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真の勇者達【3】


題名 真の勇者達    作者 ハルス
   第三章 ~浮遊都市~

フィリア「皆様!!起きてください!!!」
昨日の夜、皆は宿屋で泊まっていたスタン達はフィリアの声で飛び起きた。
スタン「どうしたんだ?」
フィリア「む・・村のじょ・・上空に巨大な浮遊物体が・・。」
それに全員が目を覚ましたらしく飛び起きた。そしてスタンが叫んだ。
スタン「ルーティ!クレス達を起こしに家まで行ってくれ!俺達は村人達を非難させる!なんか嫌な予感がする・・・。」
その時だった。ひどい爆音と共に近くの民家が吹っ飛んだ。
村人1「きゃーーーーー!」
村人2「早く逃げるんだーー!!」
その一発だけで回りに火が飛んで近くの家まで燃えだした。ちょうどその時クレス達がルーティに連れられやってきた。
クレス「一体なんだこれは?すごい音がしたぞ!!」
ウッドロウ「ダオスと思われる奴の浮遊物が飛んできて攻撃してきたんだ。今、村人達を非難させている手伝ってくれ!!」
クレスはコクリと頷き村人達の非難を手伝った。

約2時間後。村はほぼ壊滅状態。死者や重軽傷者は多く、村は地獄となった。
浮遊物体はいつの間にかいなくなり空は闇一色になった。星はひとつも見えなかった。
ミントは村人の治療をしていた。そこにクレスが様子を見に来た。
クレス「ミント。怪我人の方はどうだ?」
ミントがふっとクレスの方を見て、
ミント「はい。大丈夫です。フィリアさんやルーティさんも手伝ってくれてますし・・・。」
ミントの隣にはフィリアとルーティが看護していた。
クレス「とりあえずあそこにダオスがいるか分からないが、明日アルヴァニスタに行こう。そこで国王に話を聞かなくては・・・。」
ミント「はい。多分さっきのがダオスの物だと思いますがあれはなんだったのでしょう?」
その時。後ろからクラースが説明しだした。
クラース「あれは古代の浮遊都市(サイレン)だ。時代はわからんが昔、トールの地下深くに(反トール連合)というトールの技術に反対する者達が
     密かに造り出したしたという超古代科学核兵器なのだ。そしてそれを造り出した(反トール連合)は完成と共に仲間の裏切りにより全員捕まり処刑された。
     ダオスはあれを動かすためにいる膨大なエネルギーを神の眼から吸収し原動力にしてるわけか・・・。」
ウッドロウ「なるほどな・・・。ダオスという奴も考えたもんだな。」
ウッドロウが関心したように笑顔で言う。
クレス「いや・・・。関心してる場合じゃないと・・・。」
こうして、この日は村人の治療と自分達の休息で予定より一日遅れて出発することになった。

サイレン中部 魔皇の間
ダオス「くっくっくっ・・・。あいつら楽しんでくれたかな?どう思う?Dよ。」
Dと呼ばれた一人の男いや、まだ青年といった方がいいか?まだ若い青年が答える。
D「そうですね・・・。まだ足りないのでは?なんなら僕直々に行きますが?」
???「てめーが行くぐらいなら俺が行ってやる。」
闇の中から身長の高い男が現れた。大体2m20cmはある。
ダオス「ほう。奴らを潰す自信があるのか?カンヴォよ。」
カンヴォ「当たり前ですよダオス様。そこの拾ってきたようなガキとは違いますから。」
その言葉を聞いてDが剣に手をかけた。
ダオス「まあDよ。落ち着け。よし分かった。カンヴォ、お前に任せたぞ。」
カンヴォ「分かりました・・・。」
そう言うと闇の中に消えていった。
D「・・・・・。あいつじゃ殺されるな。」
Dが表情一つ変えずに言った。
ダオス「そうだとも。奴の力じゃとうていクレスやあのスタンとか言う奴も倒せないだろう。あいつらは明日にはこのサイレンに来るだろう。
    そこからがショータイムだ・・・。」
D「そうですか。では、僕は自室で寝てます。」
そう言うとDも闇の中に消えて行った。
ダオス「・・・・・・・。あいつならクレスを倒せるかもしれんな。」

アルヴァニスタ城 王の間
アルヴァニスタ王「やはり昨日のあれはダオスの仕業だったか。」
王は困ったような顔をしてこちらを見た。
アルヴァニスタ王「それで。そこの人達は?」
王がスタン達を見て言った。スタンが自己紹介をしようとしたとき、ウッドロウが先に言った。
ウッドロウ「私達はダオスの力によって違う世界から来た者です。私の名前はウッドロウ。
      そしてそこにいる青年がスタン君で後ろにいる女性はフィリアさんとルーティさんです。」
簡単な紹介を終えるとクラースが王に再び話しだした。
クラース「なんとかしてあの浮遊都市に行く乗り物はありませんか??」
アルヴァニスタ王「おーおー!!!あるぞ!レアバードの改良版が確か地下研究所に置いてあったな。」
王は笑顔で言った。
クラース「では、それを使わせてください。」
アルヴァニスタ王「では、また明日来るが良い。準備しといてあげよう。」
そういうとクラースが喜んだ口調で礼を言った。
そして、クレス達&スタン達は一夜、この町で夜を過ごすのであった。これから起こる最悪の事態を知る者は誰一人いなかった・・・・。
                                     
                                    続く
作者の感想
え~・・。今回の話もたいしていい場面がありませんでしたね(汗
でも、オリジナルキャラとオリジナル都市が出てきました!これは前から考えていたのではなく、書いてる時にハッと思いつくんです(オイ
でもDっキャラは名前以外は全部考えていましたね。というよりも実はDはあの人なんです!!(誰だよ
あっ!あとこれは謝罪なんですが、前の感想のところにキャラを○○させるって書いてあったけど今回思ったよりも行を使ってしまったので、出来ませんでした・・・。
多分次回は出来ると思いますのでご期待ください^^(でも、期待しすぎると後悔するかも・・・。

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