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another Legendia ~We Are the Wonderful~【1】

ほぉ、見たこと無い顔だな  旅人・・・じゃないな

旅人だったらこんなところに来ない  いや、来れない、か

ま、いいか  俺の曲のリクエストかい?

なんだ、違うのか  じゃあどうしたんだ?

・・・・・なるほど、ここがどこだか知りたいのか。

じゃ、昔からこの地、というか、まぁ『地』でいいか。

この地に伝わる昔話から話す必要があるな。

・・・・・なに?聞きたくない?

まぁ聞いとけよ  耳に入れて損は無いと思うぜ?

さ、そこに座りな  俺のギターで弾き語りしてやる。

っとその前に、ホットミルクなんてどうだ?

こんなヘンテコなナリだが、頭はは客のことも考えてるさ。

ま、今のとこ、客はお前一人だけどな。

・・・・・おいおい、そんな急いじゃ火傷するぞ。

ほら言わんこっちゃ無い。

・・・・・なに?さっさと始めろ?  はいはい、分かったよ

ぼろろん、ぼろろん・・・

お前さん、神ってのは信じるかい?

・・・・・なるほど。

お前さんがどう受け取ろうと関係ないが、この世界の半分は神信者だ。

・・・・・あとの半分、か。不信者か、俺の故郷みたいに別のもん拝んでるさ

なんでこの話したかっつーとな、この星の原住民も、そんな信仰っぽいのやってたのさ。

しかも、神の信者よりも熱狂的な奴をな。

その神は、どうやら転生を繰り返してこの大地に居続けるらしい。

・・・・・ん?今はってか?  さぁどうだろうな 俺だって見た事無いんだぜ?

で、その神がどうやって信者を集めたか、なんだが。

悪いが、こっから先は口が裂けてもいえないんだ。

・・・・・なぜかって?ん~、こから先は推測でな、あいまいなことは口にしない主義さ。

・・・・・おいおい、この昔話は昔の書物を基に先人が作ったんだぜ?

ちゃんと考えてるのさ、昔の奴らも。

さ、話はここから佳境に入る。

ホットミルク、飲みきったら言えよ?ついでやるからさ

最盛期を迎えたそいつらも、ある日突然それが崩れ落ちた。

隆盛、っていう言葉どうりだな。

なぜかって言うとだな、この星にでっかい彗星が落ちたらしいんだ。

そいつのせいで地面はめちゃめちゃになり、多くのヒトが死んだ。

これだけじゃないぜ?

その彗星のせいで、地上の砂が舞い上げられ、台地を覆った。

そんでもって、あのお天道様の日差しを防いじまいやがったんだと。

そのせいでこの星はえらく長い冬を迎えたらしい。

ま、今晴れてるんだからなんとかなったんだろう。

・・・・・ん?確かにな。  世界中を覆うくらいの砂なんだから、

落ちてきたら大変だったろうな。

ま、そこは多分先人の知恵とかだろう。

今よりもはるかに文明も高かったと聞くぜ?

・・・・・問題はそこなんだ。なぜ文明が衰退したか。

この星がさっき言った氷河期を抜けてから今日までの1000年間、

なぜ文明が衰退したかって書かれた文書がないんだ。

こればかりは想像するしかないな。

おっと、もうこんな時間か。

悪いな、俺はそろそろ家で飯自宅の時間だ。

旅人さん、あんたもどうだい?

今日は刺身だぜ?

・・・・・あぁそうだった、名乗ってなかったな

ジョニー、とでも名乗っとくか。

さ、こっちだ。実家から旨い酒と鯛が届いたんだ。

今日は宴会と行こうじゃないか。

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