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運命の記憶~平和な世界~【2】


    運命の記憶~平和な世界~

 第二話『ともに・・・・・・』



(う、うわ!な、何だ!)
いきなり後ろから両手を抑えられ口を塞がれる。
(くそ……!)
「んんんん!」
カイルが何とかその手を振りほどくとそこには見慣れた顔があった。
ロニ・デュナミス
カイルの幼い頃からの親友だ。
「ってロニ!なにすんのさ!」
「ふっふっふ…甘い、甘いぞカイル君!あんな簡単に後ろをとられるなんて!」
「じゃなくてっ!何でロニがここにいるのさ!」
「心外な、おまえが旅に出たって聞いてすっとんできたんだぜ」
どうやら本当らしい、最低限の荷物にハルバード、どうやらロニも本気らしい
「おまえ一人じゃ心配だからな」
「でも店はどうすんのさ!」
「んなことどうだっていいんだよ!それより目的地はどこなんだ?」
「ラグナ遺跡だけど…」
「はぁ!?ラグナ遺跡!?おまえ今まで何してたんだよ!ここはダリルシェイド付近の森だぜ?」
「ええ!?じゃぁ俺は今までずっと森の中をさ迷っていたの!!?」
「はぁ先が思いやられるぜ……まぁいい、とりあえずダリルシェイドで必要な物をそろえようぜ」
「うん、わかった!」



「で、ついたはいいけどまず何を買う?」
「えーと、必要なものはグミと薬と食料に水……」
「よし、じゃぁ分担して買い集めるか」
「わかった、じゃぁ30分後に広場で」
「おう!」



「よーし、これで終わりだな」
水と食料を買い揃えたロニは一息ついた
「ん、まだ時間あるな…よしカイルのおやつでも買っといてやるか。確か広場の近くに菓子屋があ
 ったよな」


ロニが広場に戻ってくるとカイルがもう戻っていた……
と、いうより戦っていた。それも劇団員と……
「あの馬鹿!なにやってんだ!」
ロニがカイルのところへ行く途中にカイルはまた一人悪いゴロツキ、の格好をした男を殴り倒す
「どうだ!みたか、英雄の力!!」
勇んでいるカイルを後ろからロニが叩きつける
「このバカ!なにやってんだよ!!」
「あ、ロニ…だってこいつらがあの女のヒトを襲おうとしてたから」
「こんな公衆の面前でそんなことやるか!あれはストリートパフォーマンスとかそういうのの類だ
 少し状況考えりゃわかるだろうが!」
「ええ!そうなの…どうしよう、オレ?」
「俺が知るか!!!とにかくここはちゃんと事情を説明して謝りに……」
「こら!おまえら何をしているっ!」
カイルとロニが騒いでる間に誰かが通報したのだろう、二人の周りを自警団が取り囲んでいる…
「あーいや、これはその…ほら、なんていうか―――」
「取り押さえろー!!!!」
ロニの弁明(?)むなしく自警団のリーダーらしき男がそう叫ぶ…………


「公共物破損、営業妨害、厳重注意、ついでにあの劇団は街を景気ずけるための神団の特設団だそ
 うだ」
街のそとの掛け橋を渡るときロニは言った。
途中でロニがとめに入ったことで大事にはいたらなかった、幸いなことにロニの知り合いがいて
次の日、なんとか釈放された…ただし条件とひきかえに……
「うう…ごめん……」
「あぁ、まぁいい!ほら、早く行くぞ、ハーメンツバレーの橋の修繕手伝わなきゃ、二度とあの街に
 もどれねーぞ」
「うん……」
「なぁんだよ、暗いなぁ。済んだことだ気にすんなって!さぁ、まにあわねえぞ!走れ!」
というとロニは急に走り出す。
「ああ!待ってよロニ!」
「ほら、急げ!カイル!!」


青空の下、二人が駆けていく――――――








あとがき(と称した言い訳)

どもーS・Dです。前回の小説からだいぶ時間があいてしまいました。
……ロニ出ましたね。前回で出ないとかいってたのに……
いや、ほらね?その、やっぱさ、相棒っていうか、その…なんか、いるほうが
いいじゃない?だからね?うん、いやもう……ごめんなさい(死
モンスター出すっていっといてまだ出てないし、ほら!あれですよ!冬眠!(爆死
あと、前回「第壱話」になってるけど「第一話」のまちがいです。
ほんと、ろくに確認もしないですみません。
p.s.(ってかっこつけた言い方だけど、ただの書き足し)
ヒマな人感想かいてくださいー、かいてくれるとうれしいです。


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