おまかせ!クラース探偵事務所第2弾【2】
題 『おまかせ!クラース探偵事務所 ~現れた宿敵~』 作 O.バークライト
第二章『二つ目の犯行声明』
そしてクラースが二人に頼み事をして二日後・・・。
「クラースさん、二人でターヴィルさんにお金を取られた人を全員見つけました!!」
「もう、言われた通り外に待たせてるぜ。」
二人はたったの二日で頼まれごとをこなしていた。
「すごいじゃないか二人とも!これは二人が一人前の探偵になる日が楽しみだなぁ。
ところで何人いるんだ?」
「え~っと、確か八人です。」
「よし、とりあえず中に入れるんだ。」
「わかりました!」
クラースがクレスに頼むとすぐに外で『みなさ~ん、中にはいってくださ~い。』
と、間延びした声が聞こえた。
「おい、おっさんあの中に犯人はいるのか?」
「いや、あの中にはいない。」
「じゃぁ、何であいつらをここに呼んだんだ?!」
チェスターが当然の疑問をクラースに投げかける。
「それは、彼らが中に入ってきてから言うよ。」
クラースがチェスターにそう言ったそのときにクレスが八人の男を連れてきた。
「さてと・・・早速ですが皆さんは今生活は安定しているそうですね。」
全員が首を縦に振った。
すでに彼らの経済状況はクレスがまとめたメモに書いてあり、クラースはそれを読んでいた。
そのメモには『全員最近は安定しています。』と、書いてあった。
「それではなぜ現在安定しているのですか?」
そのクラースの言葉で全員が何一つ言葉を発しなくなった。
何か言いたくない事のようだ。
「ふぅ・・・言いたくないのなら別によろしいですが、
言ってもあなた達を捕まえたりする気は全くありません。」
そして全員が何かを言いたそうにした。
迷いが彼らの口を閉ざしているようだった。
「それでは、クレス、チェスター!おまえ達は二人ずつ、私は四人の話を聞く。
だからなぜ彼らの生活が、ターヴィルに取り立てられたのにも関わらず苦しくないのか、
何としても聞き出すんだ!」
「はい!」 「りょうかい!」
二人はそれぞれの返事をした。
そして十分後・・・。
「ふぅ・・・それで、二人が話を聞いた四人はどちらもいつのまにか、
庭に純金のかけらが落ちていたって言ったんだな?」
「はい、僕が質問した二人はそう言いました。」
「俺が質問した二人も間違いなくそう言ってたぜ。」
クラースは「やはり・・・。」と言って、二人の話を聞いていた。
その時である、事務所のドアが勢いよく開け放たれた。
「クラース探偵!石川五右衛門の犯行声明が出ました!!」
「よしっ・・・!これで五右衛門が捕まえれるぞ!!ところでいつに犯行を起こすんだ?!」
入ってきた男は中年の妻子持ちで、アカビリ警部という名前だった。
彼はクラースの刑事時代からの知り合いだった。
「えーっと、このメモによると・・・明日の3時???」
「夜中・・・だな。」
「そのようだな・・・ではその犯行声明を受けた家に行くか。
その前にクレス、少し調べて欲しい事がある。」
クラースはクレスにひとつのメモを渡した。
「分かりました、すぐに行ってきます。」
クレスを抜いた二人と警部は、犯行声明を受けたマール家に行くと、
すでにその大きな屋敷には、警備の者が大勢見回っていた。
「クラース探偵を連れてくるように言われたアカビリだ。」
「・・・・・中へどうぞ。」
門の前にいた警備の者が三人をじっくり見て門を開いた。
中にも見張りが大量にいて、ねずみ一匹入れそうに無かった。
「こ、こりゃぁすげーなぁ・・・。100人はいるんじゃねーか・・・?」
「そんな事はどうでもいいだろう。とにかく中に入るぞ。」
周りをキョロキョロと見回しているチェスターにクラースが言った。
「・・・こちらの部屋で待っていてください。」
「あぁ、わかった。」
門前の無愛想な警備の者が家に入り、ひとつの部屋を指差した。
マール家の者に三人が来たらここに入るように言ってくれと頼まれたのだろう。
「それにしてもこの家は本当に広そうだな・・・。」
「相当悪い事してるんだろ~よ。」
チェスターがそう言うと部屋の扉が開いた。
「すいません、お待たせしました。」
「いえ、そんなに待ってませんから。」
「早速ですが・・・。」
マール家主人、デパスは石川五右衛門の予告状を持ってきた。
そこには警部がクラースに見せた、メモと内容はさほど変わらなかった。
ただ三時にマール家の金庫をもらうと書いてあるだけだった・・・。
あとがき
こんにちは、O.バークライトです。
またお会いしましたね、第二章は謎がとける事が無かったですね・・・。
次の第三章では謎が解けると思われますのでしばしお待ちを・・・。
それに警備の人いっぱいって怖いなぁ・・・。
まぁそんな話は置いといて、がんばって三章も書きますのでその時はよろしくお願いします。
第二章『二つ目の犯行声明』
そしてクラースが二人に頼み事をして二日後・・・。
「クラースさん、二人でターヴィルさんにお金を取られた人を全員見つけました!!」
「もう、言われた通り外に待たせてるぜ。」
二人はたったの二日で頼まれごとをこなしていた。
「すごいじゃないか二人とも!これは二人が一人前の探偵になる日が楽しみだなぁ。
ところで何人いるんだ?」
「え~っと、確か八人です。」
「よし、とりあえず中に入れるんだ。」
「わかりました!」
クラースがクレスに頼むとすぐに外で『みなさ~ん、中にはいってくださ~い。』
と、間延びした声が聞こえた。
「おい、おっさんあの中に犯人はいるのか?」
「いや、あの中にはいない。」
「じゃぁ、何であいつらをここに呼んだんだ?!」
チェスターが当然の疑問をクラースに投げかける。
「それは、彼らが中に入ってきてから言うよ。」
クラースがチェスターにそう言ったそのときにクレスが八人の男を連れてきた。
「さてと・・・早速ですが皆さんは今生活は安定しているそうですね。」
全員が首を縦に振った。
すでに彼らの経済状況はクレスがまとめたメモに書いてあり、クラースはそれを読んでいた。
そのメモには『全員最近は安定しています。』と、書いてあった。
「それではなぜ現在安定しているのですか?」
そのクラースの言葉で全員が何一つ言葉を発しなくなった。
何か言いたくない事のようだ。
「ふぅ・・・言いたくないのなら別によろしいですが、
言ってもあなた達を捕まえたりする気は全くありません。」
そして全員が何かを言いたそうにした。
迷いが彼らの口を閉ざしているようだった。
「それでは、クレス、チェスター!おまえ達は二人ずつ、私は四人の話を聞く。
だからなぜ彼らの生活が、ターヴィルに取り立てられたのにも関わらず苦しくないのか、
何としても聞き出すんだ!」
「はい!」 「りょうかい!」
二人はそれぞれの返事をした。
そして十分後・・・。
「ふぅ・・・それで、二人が話を聞いた四人はどちらもいつのまにか、
庭に純金のかけらが落ちていたって言ったんだな?」
「はい、僕が質問した二人はそう言いました。」
「俺が質問した二人も間違いなくそう言ってたぜ。」
クラースは「やはり・・・。」と言って、二人の話を聞いていた。
その時である、事務所のドアが勢いよく開け放たれた。
「クラース探偵!石川五右衛門の犯行声明が出ました!!」
「よしっ・・・!これで五右衛門が捕まえれるぞ!!ところでいつに犯行を起こすんだ?!」
入ってきた男は中年の妻子持ちで、アカビリ警部という名前だった。
彼はクラースの刑事時代からの知り合いだった。
「えーっと、このメモによると・・・明日の3時???」
「夜中・・・だな。」
「そのようだな・・・ではその犯行声明を受けた家に行くか。
その前にクレス、少し調べて欲しい事がある。」
クラースはクレスにひとつのメモを渡した。
「分かりました、すぐに行ってきます。」
クレスを抜いた二人と警部は、犯行声明を受けたマール家に行くと、
すでにその大きな屋敷には、警備の者が大勢見回っていた。
「クラース探偵を連れてくるように言われたアカビリだ。」
「・・・・・中へどうぞ。」
門の前にいた警備の者が三人をじっくり見て門を開いた。
中にも見張りが大量にいて、ねずみ一匹入れそうに無かった。
「こ、こりゃぁすげーなぁ・・・。100人はいるんじゃねーか・・・?」
「そんな事はどうでもいいだろう。とにかく中に入るぞ。」
周りをキョロキョロと見回しているチェスターにクラースが言った。
「・・・こちらの部屋で待っていてください。」
「あぁ、わかった。」
門前の無愛想な警備の者が家に入り、ひとつの部屋を指差した。
マール家の者に三人が来たらここに入るように言ってくれと頼まれたのだろう。
「それにしてもこの家は本当に広そうだな・・・。」
「相当悪い事してるんだろ~よ。」
チェスターがそう言うと部屋の扉が開いた。
「すいません、お待たせしました。」
「いえ、そんなに待ってませんから。」
「早速ですが・・・。」
マール家主人、デパスは石川五右衛門の予告状を持ってきた。
そこには警部がクラースに見せた、メモと内容はさほど変わらなかった。
ただ三時にマール家の金庫をもらうと書いてあるだけだった・・・。
あとがき
こんにちは、O.バークライトです。
またお会いしましたね、第二章は謎がとける事が無かったですね・・・。
次の第三章では謎が解けると思われますのでしばしお待ちを・・・。
それに警備の人いっぱいって怖いなぁ・・・。
まぁそんな話は置いといて、がんばって三章も書きますのでその時はよろしくお願いします。