テイルズ オブ キーファイブ【8】
いやだ・・・・・
いやだ
いやだ!!!
だけど・・・今ここでやらないと
俺まで死んじまう!!!
シーナ姉のためにも・・・・
メル・・
お前を救ってやる!!!!
テイルズ オブ キーファイブ 【第七話 仮の姿で 】
メル「コロス・・・・・キル・・・・・・コロス・・・シヌガイイ・・・。」
キル「くそっ!ほかに何か方法はないのか!?」
シーナは、今気絶状態。
戦えるのはキル一人。
それに比らべ相手は、自分が信頼し分かち合えていた仲間・メル。
それも、仮の姿で・・・・・。
ミラ「さあ!どうした?
やはり、貴様ではメルを倒すことができぬのだな。」
キル「・・・・・・・・・・・。〈っち・・いったいどうすれば・・・。〉」
メル「・・・・ウウウ・・・ウウウウ・・・。」
!!!!!!!???
キル「どうした!?」
キルは、メルの元へ走った。自分が危険だと考えもしないで・・・。
キル「おい!メル!聞こえないのか!?おい!
返事しろーーーーーーーーーーーー!!!」
メル「ハァ・・・ハァ・・・キ・・・ル・・・・。」
!!!!
キル「メル!!!俺が・・俺が分かるか!?」
メル「ハァ・・・・・ウウウ・・・。
ゴ・・・メン・・ナサイ・・・。
イママデ・・・・ズット・・・ダマテッテ・・・・・・。」
キル「なんだよ!今さら謝るな!!」
メル「オ・・ネ・・ガイ・・・。
ワタシノ・・・・ペ・・ン・・ダントヲ・・・
ワタシニ・・・ナゲ・・・テ・・・。」
キル「ペンダント?ああ、これか!?」
キルは、首にぶら下げてあったメルのペンダントを下ろした。
メル「ハヤク・・・・・ハヤク・・・。」
キル「分かった。えい!!」
そのとたんペンダントは、光始めた。
パアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!
メル「ウワァァァァァァァァァァァァァ!!!!」
キル「おい!メル!!どうした!?」
メル「アアアアアアアアアァァァァァァ!!!!!!!
ハァ・・・・・キル・・・コノ・・ペンダントハ・・・
モトモト・・ジャアクナ・・ワタシヲ・・・イヤスモノ・・・ナノ・・・。」
キル「!!!じゃあ、これで!!!」
メル「ムリ・・・ヨ・・。
フタツ・・・・・ナイト・・・・。
モウヒトツハ・・・・ミラヌダガ・・・・。」
キル「何!?」
ミラ「フハハハハハハ!!!メル・・・ご苦労だったな。」
キル「返せ!ペンダントを返しやがれ!!」
ミラ「フン・・。
キル、これはお預けだ。
返してほしくば我が元に来い!!」
キル「てめぇ・・・。
はあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ミラ「甘いな・・・。それ程度か・・・。」
キル「何ぃ!?」
ミラ「聞こえなかったのか?
私は、貴様が弱すぎると言ったんだ。
それしきの者では、我は倒せぬ。」
キル「そんなの・・・、やってみなきゃわかんねーよ!!!!
くらえ! 魔人剣・双牙!!!!!」
ミラ「フン・・。愚か者め。
くらうがいい・・・。
天空満る所に汝あり・・・
メル「・・・!!!!イ・・・・イケナイ!!!」
キル「メル!!!」
メル「レハ・・・・、シカタナイワ・・・。」
いでよ!神の雷!!!!」
メル「サセナイ!!!!!!」
ミラ「インディグネイション!!!!!」
パァァァァァァァァァァァァァァァァァ
ミラ「なに!?
っち・・・逃げたか・・・。
まあいい。
どうせ我が手からは、逃げられぬからな・・・。」
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バンッ・・・バンッ・・・バンッッ
キル「痛ってえ~。」
メル「痛~い。」
シーナ「っく・・・ここは・・。」
キル「ん?ここは、どこだ。」
シーナ「そうね。ここは、どこかしら。」
キル「ん?なんでシーナ姉が立ってんの?」
シーナ「あら、ホント。何でかしら。」
メル「私だよw」
キル・シーナ「ああああああーーー!!!!」
そこには、メルの姿があった。
だが、ミラヌダの姿のままだった。
キル「お前・・・・。」
メル「今はペンダントが一つだから意識しか戻らないんだ。」
シーナ「なるほど。」
キル「え?シーナ姉知ってんの?」
シーナ「ええ。聞いていたわ。でも、体が全然動かなくて・・・。」
キル「たしかに、あんなに怪我して立っていられたらおかしいもんな。」
メル「・・・・。ごめんね。」
キル「ん?何で?」
メル「だって・・私のせいで・・。」
シーナ「いいのよ。それに感謝してるわ。」
メル「え?」
キル「そうだよ。ここまで逃げさしてくれたのはメルなんだろ。」
メル「・・・うん。」
シーナ「今は、喜ぶべきよ。まだ希望は、あるわ。」
キル「そうさ、はやくもう一つ取り返そうぜ。」
メル「・・・ありがとう・・・。
でもね・・・、本当に・・・いいの?」
キル「何で?」
メル「だって、私と一緒にいたら・・さっきより危険なことが起こるんだよ。
死んじゃうかもしれないんだよ・・・。」
キル「死なねぇよ。
もっとも、俺達は危険が起こると知って旅をしてんじゃねぇのか。」
シーナ「そうよ。危険が一つ増えても変わりはしないわよ。」
メル「・・・ありがとう・・・。キル、シーナ姉・・。」
メルは、泣いた。ちょっとだけど泣いた。
これが仲間なんだって、信頼できる者なんだって、分かったから・・・・。
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シーナ「さあって、まずはメルの回復を目的としましょう。」
キル「回復?もう回復してるんじゃねぇの?」
メル「ごめんね。私、まだそんなに直ってないの。」
キル「直ってない?どう言うことんだよ。」
メル「今の私は、意識が戻ったみにくい邪神そのもの・・。
たとえ、私のその意識が戻ってるとして
いつかは、邪力の耐えられずすぐに戻ってしまうわ。」
シーナ「そこで、癒しの神に会いに行きましょう。」
キル「また、神に会いに行くのか?」
シーナ「ええ。何でも癒しの神は、どんな病でも直してしまうって。」
メル「知ってます。ヒール・エンジェル様ですよね。」
シーナ「よく知っているわね。」
メル「だって・・・私の・・・お母様だもの・・・。」
!!!!!!!!!
キル「お、お前の母さん!?」
シーナ「たしかに邪神・ミラヌダは神と神の間に生まれたって聞いたことあるわね。」
メル「でも・・・・もう・・私のお母様じゃないわ・・。」
キル「何で!?」
メル「逢えば分かるわ。
ごめんね・・。これは言えないの・・。」
キル「・・・・・ああ。わかった。
なあ、とりあえず。宿屋に行かねぇ?」
シーナ「そうね。ちょっと疲れたわ。」
メル「じゃあ、行こう。」
??「きゃあ!!!」
メル「え?」
ドドドドドッバタン!!
メル「いった~。あ、だ・・大丈夫ですか!?」
??「あ、私は大丈夫ですよ。」
??「本当に気をつけろよ。お前ドジなんだから。」
??「ごめんね・・。」
シーナ「本当に、すいませんでした・・。」〈ペコリッ〉
??「いえいえ。私が悪かったんです。前を見なかったものですから。
あっ、お礼に宿屋手配しましょうか?」
メル「そっ、そんな!そんないけませんよ!」
??「私もお礼がしたい。」
キル「してもらえば?」
シーナ「ばっバカ!!
すいません。ホント、大丈夫ですから。」
??「いえいえ、本当にもらってください。」
シーナ「・・・・そこまで言われてはね・・。」
メル「仕方ないですね・・。じゃあ、受け取ります。」
??「そうですか!?では、手配しておきますので。」
メル「あっ、あなた名前は?」
アリン「私ですか?私はアリン・ソフルージェと言います。」
レイト「私は、レイト・ベールだ。」
キル「俺は、キル・フォンドゥだ。」
メル「私は、メル・ミラルドです。」
シーナ「私は、シーナです。」
アリン「では、よろしくお願いします。」
レイト「よろしく頼む。」
キル「よろしく。」
メル「よろしく~。」
シーナ「よろしくお願いするわ。」
アリン「じゃあ、手配してきますね。」
メル「うん。ありがとう。」
アリン「いいえ。」
そして、手を振ってアリンとレイトは去った。
キル「俺は、もう宿屋に行くな。」
メル「私も~。」
シーナ「私も。」
キル「全員一致か。じゃあ、追いかけようぜ。」
メル「うんw」
キルたちは、宿屋に向かった。
新たな思いを乗せて・・・・。
【続く】
~あとがき~
疲れました~。肩が痛いです。
かなりの急展開です。「人物二人追加w」
では、また。「短!?」