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真の勇者達【10】


第十章 ~滅の扉編 前編~

チェスター「ちっ、なんで俺がお前となんだよ!!」
アーチェ「それはこっちのセリフだよぉ!!べーーだ!」
扉に入ってからこの二人はずっと口喧嘩をしていた。
アーチェ「第一、クラースの分け方がわるいんだよ~。」
さっきから同じことを繰り返すアーチェにイラつきを感じたのか、チェスターが怒って言った。
チェスター「ったく、早く行くぞ!!!ほら!!前に扉が見えてきたぞ!!」
前に不気味な扉が見えてきた。しかし、何故かアーチェが動かない。
チェスター「おいどうしたんだ?早く行くぞ!!」
アーチェ「いや・・ゴメン・・・・。なんか不吉な気がしたから。」
アーチェが少し不安気に言ったからか、チェスターが笑って言った。
チェスター「ふん・・。お前らしくねぇーな。」
そういうと扉に向かって歩き出した。

ロー「僕の名前はロー。君たちはもしや侵入者かい?」
扉を開けた先はかなり明るかった。壁や天井はすべてが鏡でできていた。
チェスター「ああそうだ。お前何者だ?」
ローが髪の毛ををかき上げながら言った。
ロー「僕はダオス様を守るために集った五魔守の一人さ。まあ僕は戦いよりも美で勝負したいんだけど、
   ダオス様は君達を殺せって言ってるみたいだし死んでもらうよ。」
その言葉に怒ったのかアーチェが怒って言った。
アーチェ「お前なんかに負けないよ~~だ!!」
喧嘩口調で挑発するアーチェにローは言った。
ロー「君。美しいね!あぁ~~君はなんて美しいんだ。君みたいな人を殺せるわけない。
   ダオス様に頼んで君は生かしてあげよう。」
そう言うとローはアーチェの手をとった。
アーチェ「やめてよ!!サンダーブレード!!!」
ロー「ぐへあっ!!!」
そういうとローはその場に倒れこんだ。
アーチェ「もう!汚い手で触らないでよ!!」
そういって、チェスターの元に帰ってきた。
チェスター「お前本当に強いな・・・。」
チェスターが恐る恐る聞いた。その時、ローが起き上がった。
ロー「貴様だな・・貴様がこの女の彼氏か!!」
いきなりの言葉に唖然ととする二人に言葉をあびせ続けた。
ロー「貴様がいなければ・・・うまくいくんだ・・・お・・お前・・勝負だ!!」
そう言うと、ローの背中から羽が生えて、天井から人の二倍近くある槍がローの前に落ちてきた。
ロー「私は貴様らみたいな非道な人間ではないんだよ・・。もっとも美しい人種天使なのさ。」
チェスターは呆れて、ものも言えなかった。
ロー「さー始まりだ!死ねーーー!」
いきなりローが天高く上がり、チェスターに襲い掛かった。
チェスター「くっ!!」
間一髪槍から逃れたチェスターは弓を引いた。
チェスター「喰らえ!!大牙!!」
その矢を難なく止めたローはチェスター目掛けて槍を振った。
チェスター「あまいよ・・。」
ロー「!!!?」
突如ローの頭上から無数の矢が降ってきた。ローは不意をとられまともに喰らってしまった。
ロー「ぐあぁぁーーーーー!!」
チェスター「震天だ・・・。あらかじめ矢を上に放っておいてよかったぜ。」
しかし、ローは立っていた。体中に無数の矢が刺さっていても・・・。
                                 続く
作者の感想
はいっ!というわけでついに第十章まできました!今までの道のりは長かったな・・・。
まあそれは置いといて。いかがだったでしょうか?ローの設定は初めはかなり凄腕の格闘かにしようと考えてたのですが、
少し視点を変えてこんなキャラでもいけるだろ!っと思い、こんなキャラになってしまいました・・。
僕的には非常に味のあるキャラだと思うのでお気に入りです^^さて、次回でとりあえずバトルは少しやむと思います。
あと、近頃学校などが忙しいため続編書く時間が限られてきたので更新が遅くなりますのでご了承ください♪

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