「わ、わかっている!大体、僕はこんなことを好き好んでやっているわけでは・・・」
「はいはい。二人とも喧嘩しないで、仲良く、仲良く、ね?」
ファラは二人の仲裁をした。
案外、今度はスタンが頭を使っていた。先ほど、フィリアと入れ替わる時に、ソーディアンを交換して、今はクレメンテを握っていたのだった。多分、これに気づいてウッドロウは先ほど、スタンにボールを譲ったのだろう。
「いくぞ!・・・サイクロン!!!」
ボールは竜巻の中で、動きまわっている。
「!!!」
E一同、これでは、どうよければいいのかわからない!結局、ここで勝負あった、だった。幼なじみ三人組はここで、破れた。
「ひゃっほ~!やるじゃない!スタン!」
ルーティは、さっきの怒りは何処へやら、上機嫌だ。
「だい・・・じょうぶか?」
唯一、被害に遭わなかったメルディは、内野で倒れているみんなに声をかけた。
「う、うん。これくらい大丈夫!よ~し、次は負けないぞぉ!」
ファラは相変わらず元気だった。それを聞いた、リッドとキールはため息が出たのだった。
朝礼台のハロルドは、叫んだ。
「これにて!D対E戦は、終了~~!勝者は、D~~!Eは、あたしの実験台になれる時が1歩ちかづいたわよぉvvv」
「次は、D2対Pだぞぉ♪」
元気いっぱい、メルディもハロルドの隣で叫ぶのだった。

*あとがき*
長!ホントに長いですね(マテ。読んでくれた方、イイ人です、すごい善人様です!はてさて、あとがきですか~・・・。毎回書いてると、ネタがなくなってきますね(ぇ。ということで、ストーリーの中に出てきたことの解説ですw始めの、ファラ&リッドの会話、これは、私の時代の中学の吹奏楽ではよく言ってましたね~。「6小節目から!ほら、いくよ!」「何処へ~~~?」パート中の会話。こんなのだから、全国大会に行けないんでしょうね(苦笑。次は、外野のキール&メルディの会話。「結構です!」「ああ、では、送っておきますね?」悪徳商法の会話。結構で、いいですよ、の意味も持つから、日本語って難しい!!!(お前だけ。
ネタ切れです(マテ。次回は、ドッヂボール編 D2対P!お楽しみに~(楽しみじゃあねえ!。

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次回、楽しみにしています(笑)

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