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真の勇者達【2】


題名 真の勇者達   作者名 ハルス
   第二章 ~めぐり合い~

クレスは夢を見た。その夢はあのダオスが復活し、自分達が殺されるという夢だった。
その悪夢で目が覚めたクレスは一人、村の外で剣を振っていた。嫌な予感が当たらぬように祈りながら。
クレス「ふぅ~・・。どうしてあんな夢見たんだろう?やっぱりチェスターが言ってたことは本当なのか?」
そんな事はない!自分にそう言わせるクレスだったが、後に現実を見ることになるとは知らずに・・・。

翌日、クレス達はチェスターの言葉が気にかかり、クレス、ミント、チェスターの三人は、その場所まで確認に行くことにした。
チェスター「ふう・・・。どうする?もしダオスが復活してたら?」
クレス「どうするもこうするも戦うしかないだろ?それとも尻尾巻いて逃げろってか?」
なぜかクレスが喧嘩腰に言う。朝から嫌な予感がしていたクレスはそわそわしていたが、それを無理にごまかそうとしている。
ミントはそれを感じていたのか、喧嘩腰に言ったクレスを慰めるように、
ミント「まあまあクレスさん。一度倒した敵だからといって油断はなりませんよ。あっ!でもこれは生き返ってたらの話ですがね。」
クレス「あっ・・ああ・・。」
チェスター「おい。大丈夫か?お前、朝から元気ないけど・・・。」
その続きを言おうとしたとき前に二人の人間がいることに気がついた。
チェスター「ん!?クレス!あれってもしかして・・・。」
向こうに居た二人もこちらに気づいたらしく声を上げた。
???「チェスター!!久しぶり~~~~。」
女の子の声がした。続いて今度は男の声がした。
???「おお、お前達!久ぶりだな!お前らも気になったか??」
その声に三人は走り出し二人のもとに行く。
クレス「アーチェにクラースさんお久しぶりです。クラースさんもやっぱり気になりましたか?」
クラース「ああ・・・。この感じはやはりダオスとしか考えられんな・・・。」
クラースと呼ばれたこの男は召喚術士でもある魔法学者なのである。あと、隣にいるアーチェはハーフエルフも魔法使いで放棄で空も飛べるまさしく魔女みたいな感じだが、
性格は喜怒哀楽が激しく、とってもあっけらかんとした性格の持ち主なのである。この二人もダオスを倒した者達なのだ。
アーチェ「やっぱりここから嫌な(魔の力)を感じる・・。しかもとても大きい力を・・・。」
それを言いかけた瞬間。五人の目の前の空間が変わった。
クレス「来るぞ!!!!」
全員が身構えた。そして、あいつらが現れた。

スタンは一瞬自分が死んだものだと思っていた。ダオスのいきなりの攻撃になすすべもなく喰らい死を覚悟したつもりだった。
しかし、彼が次に見た風景は五人の人間達がこちらを不安気に見ている光景だった。そして、意識が完全に戻ったとき一人が喋りだした。
クレス「お・・・お前達!一体何者だ!!」
チェスター「ダオスではないな・・。」
一瞬何の事か分からなかったスタンだったが後ろから声がして状況が把握できた。
ウッドロウ「あの、すいませんがあなた方は何処の人でしょうか?」
クレスは何を言ってるのか分からなかったがクラースが答えた。
クラース「もしやあなた方。別の世界の人間では?」
さすがクラース!と言わんばかりに、チェスターが、
チェスター「なるほど!しかし何故ここに??」
クレス「ダオスに決まってるだろ・・・こんなことするのは。」
クラース「まあまあこんな所で喋らなくてももっと落ち着ける場所で話しましょう。」
そしてクレス達とスタン達はトーティス村の宿場に向かった。

ここトーティス村はクレスとチェスターが生まれ、暮らしてきた村で一度ダオスに破壊されチェスターの妹が亡くなった。
そんな事件から二年。村は完ぺきに復興し村人も充実した人数になり、昔よりも活気がある村になった。
クラース「ん~~・・・そういうことか。」
ウッドロウの説明に納得したかのようにクラースはうなずく。
クレス「ダオスめ・・・やっぱり復活してたのか。しかも、こんな人達まで巻き込みやがって!」
クラース「それでウッドロウさん。その神の眼ってのはそんなにもスゴイ力があるんですか?」
ウッドロウが一回頷き説明しだした。
ウッドロウ「神の眼は巨大なレンズで大陸一つを消すほどの力があるんだ。それをダオスという奴がもって行ったらしい。」
クレス達は驚きの色を隠せなかった。あのダオスが何をしたいのかが大体分かったようなきがしたからだ。
ミント「このままではダオスの想いどうりになってしまいます!!止めに行きましょう!!」
クレス「あたりまえだ!よし!明日出発でいいな!!」
それを言ったとたんスタンが言った。
スタン「なあ!俺達も手伝っていいか!!?神の眼のこともあるし悪をこのまま放っておくわけにはいかないしな!!」
ルーティ、フィリア、ウッドロウは頷いた。
クラース「じゃあ決まりだ。味方は少ないより多いほうがいいからな!」
クレス達も頷き明日のために皆は解散した。
                        続く

作者の感想
今回からこの感想の場を設けてこの作品について少し語ろうと思います。まあ小説だけに興味のある方は別に見なくていいですよ^^;
え~では今回からファンタジアとテイルズのキャラがめぐり合いましたが、はっきりいってこんだけキャラがいると誰を喋らそうか迷ってしまいますな・・・。
多分次回あたりからキャラを○○させるつもりです!(何!  まあ次回の作品も頑張りたいと思いますので応援よろしくお願いします^^

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