僕の正体【3】
僕の正体 作・沙宇摩
~リオンの旅立ち~
外はまだ薄暗い・・・。
朝日が出る前にここにでよう・・・・。
もうあいつらのお人よしにはうんざりだ・・・・・。
ガサガサッ
部屋から物音が聞こえる。
シャルティエ『坊ちゃん。なにをなさってるんです?』
リオン「なにって・・・・荷造りだ。」
シャルティエ『なっ!!!ここをでるんですか!!!!???』
リオン「バカッ声がでかいぞ!!!」
シャルティエ『・・・・・。』
リオン「僕はシャルはちゃんと連れて行く。シャルがいないと寂しいしな。」
シャルティエ『私もついてかないとね。心配で溜まりません。』
リオン「おぃ!僕は子供じゃないんだぞ!」
かまわずシャルティエは話を続けた。
シャルティエ『どこへ行くんです?』
リオン「ダリルシェイ・・・・・・ド・・・・・。」
なぜか声が小さくなった。
シャルティエ『荷造りがすんだら言って下さい。』
リオン「あぁ・・・。」
そうして二人は黙ったままになった。そうして時間は過ぎいった。
ルーティ「金よこしなさいよぉ~~~」
スタン「クカ~~~~~ッ・・・・・。クカ~・・・・・」
フィリア「すぅ~・・・すぅ~・・・」
ウッドロウ「・・・・・・・」
リオン「できた・・・・。」
みんなが寝ている間にリオンは旅立つ。
一言も別れを言わずに。
が、置手紙は書いた。
リオン「よし・・・・。行くぞシャル」
シャルティエ『はい・・・・。』
キィィィィ・・・・。
みんなに気づかれないように扉を開けた。
リオン「さよならは言わないぞ・・・。脱獄犯達め・・・・。」
シャルティエ『・・・・・・・・・・。』
シャルティエは無言のままだった。
リオンは歩き出した。この広い草原を一歩ずつゆっくりと・・・・。
スコンッ・・・・・。
何かが落ちた。
けど、リオンはそのことに気付かず歩いていった。
リオンは気付いて拾っておけばよかったものの・・・・。
チュンチュン・・・・。
鳥のさえずりが聞こえた・・・・。
その声で目覚めるフィリア
フィリア「もう朝ですわ・・・・・」
クレメンテ『フィリアよ・・・リオンの部屋を見てきてはくれないか・・・。いやな予感がしてのぉ・・・・。』
フィリア「いやな予感?気のせいじゃないですか?」
クレメンテ『じゃぁ、ソーディアンたちでもいいから連れてきてくれないか?』
フィリア「それでしたらちょっとお待ち下さい・・・。」
と言うとフィリアはそれぞれの部屋へと急いでいった。
しばらく待つと、ソーディアンの剣がフィリアの部屋に集められた。
クレメンテ『諸君・・・。いやな予感はしないか?』
フィリア(直球ですわね・・・・。クレメンテさん)
アトワイト『いやな予感・・・・・か。なんかモヤモヤしてるのは確かね。』
ディムロス『ん~・・・・・。するな・・・・。』
イクティノス『します。確かに。何かが欠けたような・・・・。』
クレメンテ『そう言えばシャルティエ君はどうした?』
フィリア「あっ忘れていましたわ!持ってきます。」
パタパタパタッ
廊下を走るフィリアの音
フィリア「シャルティエさ~ん・・・。ちょっと会議(ソーディアンのみ)やってますんで参加してくださいとクレメンテさんが~・・・。」
部屋の中は誰もいない。
ベットは綺麗に治っているし、不自然なところは、リオンの荷物がない。シャルティエもいない。そして、綺麗になっているベットの上におかれた紙。
フィリア「まさか・・・・・。」
フィリアは急いで紙を見た。
急いで手紙に目を通し、部屋を出た。
バタバタバタッ
勢いがついている音・・・・。これで何かあったとソーディアン達は気付く。
フィリア「クレメンテさん!!!リオンさんと、シャルティエさんが・・・・・!!!」
ソーディアン『なっ!?』
イクティノス『フィリアさん!!!みんなをたたき起こすんだ!!』
フィリア「はい!」
クレメンテ『いやな予感は・・・。このことか・・・・。』
イクティノス『そのようで。』
ディムロス『どこに・・・・・。しかもいきなり・・・・・。』
そうこう会話しているうちに、みんな集まった。(スタンも大変だ。と思い、急いでベットから出た様子。)
ルーティ「あの餓鬼消えたの!?」
スタン「とにかく、連れ戻そう!!!」
ウッドロウ「それが一番だな!」
という訳で、リオンを連れ戻すことになったようだ。
ーあとがきー
ども~沙宇摩です!
いとこの家に言ってたもんで書くのが遅れました。
すいませんでした。
リオン旅立ちました。(ぉぃ
まぁ、頑張ってます(謎
今度は題名決めてないや・・・・。(コラコラ
(なんかだんだん生意気に・・・・。(汗)
見てくださった方、感動の涙が出ます・・・・・。(涙
本当にありがとうございます!!!!!
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では、また次の章で!