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真の勇者達【9】


第九章 ~死の扉編 後編~

クラース「20分だと・・?ふざけるな!!」
クラースが激怒し、召喚呪文を唱えだした。
クラース「イフリート!」
そう言うといきなりイフリートが現れ、クィスターとテイスに襲いかかる。
テイス「ああん?ちっとも痛くも熱くもねえな・・。」
クィスターには避けられたもののテイスにはまともに当たったはず。
ルーティ「えっ!?なんで?」
クラース「何!?」
クィスター「次はこちらからいかせてもらいます。ファイアストーム!!」
三人はこれを喰らってしまった。
フィリア「くぅ・・。ホーリーランス!!」
光の槍がテイスめがけて突き刺さった。
テイス「ぐふぁ!!」
これにはさすがに効いたのかテイスがひるんだ。
ルーティ「今よ!!ブリザード!!」
いきなり猛吹雪が起こりテイスとクィスターに襲いかかった。
テイス「ぐおぉぉ・・。き・・効かぬわ!!」
クィスター「くっ・・やりますね。」
テイスはなんとかこらえて、ルーティに攻撃を仕掛けた。
テイス「貴様はこれで死にな!テイス・ハンマー!!」
テイスが頭上高く飛んだと思うとルーティの頭めがけて両腕を振って落ちてきた。
ルーティ「きゃあ!!」
バキッ!!っと音が鳴った。ルーティがその場に倒れこんだ。
フィリア「ルーティさん!!」
クラース「俺が援護する!ルーティを運んで来い!!」
フィリアはうなずき駆け出した。
クィスター「そうはさせるかファイアボール!」
クラース「ウンディーネ!」
水を取り巻く一人の女戦士が出てきてファイアボールをかき消した。そしてクィスター目掛けて剣を振り下ろした。
クィスター「ぐふっ!!!」
まともに喰らいクィスターは倒れこんだ。ちょうどその時フィリアがルーティを運んできた。
フィリア「気絶してるだけですが、左腕が折れてます!」
テイス「ちっ、おしいな。もう少しで頭に当てれたのに。」
その言葉に、クラースの動きが止まった。
クラース「てめー何考えてんだ・・・。絶対殺す!!!」
テイス「かかって来い!!」
その言葉と同時にクラースが召喚した。
クラース「ルナ!!」
テイスは難なくかわしクラースの目の前まで来た。
テイス「まだまだ甘い。テイス・ストレート!!」
クラース「ぐはっ!!」
もろ腹に喰らったクラースが宙に浮き地面に落ちた。
フィリア「クラースさん!!」
テイスが笑いながら言った。
テイス「しっははは。死んだか??まだタイムリミットまで15分もあるのにな。」
その時、クラースがむくっと立ち上がった。
クラース「次は俺の番だな。」
そしてゆっくりと召喚呪文を唱えだした。
フィリア「クラースさん大丈夫ですか?」
テイス「何!?立ち上がるなんて!!くそー!これで最後にしてやる!テイス・・・。」
クラース「オリジン!!!」
ほんの数㎝の間合いで召喚したためテイスは成す術もなく喰らってしまった。
テイス「げっはぁーーーーーーーーー!」
そしてテイスは消滅した。
クラース「ふん!貴様みたいな単細胞生物に負けてたまるか。さて、フィリア。ルーティの方はどうだ?」
フィリア「なんとか応急処置は出来ましたが、しばらく使えません・・。」
そのとき後ろから熱いものを感じた。ファイアボールだ。
クィスター「まだ死んどらんぞ!!!貴様らの命尽きるまでしなーーーーん!!!」
クラースは紙一重でかわした。
クラース「くっ・・。あいつに殴られた傷が・・。」
クィスターが呪文を唱えだした。
クィスター「死ねーーー!」
フィリア「ディバインパウア!!!!」
クィスターの杖から魔法がでる寸前にフィリアが魔法を出したためクィスターが吹っ飛んだ。
クィスター「ま・・まさか・・こんな短時間でやられるなんて・・・。」
そして、クィスターも消滅した。

ルーティ「でっ、あいつら倒したんだ。」
ルーティが意識を取り戻して二人に話しかけた。
クラース「まあ、なんとかってところかな?いきなり攻撃喰らって気絶して・・。」
フィリア「まあまあ、この部屋にももう用がないんですしいきましょうよ。」
なんとかフィリアが二人を説得し部屋を後にした・・・・。
                              続く
作者の感想
どうも~♪ハルスです^^ 今回でやっと(?)九章です!なんかかなりの長編になってしまった・・・。(汗
このままでは二十章までいくかもしれないな・・。(オイ
まあ次回で扉編シリーズは完結です!!!長く苦しかった扉シリーズ・・・。まあ、これからもっとすごくなるかも知れませんのでお楽しみに~。
ダオスとのバトルは大体三章ぐらい使って書きたいと思います!では次回!第十章という僕にとっても今まで書いた小説の中で一番よく続いてるのでこれからも頑張っていきたいです^^

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