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　　　　　昔ある世界に少女がいた
　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　彼女は毎日隠れて歌っていた
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　彼女が持つのは神の力

　　　　　　　　　　　　　　彼女が歌えば世界が滅びる
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　彼女が歌えば世界が生まれる
　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　彼女が毎日歌う事で世界は循環を保っていた
　
　　　　　　　　しかし人間はそれをよしは思わなかった
　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　彼女の歌を滅びの歌と勘違いしていたのだ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しかし彼女は歌った
　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　世界の循環を保つ為に

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　己の使命を果たす為に
　
　　　　　　　　　　　　　　　　彼女はただ歌いつづけた

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ただただ世界の為に


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だがそれも長くは続かなかったのだ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　人間が歌を歌いつづけていつことに気付いてしまったのだ



　　　　　　　　　　　　　　彼女は殺された
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　人間によって
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　彼女はいなくなり、世界は生まれる事も、滅びる事もなくなった


　　　　　　　　　　　　　　　　　　朽ちた世界も失われず、新たな世界で住まう事も出来なくなった

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そうして世界は破滅の道を歩みだす


　　　　　　　　　　　　　　　しかし、彼女は最後まで世界を見捨てる事はなかった

　　　　　　　　　　　　　彼女は死ぬ前に己の力を二人の子供に託したのだ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『世界を循環させて・・・・・・・。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　私がこの世界にまた生まれるその時まで・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この力を憎む者も、欲するものもありましょう
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それでもただ歌ってください
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　例えまわりが信じずとも』

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そういって彼女は消えた
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　力を受け継いだ二人は誰なのか・・・・・
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それは彼女と本人達だけが知っている・・


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　これが物語の始まり

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　真っ暗な夜のような静かで悲しい物語・・・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それを変える事ができるかは・・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　彼女だけが知っているのかもしれない





　　あとがき
ナルです。
やってしまいました。
まだライト＆ダーク終わってないのにもかかわらず。
題名はテイルズ　オブ　ノクターンです。
夜の叙情的な気分を表現するピアノ曲だそうです。
他にも曲の種類をチョコチョコ入れていきたいと思います。
それでは。