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僕の正体【5】


僕の正体  作・沙宇摩
~信じ続ける事~

ザザァァアッ

風に吹かれ、森の木が、いっせいに、不気味な音を立て、リオンたちを襲う。

リオン「・・・森が深くなってきたな。」
シャルティエ『大丈夫ですか?やっぱ地図を取りに帰ったほうが。』
リオン「もう、帰れないかもしれない・・・・。」
シャルティエ『覚悟していましたけどね・・・・。』

フワリッ

リオンの頬の横に、なにかが、漂った。

リオン「ん・・・なんだあれは・・・。光っているな・・・。」
シャルティエ『ホタルですかね?』
リオン「もしかしたら、小屋の電灯かもしれない。行ってみよう」
怪物「ブルルルルルルッ」
後ろには、この森の主、「アイディアール」がリオンを狙っていた。

ルーティ「リオーーーーーーーーーーーンッ」
ルーティは一人大声を出して、リオンの名前を呼び続けた。
スタン「ルーティ!もう明日にしよう。」
ルーティ「いやよっ!ちゃんと探してあげなきゃっ・・・・」
フィリア「それもそうですけど、夜が更けすぎて、遅いですわっ」
ウッドロウ「リオン君は絶対大丈夫だっ」
ルーティ「そんな根拠どこにあるのよ!」
アトワイト『いい加減にっ・・・』

ポトッ・・・ポトッ・・・・

アトワイト『ルーティ・・・?』
ルーティ「くっ・・・・。」
ベシッ
ルーティはアトワイトを地面に思いっきり投げつけた。
そして、宿の中に、入っていった。
フィリア「ルーティさん!?」
フィリアも慌てて、ルーティの後を追った。
スタン「ルーティ・・・?」
ディムロス『アトワイト!大丈夫か?』
アトワイト『えぇ、大丈夫よ。』

宿屋内部ーーールーティの部屋ーーー
ルーティ「・・・グスッ・・・」
ズサッ・・・。
ルーティは扉の前で倒れこんだ。
そして、嗄れ声でルーティは
ルーティ「誰だって、一人ぼっちは辛いわよ・・・・。」

コンコンッ

フィリア「ルーティさん。大丈夫ですか?」
クレメンテ『ワシは置いていきな』
フィリア「はい・・・。」
床にクレメンテを置いた

カチャ・・・・

フィリア「ルーティさん。お話よければ聞きますよ?」
ルーティ「え?」
フィリア「なにか、寂しそうなんですもの」
ルーティ「さすが・・・神官さんね。」
そして、ルーティは、自分の過去をしゃべりはじめた

ーーある日、私は、孤児院を飛び出して、あてもなく。歩き始めた。
何かが私を読んでるような気がして・・・。
ひたすら、クレスタをでて、歩き続けた。
そして、名も無き森へとたどり着いた。
そこでもやっぱり、なにかに呼ばれるような気がして、入っていった。
無装備でね。
すると、キラキラ光る木を見つけた。
それに向かって歩きに歩いた。
たどり着いた瞬間、崖から落ちた。
軽く10メートルは合ったわね
そして、2日ぐらい、一人だった。
誰も来てくれない。
友達だって元々いない。
このまま死んでしまうのではないかという恐怖心で、いっぱいになった。
ところが、3日目の朝、シスターが来てくれたの。
縄を投げて、私を救い出してくれた。
嬉しかった。
それ以来、私は、一人はいやになった。
寂しくて、やっぱりみんなといたほうが安心できるそう思ったのーー
フィリア「そうでしたか。」
ルーティ「うん。」
フィリア「だから、一人ぼっちはいやだろうと思って一国も早く、リオンさんを助け出そうとしたんですね?」
ルーティ「そうよ。どうしようもないバカだけど、やっぱり、連れ戻さなきゃ。」
フィリア「だったら、リオンさんは大丈夫だと信じましょう。」
ルーティ「え?」
フィリア「多分、ルーティさんを探してた人たちは、大丈夫だ。と確信を持ちながら探したと思います。だから。信じましょう。」
フィリアは立ち上がって、手を差し伸べた。
ルーティ「そうね。」
と言うと、フィリアの手を握り、スタッっと立ち上がった。

その夜は満月だったようだ。


あとがき
どーも~♪沙宇摩です。
久しぶりだぁぁぁ☆
ネタが見つかんなくて・・・。
最後のフィリアの言葉が変かも・・・
意味伝わるかなぁ・・・。
まぁ、なんか生きがい感じてます。
小説書くの生きがいかもしれませんねぇ。
あっ。恒例の中の恒例で、
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