« ているずおぶえたーにあ【2】 | メイン | 星の数だけ物語がある【1】 »

ているずおぶえたーにあ【3】


第3話    仲間


リッド「・・・ヒアデス(らしき奴)と戦った後何故か旅に行くことになった俺・・。
    嗚呼、なんてかわいそうなんだ・・俺・・不幸な俺・・・。」
ファラ「だー!!もぅ、男の子がウジウジくよくよ・・うるさいなーー!!」
リッド「(お前のほうがうるさいって・・)」
ファラ「そーんなこといってないで早く行こうよ!」
俺はファラに腕をつかまれグイグイ引っ張られた。

だいだい俺は猟師してて・・毎日その日の分の食料を食って・・・寝て・・
その繰り返し・・毎日毎日・・・・・
それで・・変わらない平凡な毎日で良かったはずだったのに・・・
別に俺は来たくて来たわけじゃない・・・・・


ファラ「え~と・・ここからミンツに行くまではっと・・。」
リッド「はぁぁぁぁ~・・。」
思わず溜め息が出た俺。
ファラ「あっ!!!」
リッド「うわっ!!何だ、何だぁ??!」
ファラ「そういえばまだ私達自己紹介してないね♪」
ファラはそう言って異国の少女の顔を見た。
リッド「っ~~~~!!」
をゐ・・・!
ファラ「私の名前は・・・ファ・・ラ。ファラ分かる?」
???(少女)「フゥア・・ラ・・・ファ・・ラ・・ファラ!」
ファラ「わーい♪ 言えた言えた!」
その後ファラは俺に指差して言った。
ファラ「・・でこっちはリッド・・リッ・・ド。リッド。」
???(少女)「リ・・ド・・?」
リッド「リッドだよ!」
???(少女)「リッドぉ!!」
それから少女は自分を指して言った。
???(少女)「メルディ、メルディ、メルディ!!」
ファラ「メルディって言うのね♪」
それからメルディはへんてこ動物を指して言った。
メルディ「クイッキー、クイッキー、クイッキー♪」
リッド「くいっきーか・・・美味そうな名前だな♪」
クイッキー「くきぃぃぃぃぃぃぃ!!!!;;(逃走)」
ファラ「あれ? クイッキー?」


~ラシュアン河の桟橋~

俺達はモンスターと戦いながらラシュアン河の辺りまでやっとやっとやっと来れた
なぜならここに来るまでに8日も夜が明けて更けたのだから・・
もちろん食料はちゃ~んと俺が保管してるし村に出る準備はファラがしていた
でもやっぱり女2人に男1人とは・・平気・・なのだろうか・・
・・・・・いや、まてよ・・・・よく考えてみるとあのファラなんだ・・
この場合ファラより俺の方が危険なのかも知れない・・

ファラ「リッド・・? リッド!」
リッド「えっ・・あ・・うん? 何だ?」
俺はいかにも誤魔化してる言い方で答えてしまった
ファラ「もう!ちゃんと聞いててよね!! これからレグルス道場に行くよ!」
リッド「何で・・?」
ファラ「何でって・・・(少々怒リ気み」
リッド「あ・・・・(流汗」
俺はファラから一目散に逃げた。今度からはちゃんと話しを聞いとこう・・
そう誓った俺であった。

~レグルス道場~

ファラ「うはぁ~懐かしい~!全然変わってない~!」
リッド「あのなぁ・・つい最近までお前ここに通ってただろ?!」
ファラ「ねー、早くいこ~♪」
ファラは俺の事はお構いなしに先へ進んでいく
俺の話しくらい少しは聞いてくれたっていいじゃんかよ・・
中に入ってみると見た目より中は広かった
・・と突然俺の目の前にごつい男達が囲んだ!
リッド「なっ・・・!!」

俺の方目掛けて一斉に駆け抜けてきた
俺は次々に斬りかかっていった
最後の一人だ・・
リッド「魔神剣!!」

ふぅ・・終わりか?

???「すごいじゃないか!君。」
いきなり出てきた男にそう言われた。
ファラ「フランコ師範!!」
フランコ師範「うむ、久しぶりだなファラ。」
ファラ「こちらこそ。」
久しぶりの再会(といってもつい最近なはず)に喜ぶファラ
何気に俺の事忘れてないか・・?
フランコ師範「おや? そのお嬢さんは?」
ファラ「あ・・え、この子は・・」
メルディ「トゥヤ ムントゥン ウス メルディ」
ファラはメルディの口を押さえて言った。
ファラ「あ、気にしないで下さい!」
フランコ師範「?・・ん。」
必死で誤魔化すファラ・・

フランコ師範「ところで君、このレグルス道場に入門するんだろぉ?」
リッド「えっ!? 俺は別にやる気なんてねぇよ・・」
フランコ師匠師範「・・惜しいな。君の剣術はなかなかの腕前なのに・・。」
ブツブツと何かを言うフランコ師範であった・・
                 
そして、ここで話すのも・・という事である部屋に連れて来られた
フランコ師範「・・・・・・で学問の街ミンツに行きたい為ラシュアン河の桟橋を越えたいと言う訳か・・」
ファラ「はい、そうなんです。」
フランコ師範とファラのやりとりを見ていてようやくこのレグルス道場に来た訳が分かった・・
俺あの時全然聞いて無かったもんなぁ・・・・(汗
まぁそれでファラに怒られたんだから『ジコウジトク』ってやつか・・
フランコ師範「パオロ!後はお前に任せる!」
任せちゃっていいのか。
パオロ「あ・・ではこちらの部屋に来てください・・・。」
この部屋じゃだめなんかい。
フランコ師範「ところでリッド君、このレグルズ道場に入門する気は本当に・・」
リッド「ありませんっ・・(汗」

パオロって奴に連れられた俺達は隣の部屋に入った。
リッド「・・でそうすればミンツに行けるんだ?」
パオロ「しくじることさえしなければ簡単ですよ。」
何を?!
ファラ「リッド、気をつけてよね。」
だから何をだ?!
パオロ「筏に乗るんですよ。」
お前、俺の心分かるんかい。
リッド「でもあの河ものすごく流れが速かったぞ・・。」
パオロ「えぇ。ですから水の晶霊の力を借りるのです。」
リッド「・・なぁ、ショウレイとかショウレイジュツとかいったい何なんだ?」
俺はさっきから気になっていたことを聞いてみた。
ファラ「なにリッド・・晶霊を知らないっていうの?」
俺は少しムッとして言い返した。
リッド「うるせぇな。腹が膨れるもの以外には興味がねえんだよ。」
パオロ「私が説明しましょう。  ・・・火・水・風・光・・あらゆるものの中に晶霊はいます。
    そしてすべての現象を司って」いるのです。雨を降らせ・・光を注ぎ、命を育み・・。」
あまりよくわかんねぇ・・
パオロは俺の事はお構いなしにどんどん話していった。
パオロ「まぁ、私達は晶霊無しで生きていくことはできないでしょう。」
いきなりファラが割り込んできた。
ファラ「その晶霊を操っていろんな現象を起こす事が出来るのが晶霊術士。
    レグルス道場でも晶霊術の稽古場もあるんだけど実際に使えるの
    はパオロさんだけなんだよ。」
ファラはそう言ってパラオに向かってにこっとした。
パラオ「いやあ。このクレーメルケイジがあれば、後はちょっとした訓練で誰だって・・。」
パオロは顔を真っ赤にして懐から変わった透明の物を取り出した。
これがクレーメルケイジか・・・・・と、いきなりメルディが顔を突っ込んできた。
メルディ「クレメルワエグン!?」
ファラ「わっ!」
パオロ「いまのは・・?」
ファラ「きっ・・・きっと空耳ですよぉ!」
またもや誤魔化したファラ・・俺までビビッタぞ・・?

~ラシュアン河の桟橋~
パオロが変な言葉を口に出した。(たぶん術でも唱えているんだろう)
ファラ「見てみて!河の流れがこんなにゆっくりに・・」
パオロ「よかった・・。あとはこの筏に乗って下っていけばミンツです・・。」
ファラ「うん、ありがとう。パオロさん!」
パオロは顔を真っ赤にして「セイファートのご加護がありますように」と見送ってくれた。

ファラ「それにしても大丈夫かな・・この筏・・」
リッド「あっち(ミンツ)に行くまでにぶっ壊れるんじゃねぇか?」
俺達はあっちにどかどかこっちにどかどかと岩にぶつかりながらも何とか無事に下ることは出来た。

~学問の街ミンツ~
リッド「ふぅ・・なんとか平気だったな。」
ファラ「あれで平気って言えるものなのかしら?」
メルディの手を引きながらファラが言った、どうやらメルディもお疲れのようだ。
俺達はいかにも大学というような建物に入っていった。
受付の人「・・キール・ツァイベルですね。」
ファラ「あ、はいそうです。」
受付の人「あのその方とはどのようなご関係で・・?」
リッド「関係って・・昔ガキのころに近所に・・」
俺の言葉をさえぎってファラが大きな声で言った。
ファラ「私達、身内の者です。父が倒れて死にそうで唸っているんです!
   だから早くしてくださいっっ!!!」
受付の人「はっはい。少々お待ちを。」
受付の人はあわてて学生名簿を調べた。
受付の人「学生番号34604、キール・ツァイベル。光晶霊研究室付属ですね・・・って!?!」
・・なんといきなりメルディがカウンターの上に上がっているではないか!!
受付の人「な・・なな、何なんですか!?貴方達は!!」
リッド「メルディ!?」
俺達はメルディを連れて構内に駆け込んだ。

リッド「ぜぇぜぇ・・・メ・・メルディ。俺達をどうする気だったんだ・・?」
ファラ「ま・・まぁ捕まらなくて良かったじゃない・・。」
ファラがあははと苦笑いをした。
メルディはゴニョゴニョと何か言ってたが俺達にはよく分からなかった。
でもたぶんさっきのことをあやまっているんだろうと思った俺はメルディの頭をポンポンと優しく叩いた。
ファラ「さてと、光晶霊研究室はどこかなぁ~・・っと。」
ファラがいきなりそんなことを言って先に行ってしまったので俺達は急いで追いかけるはめになった。

~光晶霊研究室~
リッド「ここだな。」
俺は扉を開けて中に入った。
・・と、なにやらみんな忙しそうにあっちへ行ったりこっちへ来たり・・研究でもしてるのか?
それよりどれがキールなんだ? キールはダークブルーの髪の色だぞ・・
もしかして髪の毛の色でも染めたのか??
しかしよく考えた・・・   そんなことをしたら不良だ!!(そうか?
俺の知ってるキールはそんなこと絶対する奴じゃない・・
などなど俺はいろいろなことを思っていた。

ファラは奥にいる赤髪の男に話しかけた。
ファラ「あの~・・キール・ツァイベルを知りませんか?」
サンク「キール? キールなら今休学処分をうけて岩山の観測所にいるよ。」
リッド「キールはやっぱり不良の道を・・!!?」
サンク「・・・い、いや、何か連鎖的世界崩壊仮説という変な説を唱え始めてね。」
リッド「レンサテキホーカイカセツぅ??」
サンク「そう、そして学校側を全部敵に回してしまったんだ。」
ファラ「へー、キールも大変なんだね。」
リッド「じゃ、その岩山の観測所に行ってみっか・・」
ファラ「うん、そうだね! イケる、イケる~♪」


俺達は三人でミンツから岩山の観測所まで向かった。
リッド「それにしてもここは怪物がうじゃうじゃいるな。」
ファラ「うん。でももう少しで頂上じゃない?」
メルディ「キール・・?」
ファラ「そう!私達はキールに会いに行くんだよ!!」
ファラはゆっくりと言った。
メルディ「キール♪ キール♪」
クイッキー「クキューッキー♪」

~岩山の観測所~
ファラ「おーーーい!!キィーーーールーーーーー!!」
リッド「お前、声でかすぎっ・・」
ファラ「キーーールーー、どーこーーーーー!?」
俺の話を聞けっ・・
ガチャッ☆
ドアを開けてミンツ大の服を着た男が入ってきた。
???「何度きたって無駄だ。僕は自説を曲げるつもりはない。晶霊場の変移はグロビュール歪曲のエネルギー蓄積を支持続けるばかりさ。
ダークブルーの髪・・弱っちそうな体つき・・
???「まだオルバース爆動がドクターク効果と無関係だと言い張るつもりなのか?晶霊学を基礎から勉強し直したらどうだ」
もしかして、お前が・・・・・・・
ファラ「キール? キールじゃない?」
キール「その声は・・・ファラか?」
ファラ「うん、そうだよ! 大きくなって・・立派で見違えちゃった。」
キール「そ・・そうかな・・。」
キールは小さな声でごにょごにょと口動かし、それから俺のほうを向いてせき払いをした。
キール「じゃぁ、お前がリッドか・・?」
リッド「よぉ。」
あえて口に出す事もあまり無かったので俺は短く言って終わりにした。
キール「? 何だ?お前は・・」
キールはメルディの方を向きなおして言った。
メルディ「ヤウクンス!!」
キール「!!」
メルディ「バウルル ヤイオ アンルプ トゥン?」
リッド「分かるか?」
キール「ちょっと待ってくれ・・」
キールはそう言って本棚から太くて暑い本を取り出した。
メルディ「バン アイヌン ティイ セヌン ティアン バイディルド!」
キールはペラペラと本を広げてゆっくりと話した。
キール「トゥヤ メトゥン キル ツァイベル」
それからキールは「ヤイオ バアイ?」と付け加えた。
メルディ「ウ エトゥ メルディ、 ウ ワイトゥン フディイトゥ セレスティア。」
それからメルディとキールは意味不明な言葉を話し合っていた。
ファラ「さすがのキールも大変ね・・これじゃ。」
リッド「まぁな。」
キール「・・こいつ」
リッド「あぁ? どした??」
キール「セレスティアから来たと言ってるぞ・・」
ファラ「!!」
リッド「!?」
俺はびっくりしてキールの机に置いてあった本を落としてしまった。
ファラ「嘘・・でしょ?」
キール「こいつが間違えを言ってない限りは事実だと思うが。」
リッド「でも待てよ。セレスティア人って・・」
キール「そう、セレスティア人は人を食らう凶暴な人種だとレオノア大百科に明記してある。」
キールはそう言いながら俺の落とした本を大事そうに抱えて机に戻した。
メルディ「ウティ ウス ティアエティ?」
 メルディは絵を指して聞いた。
キール「これはインフェリアとセレスティア・・そしてオルバース界面、全てを合わせたエターニアだ。」
メルディはインフェリアとセレスティアを指して答えた。
メルディ「インフェリア、セレスティア・・どかーん!」
リッド&ファラ&キール「!?!!」
メルディ「インフェリア・・セレスティア・・どかーーん!どっかーん!!」
ファラ「インフェリアとセレスティアが衝突しちゃうって事!?」
リッド「それで俺達に助けを求めてたって訳か・・」
メルディ「リッド・・」
不安そうに俺を見つめるメルディ・・
ん・・んん、そんな風に見られても・・
ファラ「よーしっ!!私達がこの世界を助けよう!!」
リッド「ん・・がっ・・」
ファラ「キールも行くでしょ!?」
キール「確かに僕もこの目で世界がどうなっているか見て見たい・・それにこいつの言っていたどかーんが危険を知らせて
     いるんだったら詳しく調べてみる価値はありそうだな。」
何ぃぃぃぃ!
メルディ「リッドぉ~、ファラぁ、キール♪」
嬉しそうにピョコピョコ跳ぶメルディ。
キール「気安く呼ぶなっ!」
メルディはビクッとしてファラの後ろに隠れた。
ファラ「なっ、キールひどいよっ!メルディに誤りなさい!!」
キール「・・ふん」
俺はファラに軽く聞いてみた。
リッド「やっぱり・・俺も行かなくては行けないんだよね?」
おそるおそる聞く俺に即答なファラ。
ファラ「もちろん♪ ここまで来たんだもん、もう引き下がれないんじゃない?」

これから俺・・どうなるんだろうか?
クイッキー「クイキュイクー・・クイッキー♪(なんか出番ない気がするけど・・まぁいいかー♪)」



 


**************あとがき***************
 こんにちワイール♪皆様、久しぶりだと思いますデス。ん~やっと終わったぁ。
今回少し長すぎ(余分なやつ多し)間違えあるかも。
なんかキールの性格がいまいち違う気がするなぁ・・
リッドなんて全然違うんだよね~もっとこう大人~って感じなのにぃ。
そして、メルディ出番なし・・すんません(--;) 
もうこれ小説じゃないよっ・・本当にっ!!
リッド「それは作者が下手だか(強制終了)」(を       
読んでくださった方有難う御座います。でわm(-。-)m                  
                              作者 あるる◇るるあ

コメントする