懐かしき仲間とともに【3】
作 緋色の龍
第三章 悲しき棺。
あらすじ ダオスとの戦いから2年、夫婦となったクレスとミント
それとチェスターの下にアーチェが死んだと手紙がきた。
三人はユミルの森へ行くためアルヴァニスタ行きの船に乗った。
クレスとミントは明日も歩かなければならないので、
船室で寝ることにした。
ベネツィアからアルヴァニスタまで船で半日。
船に乗ったのが夜の最終便だったため着くのは明朝だ。
クレス「チェスター・・・・・やっぱり・・・・。」
ミント「ええ・・・。」
クレス「あ!ごめん・・・寝るとこだった?」
ミント「いいえ、目がさえてて・・・。」
クレス「・・・・じゃあちょっと話さない?」
ミント「・・はい!」
ミントは喜んだ、クレスが言葉を出さなければ自分が喋っていたからだ。
ミントはクレスと同じ事を考えていて心を覗かれたみたいで恥ずかしかったが、
それ以上にミントは嬉しかった、クレスと同じ事を考えていて。
だが、その嬉しさはすぐに消えることはミントも知っていた。
それでもミントはアーチェの死という現実から少しでも遠ざかり・・いや・・・逃げたかった。
ミントにとってアーチェは年上の自分より恋愛経験がずっと豊富だった。
そのため時々さりげなくアーチェに質問をしていた。
ミント「この近くすんでる昔の友達に相談されたんですけど・・・」
ミントが聞きたい恋愛の事は必ずこの会話を挟む、アーチェにはばればれだったが・・・
なにせ過去でも未来でもそういうからだ、さすがに自分の生まれる前と50年後知り合いがいるはずがない。
そしてそのたびに片思いの好きな人と上手くいくにはどうすればいいかにつながれ、
どうすれば喜んでもらえるかとか悩んでる時はどう慰めていいかとか・・・
アーチェはミントにとって仲間であり大事な親友であり恋の先生でもあった。
クレス「・・で・・・ミント?」
不意にミントはクレスの声によって現実の世界に戻された。
ミント「え!・・あ・は、はい。」
その答えを聞いたクレスは、
クレス「・・・ミント・・無理に僕に付き合わなくてもいいんだよ。」
ミント「・・・いいえ続けてください。」
ミントはクレスにそっと微笑んだ。
ミント(クレスさん・・・・私のこと心配してくれたんだ)
クレスの優しさにミントはもう少し気をしっかり持とうと思った。
そうこうする内に船はアルヴァニスタ港に着いた。
いつの間にか寝ていたクレスとミントは着替えてチェスター部屋を見に行くと・・・
クレス「あれ?・・・ここ・・チェスターの部屋だよ・・ねぇ。」
ミント「・・・ええ・・部屋番号はあってますが・・・」
クレスとミントが混乱するのは無理はない。
昨夜クレスとミントがチェスターの部屋に行くとバックだけでもぬけの殻だった。
二人はチェスターを探して、チェスターが星を眺めてたのを見つけたが、
ここは一人にしておこうと思い部屋にもどった。
しかし、昨夜みた時からまったく変わってない。
クレス・ミント「・・・・・・!まさか!」
クレスとミントはチェスターのバックを持って昨夜チェスターがいた所を見たら・・・!
クレス「・・・いた・・・・・。」
チェスター「ん?・・・・ああ・・・クレス達か・・・」
クレス「チェスター・・まさか昨日からずっと・・・」
チェスター「ん?・・・・・ああ・・いたぜ。」
クレスとミントはすぐにアーチェのことが気になって眠れなかったのだときずき、
早くエルフの村へ行こうと思った。
クレス「・・・道具屋へ行ってホーリィボトルを買ってすぐ出発しよう。」
さてやっと出れた説明コーナー(なのか?っていうか効果わかるって!)
ホーリィボトルは敵とのエンカウント(戦闘)率がダウンする物だ。
実はベネツィアへ行く時も使っていたのだ。(でもノー戦闘って・・・)
さて、ホーリィボトルを持てるだけ買ったクレス達は、ユミルの森を抜けた所にある、
エルフの里へといそいでむかった。
途中モンスターの残りと数度戦いながらやっと三分の二まできた。
ちなみにダオスが倒されてから魔物の数は減少していった。
補足 ダオスの説明は又今度という事で。(すいません。)
クレス達は、日が暮れてきたので今日はここで野宿する事にした。
焚き火の火は、そこにいる三人の者達だけを、明るく染めた。
チェスター「・・・・・・なあ・・・クレス・・」
クレス「え!・・なに!?チェスター。」
クレスは予想してなかったチェスターからの質問に驚いた。
チェスター「・・・・ミントに・・・プロポーズした時って・・どんな気分だった?」
クレス・ミント「・・・・・ええ!!」
クレスとミントはおもいっきり顔を真っ赤に染めた。
クレス「な!なななな・な!」
ミント「そ!それは!・・その!あの!えっと!」
チェスター「・・・ふ・・・・・・・そうだよな。」
クレス「チェ!チェスター!」
チェスター「・・恥ずかしい・・・・よな・・。」
クレスとミントはやっと我に帰った。
チェスター「俺が!俺がもう少し素直になれたらと思うと!!」
クレス「・・・・・チェスター・・・。」
チェスター「俺!悔しくって!・・悔しくって!!」
チェスターの声は既に女のように甲高くて、大粒の涙が目から溢れ出ていた。
チェスター「俺!・・・・まだアイツに・・何も言ってないのに!!」
ミント「・・・・チェスターさん・・」
チェスター「・・・好きだとも・・・結婚してくれとも。」
クレス「・・チェスター・・・今日はもう寝よう。・・・昨日寝てないんだろ。」
ミント「はい・・・チェスターさん・・。」
そう言ってミントはハンカチをチェスターに差し出した。
チェスター「・・・ごめん・・クレス・・ミント・・・」
そして三人は夜が空けるまで寝て、朝一番に出た。
おかげでモンスターとの会わずエルフの森に着いた。
村の真ん中には、今日使う棺桶が置かれていた・・・・・。
次回 アーチェの葬儀に続く
どうも!作者の緋色の龍です。
今回は長くなってしまいましたが毎日一つ書くハイペースです。
作者おすすめの場面は、すぐ上にあるチェスターが泣くとこ!
今まで妹のアミィを一人で養ってきたチェスターは人に弱みを見せないられない。
だからおおっぴらに泣く事も出来ない俺はそう考えています。(アミィは殺されたけど)
そんなチェスターがおもいっきり泣く。
これは仲間だからというのもありますが、
アーチェを失った悲しみのせいだとゆうのが90パーセント以上を占めています。
次回はついに葬儀が始まります。そしてそこに・・・
これ以上はネタばれになるんでやめます。
では、また。
第三章 悲しき棺。
あらすじ ダオスとの戦いから2年、夫婦となったクレスとミント
それとチェスターの下にアーチェが死んだと手紙がきた。
三人はユミルの森へ行くためアルヴァニスタ行きの船に乗った。
クレスとミントは明日も歩かなければならないので、
船室で寝ることにした。
ベネツィアからアルヴァニスタまで船で半日。
船に乗ったのが夜の最終便だったため着くのは明朝だ。
クレス「チェスター・・・・・やっぱり・・・・。」
ミント「ええ・・・。」
クレス「あ!ごめん・・・寝るとこだった?」
ミント「いいえ、目がさえてて・・・。」
クレス「・・・・じゃあちょっと話さない?」
ミント「・・はい!」
ミントは喜んだ、クレスが言葉を出さなければ自分が喋っていたからだ。
ミントはクレスと同じ事を考えていて心を覗かれたみたいで恥ずかしかったが、
それ以上にミントは嬉しかった、クレスと同じ事を考えていて。
だが、その嬉しさはすぐに消えることはミントも知っていた。
それでもミントはアーチェの死という現実から少しでも遠ざかり・・いや・・・逃げたかった。
ミントにとってアーチェは年上の自分より恋愛経験がずっと豊富だった。
そのため時々さりげなくアーチェに質問をしていた。
ミント「この近くすんでる昔の友達に相談されたんですけど・・・」
ミントが聞きたい恋愛の事は必ずこの会話を挟む、アーチェにはばればれだったが・・・
なにせ過去でも未来でもそういうからだ、さすがに自分の生まれる前と50年後知り合いがいるはずがない。
そしてそのたびに片思いの好きな人と上手くいくにはどうすればいいかにつながれ、
どうすれば喜んでもらえるかとか悩んでる時はどう慰めていいかとか・・・
アーチェはミントにとって仲間であり大事な親友であり恋の先生でもあった。
クレス「・・で・・・ミント?」
不意にミントはクレスの声によって現実の世界に戻された。
ミント「え!・・あ・は、はい。」
その答えを聞いたクレスは、
クレス「・・・ミント・・無理に僕に付き合わなくてもいいんだよ。」
ミント「・・・いいえ続けてください。」
ミントはクレスにそっと微笑んだ。
ミント(クレスさん・・・・私のこと心配してくれたんだ)
クレスの優しさにミントはもう少し気をしっかり持とうと思った。
そうこうする内に船はアルヴァニスタ港に着いた。
いつの間にか寝ていたクレスとミントは着替えてチェスター部屋を見に行くと・・・
クレス「あれ?・・・ここ・・チェスターの部屋だよ・・ねぇ。」
ミント「・・・ええ・・部屋番号はあってますが・・・」
クレスとミントが混乱するのは無理はない。
昨夜クレスとミントがチェスターの部屋に行くとバックだけでもぬけの殻だった。
二人はチェスターを探して、チェスターが星を眺めてたのを見つけたが、
ここは一人にしておこうと思い部屋にもどった。
しかし、昨夜みた時からまったく変わってない。
クレス・ミント「・・・・・・!まさか!」
クレスとミントはチェスターのバックを持って昨夜チェスターがいた所を見たら・・・!
クレス「・・・いた・・・・・。」
チェスター「ん?・・・・ああ・・・クレス達か・・・」
クレス「チェスター・・まさか昨日からずっと・・・」
チェスター「ん?・・・・・ああ・・いたぜ。」
クレスとミントはすぐにアーチェのことが気になって眠れなかったのだときずき、
早くエルフの村へ行こうと思った。
クレス「・・・道具屋へ行ってホーリィボトルを買ってすぐ出発しよう。」
さてやっと出れた説明コーナー(なのか?っていうか効果わかるって!)
ホーリィボトルは敵とのエンカウント(戦闘)率がダウンする物だ。
実はベネツィアへ行く時も使っていたのだ。(でもノー戦闘って・・・)
さて、ホーリィボトルを持てるだけ買ったクレス達は、ユミルの森を抜けた所にある、
エルフの里へといそいでむかった。
途中モンスターの残りと数度戦いながらやっと三分の二まできた。
ちなみにダオスが倒されてから魔物の数は減少していった。
補足 ダオスの説明は又今度という事で。(すいません。)
クレス達は、日が暮れてきたので今日はここで野宿する事にした。
焚き火の火は、そこにいる三人の者達だけを、明るく染めた。
チェスター「・・・・・・なあ・・・クレス・・」
クレス「え!・・なに!?チェスター。」
クレスは予想してなかったチェスターからの質問に驚いた。
チェスター「・・・・ミントに・・・プロポーズした時って・・どんな気分だった?」
クレス・ミント「・・・・・ええ!!」
クレスとミントはおもいっきり顔を真っ赤に染めた。
クレス「な!なななな・な!」
ミント「そ!それは!・・その!あの!えっと!」
チェスター「・・・ふ・・・・・・・そうだよな。」
クレス「チェ!チェスター!」
チェスター「・・恥ずかしい・・・・よな・・。」
クレスとミントはやっと我に帰った。
チェスター「俺が!俺がもう少し素直になれたらと思うと!!」
クレス「・・・・・チェスター・・・。」
チェスター「俺!悔しくって!・・悔しくって!!」
チェスターの声は既に女のように甲高くて、大粒の涙が目から溢れ出ていた。
チェスター「俺!・・・・まだアイツに・・何も言ってないのに!!」
ミント「・・・・チェスターさん・・」
チェスター「・・・好きだとも・・・結婚してくれとも。」
クレス「・・チェスター・・・今日はもう寝よう。・・・昨日寝てないんだろ。」
ミント「はい・・・チェスターさん・・。」
そう言ってミントはハンカチをチェスターに差し出した。
チェスター「・・・ごめん・・クレス・・ミント・・・」
そして三人は夜が空けるまで寝て、朝一番に出た。
おかげでモンスターとの会わずエルフの森に着いた。
村の真ん中には、今日使う棺桶が置かれていた・・・・・。
次回 アーチェの葬儀に続く
どうも!作者の緋色の龍です。
今回は長くなってしまいましたが毎日一つ書くハイペースです。
作者おすすめの場面は、すぐ上にあるチェスターが泣くとこ!
今まで妹のアミィを一人で養ってきたチェスターは人に弱みを見せないられない。
だからおおっぴらに泣く事も出来ない俺はそう考えています。(アミィは殺されたけど)
そんなチェスターがおもいっきり泣く。
これは仲間だからというのもありますが、
アーチェを失った悲しみのせいだとゆうのが90パーセント以上を占めています。
次回はついに葬儀が始まります。そしてそこに・・・
これ以上はネタばれになるんでやめます。
では、また。