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懐かしき仲間とともに【4】

作 緋色の龍

第四章 アーチェの葬儀 前編。



あらすじ アセリア暦4206年クレスとミント夫妻と、
チェスターにアーチェが死んだと手紙が・・・
そして、葬式をするエルフの里に着いた。

クレス「この棺桶ってまさか・・・・・。」
村の真ん中に置いてある棺桶にはきっと・・・・・
??????「みなさん、お久しぶりです、来て下さったんですね。」
ミント「・・ブラム・・・バルドさん・・・。」
さて、恒例(?)の説明コーナーですが、
エルフの里の族長 ブラムバルド・ミレネー。
前に一度書きましたが、エルフの里の族長です。
ブラムバルド「・・アーチェさんのことは大変気のど・・・・・」
そこまで言いかけたブラムバルドに、
チェスターはいきなり掴みかかった!
チェスター「なんで!何でアーチェの棺桶がここ!!」
クレス「チェスター!抑えて!」
ミント「チェスターさん!」
今にも殴りかかる勢いのチェスターを抑えたクレスだが、
クレス「チェスター!なにやってんの!?少し落ち着いて!」
チェスター「離せクレス!何であんな所に!!」
チェスターは、棺桶に目をやり続けた。
チェスター「あれじゃ!あれじゃまるでアーチェが見世物じゃないか!!!」
チェスターの言っていることはもっともだった。
村の中心に置いてある棺桶には、クレスもミントも疑問を持っていた。
チェスター「だから!・・だから!!」
????「待ってください!」
その時一人のエルフが歩み寄ってきた・・・。
ブラムバルド「・・・・・ルーチェ。」
チェスター「えっ?」
チェスターが驚くのも無理はない。
彼女ル-チェ・クライン(SFC版はルーティ)はアーチェの母親なのだ。
ルーチェは三人の下えとやって来た。」
ルーチェ「お久しぶりです。クレスさん、ミントさん、それに・・・チェスターさん。」
ルーチェは次々に挨拶して回った。
ルーチェ「死んだエルフを入れた棺桶は村の中央に置くのがエルフの葬儀なんです。」
クレス「そうだったのか。」
ルーチェはさらに続けた。
ルーチェ「村の中央に置く事でその者をみんなで祈るんです。」
クレス達はきずかなかったが、村のみんながアーチェの棺に向かって祈っていた。
クレス達はルーチェに言われてやっときずいた。
チェスター「・・・・・・・・すまん・・・。」
チェスターはブラムバルドから手を離した。
ブラムバルド「いや・・・説明をしなかった私も悪い。」
もっともブラムバルドに葬儀の説明をする暇などなかったが・・・。
ルーチェ「チェスターさんに・・こんなに想われて・・・・あの子は・・・・幸せだったと思います・・」
ルーチェの目からは涙が流れていた。
ミント「ル-チェさん・・・・。」
ミントはルーチェに二枚目のハンカチを手渡した。
ちなみに、一枚目は第三章でチェスターに渡した。
ルーチェ「あ・りがとう・・・ミントさん・・」
チェスター「・・・なあ・・・・棺桶をあけていいか?・・・」
チェスターはブラムバルドに聞いた。
ブラムバルド「・・・・・ああ。・・葬儀が始まる前ならな。」
チェスターはアーチェの棺を開けた。
そして中には眠ったように死んでいるアーチェが・・・・
いない!!
アーチェの棺には何も入ってなかった!?
チェスター「どういうことだ!」
態度が急変したチェスターに驚いて、
クレスとミントも中を覗くとやはりなにもない。
クレス「・・・これは・・・」
ミント「なんで・・・・」
チェスターの問いにブラムバルドが重い口をあけた。
ブラムバルド「・・それは・・・・・アーチェ・クラインの死体が見つかってないからだ。」
クレス・ミント・チェスター「!!!」
ブラムバルドは、アーチェの死んだ時の事を話した。
その前にアーチェがなぜこのエルフの里来れたかと言うと、
ダオスが倒されミッドガルズが魔化学兵器の開発をやめてから、
今までエルフの里へ入れなかったハーフエルフを、
エルフの里に入れてもいいと言う案が本格的に出始めてきた。
さて説明しよう、なぜハーフエルフが里に入れなかったというと、
ミッドガルズという国が開発していた魔化学兵器によって、
魔法や召喚術などを使う時に必要なマナを大量に使ってしまい、
この世からマナが完全に消えてしまうかも知れなかった。
実際クレス達のいた時代ではマナがなくて魔法が使えなくなっていた。
だが、過去に戻ったクレス達のおかげで未来でも魔法が使えるようになった
しかし、魔科学兵器を使うにはマナを集めなくてはならないので、
エルフやハーフエルフが実験に参加された。これ以上ハーフエルフを増やすと、
マナが本当に無くなるのでエルフを里へもどし、
ハーフエルフは異端児として里へ入る事を禁じられた。
だが、アーチェは一度里に入り死刑を言い渡されたがルーチェの必死の願いにより免れた。
その経歴(?)を生かしエルフとハーフエルフの掛け橋となるべくアーチェは親善大使として招かれたのだ・・・・だが
ブラムバルド「そう・・・・あの日・・今から五日前のことだ・・」
ブラムバルドは一呼吸おいて話した。
ブラムバルド「いつものように里の子供たちと遊んでいた時だ・・・」
アーチェ「ほら!早く逃げないと捕まえちゃうぞー!」
子供1「わー!」
子供2「そっち言ったぞー!」
子供3「こっちもいるよ!」
アーチェ「はい!タッチ!」
子供1「わ!しまったー。」
アーチェ「今度はあんたが鬼ね♪」
子供1「俺はマイルだ!あんたじゃない!」
アーチェ「はいはい」
マイル「おばさん大人なんだから手加減してよ!な!サレン!」
サレン「うん!だよなアンリ」
アンリ「えーどうだろう」
アーチェ「お、おば!・・・・あたしはまだ18よ!」
マイル「俺達からすれば十分おばさんだよ!」
アーチェ「まだ言うかー!」
その時アーチェは何者かの気配を感じた。
そして・・・・・呪文の詠唱!
アーチェ「危ない!」
アーチェはとっさに近くにいたマイルを突き飛ばしてすぐに炎に包まれ・・・
ブラムバルド「マイルから聞いた話では爆炎の中からアーチェは脱出していなかったらしい。」
チェスター「・・・・・ゆるさねえー!!」
クレスも・・・
クレス「ああ!何の罪も無い子供まで巻き込もうとして!」
ミントは・・・・
ミント「アーチェさん・・・・子供を守って・・・・・」
ブラムバルドは話を続けた。
ブラムバルド「爆発から解った事は威力から炎系最強のエクスプロ-ドだった・・・それと」
ブラムバルドは懐から何かを取り出した。
ブラムバルド「全てが灰になった中でこれだけ残っていた。」
そう言ってブラムバルドはチェスターにそれ・・・ペンダントを渡した。
チェスター「!!これは!」
チェスターはもらったペンダントを見て確信した。
チェスター「これは・・・・俺が・・あいつにあげた・・物・・だ。」
チェスターはペンダントの裏を見た・・・そこには・・
アーチェ・クラインへチェスター・バークライト
これはダオスとの決戦前にチェスターが密かにアーチェに渡したものだった。
ブラムバルド「みなさんそろそろ時間です。」
クレス「・・・・行こう・・チェスター」
三人は用意された場所へ着替えに行った。

次回 アーチェの葬儀 後編に続く。





どうも!四日連続投稿中のヒマ人作者の緋色の龍です。
ついに暴かれたアーチェの死。
後編には何があるのでしょうか!
と、ここで訂正があります。(ペコリ)
第一章で書いたプロヒィ-ルですが、
身長163って小さすぎ!167の間違いでした信じた方、どうもすみません!(土下座)
こんなんじゃまだまだまだまだだめですね。
次からは精進しますのでどうかお許しぉー。
あと感想掲示板に名前が載っていました。
祐介さん本当にありがとうございます。
こんなへたな物でも感想を書いてくれたら大変嬉しいです。
さて、今日もこのへんで・・・長くなってすみません!
明日もきっと!書くので・・・・・(は!また長く!)で、ではまた!

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