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テイルズ オブ ライト&ダーク【11】


    幼いながらに分かっていたんだと思う
                           光と闇が犯そうとしている事
                だから止めようとしたんだと思う
                              ルキアがセレインとともに下界に落ちたとき
                        わたしは助ける事ができなかった
                 
                        だから私はここにいる
                          
                      第10章  光と闇と死神

   頭の中が真っ白になるような気がした。
   クレアがいきなり現れ、ルイたちに攻撃を仕掛けたのだ。
   よく見ると、横にはロイが倒れている。
   「クレア!いきなり何するんだよ!!」
   レインがクレアに向かって叫ぶ。
   『・・・・弟のほうは駄目だったのね。残念だわ。せっかく手に入れた力なのに。』
   そんな声が聞こえる。
   だが、レイン以外には聞こえていないようで、ルイも同じように叫んでいる。
   「ロイに何したのよ!クレア!!」
   『・・・・・・・・・・・うるさいわね』
   クレアがルイに向かって攻撃を仕掛ける。
   剣が、ルイに向かって襲い掛かる。
   「・・・・・っ!!」
   ルイも、剣で立ち向かうがクレアに攻撃を出来ないようで戸惑っている。
   しかし・・・・・・
   「ルイ!切れ!クレアはなにかに操られてる!戸惑ったりしたらやられるぞ!!」
   レインがルイに向かって叫んだ。
   「OK!!!」
   それを聞いてルイはクレアに向かって突っ込んでいく。
   そしてクレアに切りかかろうとした時だった。
   『神の力を手にした私が負けるわけ無いじゃない!!』
   クレアが何かの呪文詠唱をしようとする。
   しかし・・・・・・・・
   「うるさいな」
   そんな声が聞こえたかと思うと、急にクレアが倒れる。
   『どういうこと!?私とその子が分離してるなんて・・・。完璧にのっとったはずなのに・・・』
   少女が一行の前に現れ、戸惑う。
   すると、少女の後ろから声が聞こえた。
   「安眠妨害もいいとこだ。ふざけるなよ、ガキ」
   そういいながら、少女の背後から人が現れた。
   「お、お前は・・・・・・・」
   レインが言う。
   イズミも知っているようで、顔が青ざめている。
   『何よ!何も出来ない人間がこんなところで・・・・・!!!!』
   少女はふりかえりながらその者に向かって強気に言ったが、その者の姿を見たとたん、青ざめた。
   『あ、あんたは・・・・・・・』
   「天界 3神の一人・・・・・生と時・・・・・・及び残酷などの言葉もつかさどる死神。
    ナオ=カルニア。」
   それは、あの光と闇に並ぶ死神だった。
   「下界はいつもこうなのか?毎回毎回私の姿を見て青ざめるって・・・・失礼な奴等だ」
   ナオはそういいながら、クレアを抱えるとレインのほうへ歩き、クレアを渡す。
   そして・・・・・
   「覚悟は出来ているだろうな?地獄を抜け出した罰は重いぞ。シーゼ。ゾークにでもだしてもらったんだろう。
    全く仕方がない奴だ。」
   『そ、それだけは・・・・・・・・・』
   「判決・・・・・・・・・・・・・・・・・・・死刑・・・・だな」
   『!!!!!!!!』
   「とっとと片付ける。こっちはゾークとセーラのことで忙しいんだ。行くぞ」
   そう言ったナオの手に、チャクラムに似た武器が現れる。
   しかし、それは形状はよく似ているが、何よりも大きな違いがあった。
   それは、大きさがチャクラムよりもはるかに大きいのである。
   大きさは、7~8歳くらいの子供の身長を越すほどの大きなものである。
   「おい、そこのお前等。離れとかないと巻き添えになっても文句は言えんぞ。私は死神だからな、
    差別してお前達だけ生き返らせようなんてことはできないからな!」
   それだけ言うと、ナオは大きく振りかぶり、武器をシーゼに向かって投げる。
   その勢いで、地面に亀裂が走る。
   しかし、その武器はシーゼに当たらずにとおりぬける。
   『あたってないわよ』
   「これからだからな」
   そういうナオの手には細いピアノ線が握られている。
   そしてそのピアノ線を強く引っ張った。
   武器は大きく円を書き、まっすぐにシーゼに向かって飛んでいく。
   『?!』
   「終わりだ」
   武器は大きくシーゼを切り裂いた。
   『きゃああああああああああ!!!』
   シーゼの断末魔がひびく。
   「あの兄ちゃん強いね」
   
   
  
    




    ピシ









  「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私、そんなに男っぽいか?」
     その顔は明らかに怒っている。
     ルイの問題発言が波乱を呼びそうである。

     
    


あとがき
ナルです。
ホントはクレアの名前に私の名前を入れよー!ってことになってたんですが、
「ちょっと待て!ほんとの名前は後で出番が多くなるから、何回も自分の名前書いてるの悲しくないか?」
というわけで、年齢は低いが、ゾークとセーラと同じ地位にいる見た目は男!な女の子
につけました。
ついでに言うとルキアはテキトーな名前です。
来週はクレアとの対面!!
さあどうなる!?
ってことで!
「おい」

「お前と同じ名前なのは仕方ない」
うんうん。
「一応言っとくけど、私は19歳だぞ?」
しってるよそんなの
「もうちょっと年上を敬え貴様ああああ!!!」
ぎゃああああ!
そんなんだから男に見えるんだあああああああああああ!!
あっ、余計怒らせちゃった。
そ、そんなわけで!
(逃)
「あっこら!!」
(続く)

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