おまかせ!クラース探偵事務所第2弾【4】
題 『おまかせ!クラース探偵事務所 ~現れた宿敵~』 作 O.バークライト
第四章『決戦は近い!』
「ん・・・う~ん・・・もうこんな時間か・・・。」
クラースは柔らかいソファーから立ち上がり、壁に掛かっている時計を見た。
すでに一時四十分を回っている。クラースは間に休憩を取りつつ、八時ごろに見取り
図から、
楽にデパスの屋敷に入る事が出来そうな進入経路を割り出し、仮眠を取っていた。
「クレス達はまだ寝ているのか・・・おーい、ミント。」
「はーい、クラースさん何ですか?」
「今すぐクレス達を起こしてくれないか?」
「わかりました。」
ミントはクラース達が事件を解決しようとしてる事を知ってずっと起きていた。
クラースは段々とはっきりし始めた意識で、
机の上に置いてある冷め切ったコーヒーをコップに注いだ。
「・・・ふぅ、ついにこの時が来たか・・・。あの五右衛門を捕まえるときが・・
・。」
クラースは一気にコーヒーを飲み終え、空になったコップを、机の上に静かに置い
た。
そのとき、まだ目が覚めきっていない様子のクレス達が中に入ってきた。
「おふぁよー・・・ございますクラースさん・・・。」
「ふあぁ~あ・・・ねみいな・・・。」
「クレス、チェスター顔を洗って来たらどうだ?」
クラースは素早く支度を終え、そう言い放つ。
「は~い・・・。」 「お~け~・・・。」
そろって二人はクラースの部屋から出て行く。
「ミント、二人のためにコーヒーを頼む。」
「はい、わかりました。すぐに用意しますね。」
ミントは素早く、1階のキッチンに行き、コーヒーを作り始めた。
「そろそろここを出ないと間に合わないな・・・。」
クレスとチェスターは一階でコーヒーを飲んでいるようだ。
現在時刻は一時十二分。クラースもすぐに部屋を出て階段を下りた。
「よし、準備は出来たな・・・すぐに出かけるぞ。」
「はい、準備は万端です。」
「とっくに支度は済んでるぜ。」
二人はコーヒーの効果もあってか、すでに目は覚めきっている。
「行ってらっしゃい、皆さん。」
ミントが三人を玄関から見送った。
三人は終始無言のままデパス家へと向かった。
三人が家を出た時刻はちょうど、二時だった。
「・・・着いたか。早速だが中に入ろう。」
「・・・お待ちしていました。すぐに中に入って下さい・・・。」
クラースが中に入ろうとすると、門が開き、あの無愛想な男がまた出てきた。
そして、中に入るとまた夕方に入った客間に通された。
「・・・ここで、時間までくつろぐなり準備をするなりしてください・・・。」
そう言って男はすぐに部屋から出て行った。
そしてそこにはクラース、クレス、チェスターのみが残された。
「ちょうどいい、早速私が考えた進入経路を言うぞ。
まずはこの屋根裏、そしてここの大窓、最後にこの正面玄関だ。」
クラースが持ってきたあの見取り図を順番に指差しながら言った。
そしてクラースが言い終えると、チェスターが手を上げた。
「なら俺はこの天井裏の辺りを見張らせてくれ。」
「じゃぁ僕は大窓で。」
「では私は、正面玄関だな。」
三人はそれぞれ見張る場所を決めて行った。
時刻は二時四十分だった。
「それじゃぁ、みんな持ち場に付くぞ!」
「はいっ!」 「おぅ!」
それぞれ掛け声を上げ、三人は持ち場へ散った。
クレスが持ち場に付き、少ししてから、気付いた。
「あ、そうだ。僕一人じゃ五右衛門が出たときに捕まえられないかもしれないから、
持ち場の中じゃあ一番近い、チェスターを呼ぶ事にしよう。
でも、連絡手段はどうしようかな・・・まぁとりあえずチェスターの所に行こ
う。」
クレスが独り言を言って、チェスターがいるはずの天井裏へと向かった。
そしてクレスは移動にさほど時間をかけずに到着した。そのとき時間は二時五十分
だった。
「おーいチェスター、いるかーい?どこかに行ったのかな・・・?』
その天井裏には誰一人としていなかった・・・。
あとがき
もう四章目だって言うのに、また謎は増えて、一つも減りませんでしたね・・・。
小説書くの僕には向いてないのかなぁ・・・。
まぁそんな事にめげずに、次の第五章もがんばって書きますね。
そろそろ、次の章ぐらいで『現れた宿敵』シリーズを完結させたいなぁって気分で
す。
まぁ気長にこの作品が終わるのをまっていてください。
それではこの辺でさようなら~。
第四章『決戦は近い!』
「ん・・・う~ん・・・もうこんな時間か・・・。」
クラースは柔らかいソファーから立ち上がり、壁に掛かっている時計を見た。
すでに一時四十分を回っている。クラースは間に休憩を取りつつ、八時ごろに見取り
図から、
楽にデパスの屋敷に入る事が出来そうな進入経路を割り出し、仮眠を取っていた。
「クレス達はまだ寝ているのか・・・おーい、ミント。」
「はーい、クラースさん何ですか?」
「今すぐクレス達を起こしてくれないか?」
「わかりました。」
ミントはクラース達が事件を解決しようとしてる事を知ってずっと起きていた。
クラースは段々とはっきりし始めた意識で、
机の上に置いてある冷め切ったコーヒーをコップに注いだ。
「・・・ふぅ、ついにこの時が来たか・・・。あの五右衛門を捕まえるときが・・
・。」
クラースは一気にコーヒーを飲み終え、空になったコップを、机の上に静かに置い
た。
そのとき、まだ目が覚めきっていない様子のクレス達が中に入ってきた。
「おふぁよー・・・ございますクラースさん・・・。」
「ふあぁ~あ・・・ねみいな・・・。」
「クレス、チェスター顔を洗って来たらどうだ?」
クラースは素早く支度を終え、そう言い放つ。
「は~い・・・。」 「お~け~・・・。」
そろって二人はクラースの部屋から出て行く。
「ミント、二人のためにコーヒーを頼む。」
「はい、わかりました。すぐに用意しますね。」
ミントは素早く、1階のキッチンに行き、コーヒーを作り始めた。
「そろそろここを出ないと間に合わないな・・・。」
クレスとチェスターは一階でコーヒーを飲んでいるようだ。
現在時刻は一時十二分。クラースもすぐに部屋を出て階段を下りた。
「よし、準備は出来たな・・・すぐに出かけるぞ。」
「はい、準備は万端です。」
「とっくに支度は済んでるぜ。」
二人はコーヒーの効果もあってか、すでに目は覚めきっている。
「行ってらっしゃい、皆さん。」
ミントが三人を玄関から見送った。
三人は終始無言のままデパス家へと向かった。
三人が家を出た時刻はちょうど、二時だった。
「・・・着いたか。早速だが中に入ろう。」
「・・・お待ちしていました。すぐに中に入って下さい・・・。」
クラースが中に入ろうとすると、門が開き、あの無愛想な男がまた出てきた。
そして、中に入るとまた夕方に入った客間に通された。
「・・・ここで、時間までくつろぐなり準備をするなりしてください・・・。」
そう言って男はすぐに部屋から出て行った。
そしてそこにはクラース、クレス、チェスターのみが残された。
「ちょうどいい、早速私が考えた進入経路を言うぞ。
まずはこの屋根裏、そしてここの大窓、最後にこの正面玄関だ。」
クラースが持ってきたあの見取り図を順番に指差しながら言った。
そしてクラースが言い終えると、チェスターが手を上げた。
「なら俺はこの天井裏の辺りを見張らせてくれ。」
「じゃぁ僕は大窓で。」
「では私は、正面玄関だな。」
三人はそれぞれ見張る場所を決めて行った。
時刻は二時四十分だった。
「それじゃぁ、みんな持ち場に付くぞ!」
「はいっ!」 「おぅ!」
それぞれ掛け声を上げ、三人は持ち場へ散った。
クレスが持ち場に付き、少ししてから、気付いた。
「あ、そうだ。僕一人じゃ五右衛門が出たときに捕まえられないかもしれないから、
持ち場の中じゃあ一番近い、チェスターを呼ぶ事にしよう。
でも、連絡手段はどうしようかな・・・まぁとりあえずチェスターの所に行こ
う。」
クレスが独り言を言って、チェスターがいるはずの天井裏へと向かった。
そしてクレスは移動にさほど時間をかけずに到着した。そのとき時間は二時五十分
だった。
「おーいチェスター、いるかーい?どこかに行ったのかな・・・?』
その天井裏には誰一人としていなかった・・・。
あとがき
もう四章目だって言うのに、また謎は増えて、一つも減りませんでしたね・・・。
小説書くの僕には向いてないのかなぁ・・・。
まぁそんな事にめげずに、次の第五章もがんばって書きますね。
そろそろ、次の章ぐらいで『現れた宿敵』シリーズを完結させたいなぁって気分で
す。
まぁ気長にこの作品が終わるのをまっていてください。
それではこの辺でさようなら~。