« 蒼海【11】 | メイン | デミテルは今日もダメだった【7】 »

君と2人で見た星空【2】

あらすじ 第1話を読みましょう♪

「ずいぶんと、テキトーね・・・・」

うるさいよ!この話の主人公!てなわけで続きをどうぞ。

「この話、前書きでギャグとまちがえられそうね・・・・」

「あ、あのさー・・・・」

「何だ?」

ルーティが少年に聞いた。

「クレスタに行くのはわかったわ。でもどうやって・・・・」

・・・・・・・・・・・

かーかー・・・

からすの鳴き声がこの場のムードをさらにむなしくしたとか・・・・

「・・・・ま、まぁ、何とかなるだろ!」

苦笑いをしながら男の子が言うと、ルーティは、はぁ、とため息をついた。

「・・・仕方ないわね。とにかくその辺を歩き回って・・・」

『ルーティ、それは危険よ』

「えー、でも他にどうしようもないじゃん!」

『だけどね・・・・』

「・・・なぁ、ちょっと聞いていいか?」

「何?」

「いつも誰と話してるんだ?声は聞こえるんだけど・・・・」

ルーティは目を丸くした。

「・・・・え?」

「だから、誰と話しているんだ?」

「・・・アトワイトの声が聞こえるの?」

「あ、あとわいと?」

『まさか・・・私の声が聞こえるなんて・・・・』

アトワイトは声を上げた。

「ねえっ、今、女の人の声、聞こえた?」

「うん」

ルーティはさらに目を丸くした。

「うそー!?あたし以外にもアトワイトの声が聞こえる人がいたんだ!」

「だから、あとわいとって・・・・」

「これのことだよ」

ルーティはアトワイトを上に上げた。

「・・・へ?これ、剣じゃないか?」

「うん。そうだよ。えーと・・・アトワイトは特別なの」

男の子はしばらく呆然としていたがすぐに目をキラキラ輝かした。

「すげー!そんなのがあるんだ!いいなーうらやましいなー」

「そ、そうかな?」

ルーティは男の子の反応に少しとまどった。

「まぁ、こんなとこにいてもしょうがないし、早くクレスタを探さないと」

「あ、忘れてた」

「・・・・・・・・」

「そ、そんな目で見るなよ。ほ、ほら、早くクレスタに行くんだろ?」

「・・・・はいはい」

「・・・・という訳」

「そうなんですか~」

(・・・なんだかルーティさんの初恋の方、あの人に似てるような・・・)

「フィリア?どうした?」

「あ、い、いえ・・・」

「ルーティさーん、早く続きを話してくださーい!早く早く!」

「あーはいはい、わかったって」

歩き続けて1時間たったごろ。

「うーん、町らしきものは何も見えないなー」

「・・・・・・」

ルーティはその場に座り込んでしまった。

「あれ?どうしたんだ?」

「・・・・・・・つかれた」

「え?もう?」

「・・・・・あたしはあんたと違って体力が少ないの!」

「ふ~ん・・・・」

「何よ、その目は」

『きっと、口だけはよく動くな、とでも思ったんじゃないの?』

「アトワイトはうるさい!」

「・・・本当に口だけはよく動くな」

「なっ!?」

『ほら、ね』

「・・・・・うぅ」

「さてと、行くか」

「あ、ちょ、ちょっと待ってよ!」

ルーティはその場から何とか立ち上がり、男の子の後を追った。

それから30分・・・・

「・・・・・・ねえ、さっきよりさらに奥にきてるんじゃない?」

「・・・・・(汗」

『そうね。そう思うわ』

「・・・・あ、あははははは・・・・・」

「・・・・どーすんのよ」

「ど、どうするって・・・俺この辺に暮らしてるわけじゃないんだからどうしようも・・・・」

「アトワイト、何かいい方法ない?」

『そうね・・・誰かが来るまで待つしかないと思うわ』

「どこで?」

『それは・・・・・・』

「待つってことは無理なんじゃない?」

「そうだな・・・・・・・」

「あーもう、何かいい手はないかしら・・・・」

「・・・ん?」

「どうしたの?」

「いや・・・何か・・・冷たいものが・・・・」

「?」

少年は空を見上げるとこう言った。

「やっぱり!雨降ってきてる・・・・」

「えっ!?」

ルーティも続いて空を見上げる。

空は暗い灰色に染まり、ポツポツと雨が降ってきていた。

「な、何でこんなときに・・・・」

「どうする?この空の状態だと、後からもっと降ってくるかも・・・」

「うそぉ!?どうするのよ!」

「落ち着けよ。どっか雨宿りとかできるところは・・・」

『2人とも、前のほうを見て』

アトワイトが言った方向に2人は向いた。

『ほら、洞窟みたいな穴があるでしょう?あそこで雨宿りしたらどうかしら』

「そうね・・・雨宿りできるところはあそこしかないみたいだし・・・・」

「それじゃあ、行くか」

『でも、モンスターには気をつけてよ。ああゆう場所に出やすいんだから』

「わかったわ」

「ああ」

ルーティたちはその洞窟へと向かった。

そのとき、ルーティはふと思った。

(なんか・・・変な感じ。私以外にアトワイトと話せる人がいるんだもの・・・・
 こうしてると・・・なんか・・・・)

ルーティはそのことを考えながら洞窟へと向かった。

                                      ~続く~


あとがき

あとがきタ~イム!というわけで始まりました!

「どうゆうわけよ・・・・」

さてさて、今回はゲストをお呼びしているんです!それではどうぞ!
フィリア=フィリスさんでーす!!

「どうも、こんにちわ」

さて、フィリアはルーティの初恋の相手がわかっちゃったようだけど・・・・・

「はい・・・でも、ソーディアンと話せる時点で、もう、あの人と皆さんも 
思っていらっしゃるかと・・・・」

だよね・・・ありきたりな設定だし~ルーティの初恋の人。

「ありきたりって・・・・」

それでは!あとがき終了!次回も楽しみにして待っていてくださーい!

                                     Byドリーム

コメントする