君と2人で見た星空【2】
あらすじ 第1話を読みましょう♪
「ずいぶんと、テキトーね・・・・」
うるさいよ!この話の主人公!てなわけで続きをどうぞ。
「この話、前書きでギャグとまちがえられそうね・・・・」
「あ、あのさー・・・・」
「何だ?」
ルーティが少年に聞いた。
「クレスタに行くのはわかったわ。でもどうやって・・・・」
・・・・・・・・・・・
かーかー・・・
からすの鳴き声がこの場のムードをさらにむなしくしたとか・・・・
「・・・・ま、まぁ、何とかなるだろ!」
苦笑いをしながら男の子が言うと、ルーティは、はぁ、とため息をついた。
「・・・仕方ないわね。とにかくその辺を歩き回って・・・」
『ルーティ、それは危険よ』
「えー、でも他にどうしようもないじゃん!」
『だけどね・・・・』
「・・・なぁ、ちょっと聞いていいか?」
「何?」
「いつも誰と話してるんだ?声は聞こえるんだけど・・・・」
ルーティは目を丸くした。
「・・・・え?」
「だから、誰と話しているんだ?」
「・・・アトワイトの声が聞こえるの?」
「あ、あとわいと?」
『まさか・・・私の声が聞こえるなんて・・・・』
アトワイトは声を上げた。
「ねえっ、今、女の人の声、聞こえた?」
「うん」
ルーティはさらに目を丸くした。
「うそー!?あたし以外にもアトワイトの声が聞こえる人がいたんだ!」
「だから、あとわいとって・・・・」
「これのことだよ」
ルーティはアトワイトを上に上げた。
「・・・へ?これ、剣じゃないか?」
「うん。そうだよ。えーと・・・アトワイトは特別なの」
男の子はしばらく呆然としていたがすぐに目をキラキラ輝かした。
「すげー!そんなのがあるんだ!いいなーうらやましいなー」
「そ、そうかな?」
ルーティは男の子の反応に少しとまどった。
「まぁ、こんなとこにいてもしょうがないし、早くクレスタを探さないと」
「あ、忘れてた」
「・・・・・・・・」
「そ、そんな目で見るなよ。ほ、ほら、早くクレスタに行くんだろ?」
「・・・・はいはい」
「・・・・という訳」
「そうなんですか~」
(・・・なんだかルーティさんの初恋の方、あの人に似てるような・・・)
「フィリア?どうした?」
「あ、い、いえ・・・」
「ルーティさーん、早く続きを話してくださーい!早く早く!」
「あーはいはい、わかったって」
歩き続けて1時間たったごろ。
「うーん、町らしきものは何も見えないなー」
「・・・・・・」
ルーティはその場に座り込んでしまった。
「あれ?どうしたんだ?」
「・・・・・・・つかれた」
「え?もう?」
「・・・・・あたしはあんたと違って体力が少ないの!」
「ふ~ん・・・・」
「何よ、その目は」
『きっと、口だけはよく動くな、とでも思ったんじゃないの?』
「アトワイトはうるさい!」
「・・・本当に口だけはよく動くな」
「なっ!?」
『ほら、ね』
「・・・・・うぅ」
「さてと、行くか」
「あ、ちょ、ちょっと待ってよ!」
ルーティはその場から何とか立ち上がり、男の子の後を追った。
それから30分・・・・
「・・・・・・ねえ、さっきよりさらに奥にきてるんじゃない?」
「・・・・・(汗」
『そうね。そう思うわ』
「・・・・あ、あははははは・・・・・」
「・・・・どーすんのよ」
「ど、どうするって・・・俺この辺に暮らしてるわけじゃないんだからどうしようも・・・・」
「アトワイト、何かいい方法ない?」
『そうね・・・誰かが来るまで待つしかないと思うわ』
「どこで?」
『それは・・・・・・』
「待つってことは無理なんじゃない?」
「そうだな・・・・・・・」
「あーもう、何かいい手はないかしら・・・・」
「・・・ん?」
「どうしたの?」
「いや・・・何か・・・冷たいものが・・・・」
「?」
少年は空を見上げるとこう言った。
「やっぱり!雨降ってきてる・・・・」
「えっ!?」
ルーティも続いて空を見上げる。
空は暗い灰色に染まり、ポツポツと雨が降ってきていた。
「な、何でこんなときに・・・・」
「どうする?この空の状態だと、後からもっと降ってくるかも・・・」
「うそぉ!?どうするのよ!」
「落ち着けよ。どっか雨宿りとかできるところは・・・」
『2人とも、前のほうを見て』
アトワイトが言った方向に2人は向いた。
『ほら、洞窟みたいな穴があるでしょう?あそこで雨宿りしたらどうかしら』
「そうね・・・雨宿りできるところはあそこしかないみたいだし・・・・」
「それじゃあ、行くか」
『でも、モンスターには気をつけてよ。ああゆう場所に出やすいんだから』
「わかったわ」
「ああ」
ルーティたちはその洞窟へと向かった。
そのとき、ルーティはふと思った。
(なんか・・・変な感じ。私以外にアトワイトと話せる人がいるんだもの・・・・
こうしてると・・・なんか・・・・)
ルーティはそのことを考えながら洞窟へと向かった。
~続く~
あとがき
あとがきタ~イム!というわけで始まりました!
「どうゆうわけよ・・・・」
さてさて、今回はゲストをお呼びしているんです!それではどうぞ!
フィリア=フィリスさんでーす!!
「どうも、こんにちわ」
さて、フィリアはルーティの初恋の相手がわかっちゃったようだけど・・・・・
「はい・・・でも、ソーディアンと話せる時点で、もう、あの人と皆さんも
思っていらっしゃるかと・・・・」
だよね・・・ありきたりな設定だし~ルーティの初恋の人。
「ありきたりって・・・・」
それでは!あとがき終了!次回も楽しみにして待っていてくださーい!
Byドリーム