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星の数だけ物語がある【2】




リッドにファラ、おっして僕─キール、マルディはファロース山に向かって暗闇の中を歩いていた。

「バイバ!」
 暗闇の所為でメルディが躓いた。
「危ない!」
 とっさにキールがメルディの華奢な体を支えた。
「あ・・・・ありがとなキール」
「////)!な、は余計だ。」
「・・・・そういや、ここ何処だ?」
『『『『・・・・・・』』』』
 四人全員が黙った。
 実はただただ歩いていたが、皆自分が今どこを歩いているかん      なんて知らないのである。 
僕は空を見た。
もう朝になっても良い時刻なのに、空は暗闇を保ち続けている。
「なぁ・・・もしかして俺ら・・・」
((((迷った!?))))
全員の思考が一致した。
僕は周りを見渡してみた。
暗くて分からないが、見覚えがある。
「確か俺らはラシュアンにいたんだよな?」
「・・ここは、ミンツの手前だ!!見覚えがあるぞ。あそこは岩山の研究所・・・あそこがミンツだ」
「「「「ほ、ほぉぉぉ~」」」」
 皆がキールを『流石』を思った。
僕は適当な枝を拾ってたいまつを作った。
少し明かりが付き、周りがほんの少し、明るくなった。
「はぁ~・・・光があると落ち着くね~」
「そうだな」
グギュルルルルル・・・・ ×4
「「「あ」」」」
そういえば僕たちは空腹の状態だった。
リッドとファラが喧嘩して夜御飯を食べさせて貰えなかったんだ。
僕たちにまで被害が及んで・・・!
「お、おなか減ったね・・・ミンツに入いろ」
「はいな~」
「待て!!近くにモンスターが居るぞ!」
 元:猟師だっただけに、モンスターの気配を察知したリッドは素早く剣を抜く
「くそ!暗くてよく分からねぇ!!」
「任せろ!
  猛き氷、全てを切り裂く刃とならん!!!
       フリーズランサー!!      」
氷の刃がモンスターを刻んだ。
「あ・・・・あのぉ・・」
「「「「??」」」」
暗闇の中から声がした。
「リッドさん達ですか?」
「あ・・・ああ?」


        果たしてこの者はいったい!?(笑)


   
               ≪続く≫

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