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テイルズ オブ キーファイブ【18】


キル・・・・・?

アリン・・・・?

レイト・・・・・?

シーナ姉・・・?


どうしたの。皆・・・どうしちゃったの・・。
なんで・・・、そんな恐い顔してるの。
どうして、答えないの?ねえ、みんな。

え・・・待って!

皆、どこに行くの!?

ねえ、キルー!アリン・・!!シーナ姉ー!!レイトー!!

私を・・・置いていかないで・・。

私・・・頑張るから・・・。

お願い・・・・い・・か・・な・・い・・で・・・・よぉ・・・・。





メル「っ・・・・!!」


バサっ

メル「・・・・夢?
   ・・・・・・・・夢・・・・だよね。。」



夢でした。

でも、・・・夢じゃないと思っています。

手の震えが・・・・・止まらないから。

時は・・・・止まれません・・・。


なぜなら・・・・・




テイルズ オブ キーファイブ 
                【第十七話  光あれ 我の元へ】








風が吹く

大きく 大きく  ・・・何かを  包むように。

そんなに私の邪魔がしたいのか?

風よ

そなたは何だ?

風か?

いや、違うな。

お前は・・・







キル「レイト?」

レイト「!?」

キルに呼ばれレイトははっと我にかえる。
その時・・・
            風がやんだのだ。

キルたちはある森にいる。

キル「レイト・・。お前最近・・ぼーとすること多くねえか?
    さっきもそうだ。いったいなにして・・

レイト「キル。」

キル「?何だよ。」

レイト「さっきの事は謝っておく。
    だが・・・私を探るようなことはしないでくれ。」

キル「・・・・ん・・?。まあ、そういうわけじゃなかったんだけどなあ・・・。」

レイト「・・・・。」


レイトはしばらく考えていた。


レイト(神・・・私は再び帰ることになるとはな。
    クリル・・・。
    お前は・・・帰っては・・来てくれないのか?
    私は・・・・アリンだけじゃ・・・・。)



再び風がささやいた。


メル『おーーい!!!
     スレムザンが見えてきたよー!!』

キル「おう!」


メルの声が聞こえた瞬間空気が変わった。

闇が光に変わる瞬間のように。


メル「ほら、主都・スレムザン!」

メルがぱっと指を向けた。
その先には主都・スレムザンがある。


主都・スレムザン
世界の中心の都。
人が集まり、賑わう。
店が多く有名だが、なにより夜の屋台広場が有名。
仕事を求めてくる人も多い。
かつては小さな村だった都だ。
それがなぜ、主都になったか。
うわさでは昔、今の王の先祖がある者が
全精霊と契約して・・その精霊と力をあわせてここまできたとか。



メル「はぁー・・疲れちゃったわ。
    王に会うのは明日にして、宿屋に行かない?」

シーナ「そうね。焦らなくても・・王はもう近くにいるのだし。」


アリンは「賛成ー!!」と大声をあげる。
だが、キルとレイトは違うようだ。

メル「・・・キル?」



キル「メル・・気づかないのか?」

メル「え?」

アリン「・・誰かいます。」


主都はもう近くだというのに何か嫌な気を感じたのだ。
どこかで見られている。

今にも襲ってきそうな雰囲気だった。


レイト「隠れなくてもいい。
      出て来い。身のためだぞ・・。」




その時だった。






『・・ふふ。面白いじゃない。』

キル(女!?)


かすかに聞こえた大人らしい女の声。
だが、姿がまだ見えない。



『お前だね。キル=フォンドゥは。』


キル「俺!?」


その時、突如風が一定に集まりカマイタチのようになり
人影が現れた。


「きてみれば・・・、こーんなガキとはねぇ。」

キル「なっ!!?誰がガキだ!
     お前は誰なんだよ!」

かざな「あたしか?あたしは風季かざな。
     それ以外名のるものはない!」

シーナ「かざな?」

かざな「ほー・・・ちょっとね。
     キル=フォンドゥ!お前にはあたしと一緒に来てもらう!
                覚悟!!」

メル「来るよ!!!」



風が・・変わった。


―――――――――――――――


メル「水蓮の乙女よ
    願わくばソナタのいかなる力
          此処につどさぬ
                    スプレッド!!」

かざな「印:守手!!」

メルの水の柱が壁によってかざなに当たらなかった。

メル「え、うそ!」

シーナ(印術!?まさか・・・。)

印術
それは指で印を作り術をだす。
古代でよく使われていた魔法の一つ。


かざな「遅い・・。
      印:翔星破!!」

メル「きゃあ!!」

キル「メル!」


レイト「ライトニング!!」

かざな「くっ!
     へー・・なかなかやる奴もいるんだねぇ。」


アリン「烈風斬!!!」


かざな「印:守手!」

アリンが隙を見て攻撃するがかわされる。

キル「魔剣陣!!」

かざな「あまいよ。印:守手!
       っ・・・!!?」


バっ!!

かざなの守手を貫いた。

かざな「何!?  くっ!!」

キルの「魔剣陣」が見事に命中した。

かざな「馬鹿な・・!!なぜ、「魔剣陣」ごときに・・・。

    やはり・・・・・キル・・。お前は・・・。」

キル「・・・・?」

シーナ「泉よりいでし女神の使者よ
 
            その力、御身に奉げよ!!!
                 ナース!!」


キル「シーナ!!」

ナースによってキル達の怪我が治っていく。


かざな「ふん、こうなったら本気でいくしかないようだね。」

いつの間にかかざなは素早い動きをし印をしていたのだ。

レイト「来るぞ。」

レイトが改める。


かざな「光あれ 我の元に
      朱あれ  我の元に
        闇あれ  我のままに
                  印:蘭舞桜風!!!」


メル「きゃあ!!何これー!!」


かざなの印により風が集まり、鋼のごとく鋭くなり襲う。

カマイタチのようだ。


キル「くっ・・・・。」

押されるままに痛みが出て行く。


メル「くう・・・・。」

シーナ「待ってって。
        泉よりいでし女神の使者よ
 
            その力、御身に奉げよ!!!ナース!!」


キルたちの体力が回復。同時に痛みが和らぐ。


メル「あ、いけるかも!
    
     水の乙女よ!!!!(ウンディーネ!!)」


かざな「何!?おまえは・・・・!!!!うわああ!!!」

ウンディーネの攻撃がかざなを舞う。


かざな「くっ・・予想以上だ。
    まあいい。キル=フォンドゥ!次こそは貴様を逃がさない!」



そう言うとかざなは再び消えた。




キル「・・・・・俺が・・・なんだっていうんだ。」





不思議に考えたが、こたえはでない。

ただ分かること。

かざなはキルを狙っている。




それだけ。





【続く】
               



あとがき

ぷはー!!!【何
肩が痛いです;マッサージしたいですねー;
どうも、コンニチワ!ユユンです。
遅くなりましたが十七話をお届けしました。
戦闘シーンが多いですね。。
でも!新キャラ登場!やったー^^
次はついに首都。スレムザンに!!キル達の運命は!!
では!!




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