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二つの世界と光の定め【1】

「オールドラント」
この世界はこう呼ばれていた。
AD2020。               
このとき、世界はすべての道しるべとなる預言(スコア)を捨てた。
預言(スコア)を捨てた人々は「運命」という束縛から自由への道を歩き始めていた。
しかし・・・
「ばかな・・、新しい預言(スコア)だと?」
そして、この物語の始まりは、AD2025。
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また別の世界。「ロザリア」
この世界の「時」は止まっていた。
故に、常に夕闇にであった。
しかし、そこには異常なまでに活気があった。
素晴らしい文明を誇っていた・・・。
二人の少年が夕闇に染まった路地裏の十字路にいた。
「じゃーな。」
「おう。またな。」
一人は右に行き、もう一人は真っ直ぐ進もうとしていた。
そのとき、眩いばかりの光が左の方から漏れてきた。
自然に足が左に向く。
なんだ?これ?いやだ・・・、やめろ!!
大声で叫んだつもりが全く声が出ない。
そのまま少年は、光にのみこまれていった。
これが後に英雄と呼ばれる少年の
運命の第一歩だった。
このとき、ロザリア暦2025。
オールドラントの歴史とちょうど重なった年だった。
第一話~Fin~

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