リオンの記憶【2】
第二章記憶を探す旅
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悲しそうな顔をしながらミリスの作ったご飯を食べるリオンを見てミリスが
ミリス「ねえもうちょっと家にいてもいいんのよ」
リオン「・・・いいよそんなに世話になったら迷惑だろうし記憶が無いのだったら探しに行かなくちゃ」
ミリス「探すって何処に行くの?」
リオン「とりあえず大きな町に行ってみたい」
ミリス「大きな町ってダリルシェイド?」
リオン「解らないだけど色んな町に行ってみたいと思う」
ミリス「じゃあ最後に服の用意だけでもさせてっね?」
リオン「解ったじゃあ旅の準備でもしておくよ」
一度自分が寝ていた部屋に戻ってシャルティエを取るリオン
リオン「君も僕のすぐそばに落ちていたみたいだから一緒に持って行くよ」
シャルティエ『・・・坊ちゃん』
リオン「ねえ君の名前は?」
シャルティエ『私の名前はシャルティエそして貴方の名前はリオンです」
リオン「リ・・・オ・・・ン・・・?それが僕の名前?」
シャルティエ『はいそれとまず最初はダリルシェイドに行ってみましょうそしたら何かが解るかも知れません』
リオン「ダリルシェイド?」
シャルティエ『はい貴方が昔そこの城の兵士をやっていましたから』
リオン「兵士?」
シャルティエ『って今の坊ちゃんに何を言っても仕方ありませんとにかくダリルシェイドに行きましょう』
リオン「うん解った」
シャルティエとの話を終わったところで部屋を出るリオン
ミリス「あ!っやっと降りてきたへ~準備にしちゃあ時間結構かかってるじゃない」
リオン「うんこの剣と喋っていたんだ」
ミリス「剣と?」
突然のリオンの言葉にあぜんとするミリス
リオン「この剣から色々聞いたよ僕の名前も記憶を失う前のことも」
ミリス「じゃあ結構解ってきているって事ね」
あぜんとしたミリスの顔から笑顔が返ってきた
リオン「ああじゃあ改めて自己紹介させてもらうよまあ解っているところまでだけどね僕の名前はリオン記憶を失う前はダリルシェイドの兵士をやっていたって聞いたよ」
ミリス「王国騎士団?凄いじゃない私も早く貴方の記憶が戻るのを願っているわ」
リオン「うんっあ、それより僕の服は?」
ミリス「こっちにある奴よ貴方が流れ着いた時に来ていた服よ」
さっそくその服を着るリオン
リオン「・・・似合う?」
照れくさそうに言うリオン
リオン「じゃあそろそろ行かないと記憶が戻ればまたここに戻ってくるよ」
ミリス「それまで絶対に忘れないわ」
リオン「僕も忘れない」
ミリス「じゃあね‘‘リオン‘‘!」
リオン「うんじゃあね‘‘ミリス‘‘」
そう言ってミリスの元から離れるリオンであった
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これで第二章は終わりです
なんとなく恋愛小説になってるってところがちょっと嫌です