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TALES OF CONSTELLATION【2】


第二幕 「闇」

闇の中でしか生きられない自分・・。
闇の中でしか何も見つけ出せない自分・・。
闇ですべてが手に入るのであれば、俺は闇に生きる。
今ココニ闇ハ復活シタ・・・。


ここは、スオン王国跡地。あの戦いから数年後、他国との争いでスオン王国は滅亡した。
後に残ったのは瓦礫の山だけだった。
しかし、残したものそれだけではなかった・・。
朽ち果てたスオン王国には、もう星の力はなかった。
そのため、<星の宝玉>に力を与える者むいなくなり、<星の宝玉>はだんだんと力を失い始めた。

西暦6082年。闇の覇者<デストムーン>は復活した。

???「かぁー!久しぶりの外だ!!」
闇四星の一人が宝玉から抜け出てきて大声で叫んだ。
闇四星とは、デストムーンを守る四人の闇の戦士のことだ。
闇の火を司る<ベガ>
闇の雷を司る<メデュー>
闇の水を司る<シリウス>
闇の地を司る<クロス>
この四人は闇の力と自然の力を両方を扱い、最強の闇魔法を習得したもの達なのだ。
???「確かに久しぶりね・・。50年ぶりかしら。」
声と共にもう一人が出てきた。
???「おっ、メデューも出てきたか。そういえば後の二人は出てこないのか?」
先ほど出てきたのはメデューというらしい。
メデュー「あら?ベガも知ってるでしょ?あの二人はできてるって。」
始めに出てきたのはベガという。ベガはそれを聞くと笑いだした。
ベガ「くっくっくっ・・そうだったな。せっかく外に出れたというのに第一あいつらは・・」
そこまで言うとベガの周りの地面が盛り上がりマグマが噴出してきた。
ベガ「ぐおっ!!なんだぁ!!?」
間一髪かわしたベガは宝玉に目をやった。
???「人のことをごちゃごちゃと話すのはどうかと思うぞ。」
また、一人の男が宝玉から出てきた。
ベガ「ほぉ~出てきて早々その言葉か・・クロス・・えぇ!!?」
今度はベガが腕に火をまとクロスにい殴りかかってきた。
その時、大洪水並みの水がベガを襲った。
ベガ「ま・・またかっ!!」
???「まったく・・お前達はいつも喧嘩ばかりして・・。」
既に最後に一人も出てきたらしい。
クロス「・・・何故止めたんだ。シリウスよ・・今度こそこいつの息の根を・・。」
シリウスと呼ばれた女はクロスの方にも向かず、ずっと宝玉を見ている。
シリウス「もうすぐデストムーン様が復活なさる。それなのに貴様らは遊んでていいとでも思っているのか?」
メデュー「あら?やけに冷静ね・・・。」
メデューが冷やかし程度に言った。
ベガ「ふん・・デストムーン様が復活か・・・。それまでに例のアレを見つけておいたほうがいいんじゃねえか?」
そういうと、ベガはあくびをした。
シリウス「そうだな・・では、我が弟子(バルバラード)をあの村に送るとしよう。」
そういうと、シリウスは何か呪文を唱えだした。すると、黒い玉ができ、その中から漆黒の翼を持った一人の男が出てきた。
シリウス「我が弟子バルバラードよ・・おぬしに命ずる・・例の村へ行きその村にいるもの及び、<星の剣>を奪って来い。」
バルバラードと呼ばれた男は空中に飛び、一言言った。
バルバラード「かしこまりました・・シリウス師匠・・・。」
そう言うと、ものすごいスピードで空の彼方へ消えていった。
シリウス「・・・これでよい。」

そして、闇の勢力も動き出し、再び闇と星との戦いが始まった・・・。
                                            続く

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