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テイルズ オブ ソーサラー【2】

【テイルズオブソーサラー・第一話~始まりの朝~】


「う~・・ん・・」


目覚めて目に映ったものは、横向きになっている自分の部屋。

じゃ無くて横向きに寝ているだけだけど、

ベッドから身を起こして大きく伸びをしてみる。


「んんー・・・ふう」


ちょっと目が冴えてきたところで辺りを見回す。

いつも寝ている部屋、

大体4畳くらいでベッドと、机と、本棚があるだけの簡素な部屋。

変わらないいつもの部屋。

・・・変わってたらそれはそれで怖いけどね。

そしてなにやら叫ぶような声が窓の外から聞こえる。


「おーい!!きこえてるー!?クリスーー!!」

「・・・この声は・・」


そして僕は家の玄関の真上にある窓から

玄関の方のとこを見下ろした。


「・・やっぱり、リアとノエルだ」

「やっぱり、じゃないわよ、まったく」

「急がないとおくれるよー」


僕を呼んだリアという黒い髪と黒い瞳をした女の子と、

弱弱しい声をだしたノエルという黄色の髪と青い目の男の子、


「なんでアンタはいつも起こされないと起きないの!」

「うわー、なんかリアお母さんみたいだねぇ」

「ふざけてないで早く降りてきなさい!!」


僕とリアで漫才みたいな事をしていると、

ノエルが呆れた様子で言った。


「二人とも早くしないと遅れるからさ・・」

「あっ、ごめん、というわけで早く!」

「わかってるって、今行くよ」


僕は寝巻きからベッドのすぐ傍に掛けられている

黒い長袖のシャツと青いズボンにすばやく着替えた。

その上に今来ているシャツとは正反対な

白い色のマントの様な制服に着替えた。

着替え終わると階段を急いで駆け下り、玄関のドアから外に出た。


「いや~、ごめんごめん、待たせちゃって」

「アンタが起きる前も叫んでも起きないから
 だいぶ待たされたけどね」

「む~、だからその事はごめんって言ってんじゃん」

「ほら、いそがないと遅れるよ」

「そういえば今何時くらいかな?」


リアが首に提げていた懐中時計をみた。

リアが言うにあの懐中時計は、

結構な骨董品でだいぶ高かったらしい。

そういえばどこで買ったかは教えてもらってないなぁ。

そんな事を考えてると・・・


「うわ!もうこんな時間!!急がないと遅刻する」

「だからさっきからそう言ってたのに・・」

「ほら、クリス!ノエル!急ぐわよ!!」


僕とノエルは急いで走っていくリアを追っかけていった。


・・・そうして僕らの日常が繰り返される、

これからこの日常が壊されるとも知らずに・・・。






「後に書くからあとがきコーナー」


何と!都合上により

前回のあとがきに書いた次回予告の題名を変更!!

うわーお、一話目からやってしまった!!

こんなんじゃ先が思いやられるぜ!!

まあこれから頑張りますので、

楽しみにいていただけたらうれしいです。

それでは
【テイルズオブソーサラー・第二話~魔術学校~】

何と、前回に使うはずだった題名をここに回してきた!!

とりあえず、それではさようなら~(逃

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