懐かしき仲間とともに【8】
作 緋色の龍
第八章 戦いの果てに
あらすじ結婚したクレスとミント・・それにチェスターは、アーチェが死んだ事を知りユミルの森へ行った。
葬式の最後、アーチェを殺したガルバースが現れそれを追ったチェスターはガルバースの仲間仮面の剣士ヴァルドに斬られた。
そこに死んだはずのアーチェが現れ到着したクレスとミントと共に、
ガルバース、ヴァルド、隠れていたルシアンと戦うことに・・・・・・
チェスター「くらえ!紅蓮!」
チェスターの矢が炎をまといガルバースに向かう!
ガルバース「甘いわ小僧!!」
ガルバースは自分の周りにまとった死体でチェスターの攻撃を防ぐ。
チェスター「く!くそう!」
ガルバース「来ないならこちらから行くぞ・・行け!我が屍達!!」
ガルバースを守っていた死体が一斉にチェスターに襲い掛かる!!
チェスター「く!疾風!」
チェスターは数本の矢を一瞬にして放ったが・・・全てを倒すには足りなかった。
チェスター「があ!!」
折れた死体の骨がチェスターの足に突き刺さる!
ガルバース「くらえぃ!ファイアーボール!」
チェスター「ぐあ!あああ!!」
ガルバースは自分の体を守っていた死体ごとチェスターは炎に包まれた。
チェスターは地面を転がり火を消した。
チェスター「てめえ!自分を守ってくれてた奴らも!」
ガルバース「ふん!奴らはただの捨て駒に過ぎん。そんな事いちいち気にしてられるか。」
そのガルバースの態度にチェスターは再び弓を引いた・・・そのころアーチェは・・・
アーチェ「イラプション!」
ルシアンの足元からマグマが噴出し、熱せられた岩が上空から降ってくる!
ルシアン「ぐ!あああ!!」
アーチェ「続いてアイスニードル!」
ルシアンにつららのような氷がルシアンを襲う!
アーチェ「へへ!これだけやればいくらなんでも・・・・」
ルシアン「サイクロン!!」
大竜巻きがアーチェに襲い掛かる!
アーチェ「きゃああ!!」
ルシアン「その程度の魔法では私を倒すのは無理よ!」
アーチェ「ならねえ!アースクエイク!」
地震がルシアンの下で起こり、割れた大地の破片が襲う!破片といっても大岩並にある。
アーチェ「これだけの大技なら・・・・」
ルシアン「・・まあかすり傷程度ね。」
アーチェ「そんな・・・・」
ルシアン「お返しよ!メイルシュトローム!」
アーチェの真下から大渦が現れアーチェを飲み込む!
アーチェ「ホウキで・・・だめ!間に合わない!きゃあああ!!!」
ルシアン「どう?実力がわかった?」
ルシアンが不敵に笑う
アーチェ「あたしの魔法が効かないなんて・・・」
ルシアン「ふふふ・・・・私にはこれがあるの。」
そういってルシアンはペンダントを見せた。
アーチェ「それは!ダオスのペンダント!?」
ルシアンが付けていたペンダントは、なんとあの魔王ダオスの物だった!
ダオス。
時間を操りたくさんの人間を殺した人類最強の敵。
しかし、実は別の星からきた異星人で、故郷の星デリス・カーラーンを救うために戦っていた。
ダオスが殺した者は自分の星を救う邪魔をする者だけだった。
その事をクレス達が知ったのはダオスを倒した後だった。
もし、ダオスが故郷の星のために戦ってる事をもっと早くクレス達が知っていれば・・・歴史が変わってたかもしれない。
アーチェ「どこでそれを!」
ルシアン「あんた達がダオスと戦ったとこの残骸の中にあったのよ!」
アーチェ「だからあたしの魔法が・・・・・」
ルシアン「さあ!わかったら死になさい!」
アーチェ「まずい!」
その時森の奥からグレンスが走ってきた!
グレンス「こっちか・・・・ってアーチェさん!?」
アーチェ「あんた・・・・えーとレシオス?」
グレンス「それはおやじです!私はグレンス・・・じゃなくて何で生きてるんですか!?」
アーチェ「!!・・・避けて!」
ルシアン「テンペスト!」
アーチェとグレンスは突如として現れた嵐を寸前のところで避けて、
森の木に隠れる事にした。
グレンス「なんで魔法で反撃しないんですか!?」
アーチェ「それは・・・かくかくしかじかで効かないのよ!」
グレンス「ダオスのペンダント・・・・・それなら!」
アーチェ「あんた魔術とか剣術とか使えんの!?」
グレンス「いえ・・・・でもこれなら・・・・インスペクトアイ!」
アーチェ「イ?インスペークード・・・レイ??」
グレンス「インスペクトアイです!」
アーチェ「なにそれ?」
グレンス「曽祖父が雷の精霊ヴォルトと物質の精霊オリジンの力を合わせた術です。」
アーチェ「それがあいつに効くの!?」
アーチェは半信半疑で聞いた。
グレンス「いえ・・・・・・・無理です。」
アーチェ「じゃあなんの役に立つのよ!」
アーチェは今にもグレンスに殴りかかる勢いだ。
ルシアン「そこか!アイストーネード!」
氷の混じった竜巻きがアーチェ達に迫る!
グレンス「アーチェさんが大きい声を出すからです!」
アーチェ「あ、あたしのせいだっていうの!?」
二人はアイストーネードを避けてまた隠れた。
アーチェ「あんたが意味無い術使うから悪いんでしょ!」
グレンス「意味はあります!あいつの弱点は雷です!」
二人の声は発見されないよう小さくしていた。
アーチェ「なんでそんなのわかんの!?」
グレンス「さっきのインスペクトアイの効果です!」
アーチェ「・・・・・しょうがないやってみるか!援護は頼んだよ。」
グレンス「どうやって?」
アーチェ「だあー!召喚術があるでしょ!クラースの子孫ならできるでしょ!!」
アーチェの声にルシアンは気付いた!
グレンス「できませんよ!私は曽祖父ほどの力が無いんですから!」
ルシアン「見つけた!」
アーチェ「く!ライトニング!」
アーチェは一番弱い雷属性の魔術を使った。
ルシアン「!!ああああああ!!!」
アーチェ「やった!効いた!(そういえばダオスも雷属性弱かったっけ)」
ルシアン「気付かれたか!」
アーチェ「そうと分かれば・・・・」
天候を満つる所に我はあり
黄泉の門開くところに汝あり
いでよ!神の雷!
アーチェの唱えた呪文は雷属性最強の魔術!
アーチェ「インデグネイション!」
ルシアンの頭上から落雷が落ちた!
アーチェ「雷が効くならこれで終ったはー・・・・・ええ!!」
ルシアン「残念だったわねえ。」
アーチェ「なんで・・・・・・・ああ!!」
煙がなくなりはじめるとルシアンの前に金属の棒が・・・。
ルシアン「そのとおり!いくら威力が高くてもあたらなくては意味が無いもの。」
棒は避雷針となってルシアンの代わりにインデグ二ションを受けたのだ。
ルシアン「これで雷は効かないわ!」
アーチェ「・・・・・・・・・・なら!」
アーチェはなにやら呪文の詠唱をはじめた。
ルシアン「なにをする気?もう呪文は効かないわよ!」
アーチェ(一回見ただけで試した事も無いけど・・・やるしかない!)
アーチェの手に雷の力が集まる!
ルシアン「なに!?なんなのその呪文!??」
アーチェ「サンダーソード!!」
ルシアン[あ・・・・・」
ルシアンが気付いた時既に雷の剣は胸に突き刺さっていた。
アーチェ「はあはあ・・・・や、やった・・・」
アーチェはルシアンを倒した・・・・・そのころクレス達は・・・・・・・
クレス「うあ!」
ミント「クレスさん!・・・・ファーストエイド!」
ミントは素早くクレスの傷を治した。
クレス「こんなに強いなんて・・・しかもこの構え・・アルベイン流だ。」
クレスは迷っていた、ヴァルドと戦っているときにヴァルドは「助けてくれ」そう言っていた。
クレス「・・・・ヴァルドは操られてるだけなんだ・・・・」
その証拠にヴァルドは時々動きを止め無防備になる。
しかし、クレスはその優しさから無防備のヴァルドに攻撃は出来なかった。
ガルバース「ヴァルドめ・・・何をしている!クレスを殺せ!!」
ガルバースはなにやら呪文を唱え、ヴァルドの付けていた仮面が光りだした。
ヴァルド「ぐ!ぐうおおおおおお!!!」
クレス「ヴァルド!」
ヴァルド「ぐ!うおおおおお!!!」
クレス「なに!?うわあっ!!」
ミント「クレスさん!!」
ヴァルドの突然の攻撃にクレスは防御しきれなかった。
ヴァルド「ぐおおおおおおお!!!!」
ヴァルドは一直線にクレスに向かって走ってきた。
クレス「ひょっとしたらあの仮面が!!」
クレスは突進してくるヴァルドの仮面を斬った!
ヴァルドの付けていた仮面は真っ二つに割れた。
クレス「これでどう・・・・!!」
ミント「クレスさん!?どうしたんですか!??」
ヴァルド「ク・・・レス・・・・・?」
クレス「あ・・ああ・・・・なんで・・・・」
ミント「クレスさん!?クレスさん!!!」
クレスの顔は真っ青になっていた。
ミント「あなた・・・・クレスさんに何をしたんですか!!」
ミントはヴァルドに向かって叫んだ。
ヴァルド「クレ・・・ス・・・な・・か・・・?」
クレス「うそだ・・・なんで・・なんで父さんが・・・・」
ミント「え!?」
ガルバース「なに!?・・・・これは使えるな。」
ミント「え?え!?だって御父様は死・・・」
ミントはそこで言葉を切った。
さて!説明コーナーです。クレスの父、ミゲール・アルベイン。
クレスに剣術を教え、ダオスに操られたマルスによって殺された・・・・はずだ。
だが、実際生きている・・・先ほどまでクレスと激しい戦いを繰り広げていた。
クレス「父・・さん・・・なんで・・・・・」
クレスは体を震わせていた・・・父と母の死を確認したのは自分だ。
そして・・・クレスは自分の手で父と母の墓を作り埋めた。
ヴァルド「わたし・・は・・ガル・・バースに・・・操られ・・・・」
クレス「な!なんだって!!?」クレスとミントはガルバースを見た。
ガルバース「さあ!クレス・アルベインよ!ヴァルドを・・いやミゲール・アルベイン・・・
殺せるかな?」
チェスター「凍牙!」
ガルバースに向かって氷の付いた矢が飛んでいった。
ガルバース「甘いわ!」
ガルバースはさっきと同様に死体で守った。
チェスター「戦えクレス!ヴァルドをたおせ!!」
クレス「・・・でも・・でも僕は・・・!」
ヴァルド「わたしを・・倒してくれ・・・クレ・・ス」
クレス「でも!僕には父さんを倒すなんて!!」
チェスター「クレス!すずだってやったんだ!!」
クレス「!!!」
名前が出たので説明コーナー!(・・・・・随分軽いな・・)
藤林 すず。ダオスを倒した六人の内の一人で若干11歳の忍者。
未来で仲間になり、すずはダオスに洗脳された両親をこの手で殺している・・・。
ヴァルド「クレス・・・これ以上・・・・わたしの罪を背負わせないで・・くれ。」
ガルバース「く!洗脳が融け始めてきた!?ならば!!」
ガルバースは再び呪文を唱え始めた。
ヴァルド「ぐ!っっうおあああああ!!!」
クレス「父さん!!」
チェスター「させるか!轟天!」
帯電した矢がガルバースに向かう
ガルバース「しまった!?完全にかからんだ!!」
ヴァルド「ぐぐ!!・・・わたし抑えている間に・・・クレス!!」
ミント「・・・・・クレスさん・・・」
クレス「・・・・ミント・・シャープネスを・・・」
ミント「・・・・はい・・・・・シャープネス!!」
クレス「とうさーん!!」
そしてクレスは放った・・・・・アルベイン流最終奥義!!
冥空斬翔剣!!
ヴァルド「ぐうおあああああ!!!」
ガルバース「なに!?」
ミゲール「・・・・・そうだ・・・それでいいクレス。」
クレス「父さん!父さん!!」
ミゲール「・・・・ミント・・といったかな・・・」
ミント「・・はい・・・・」
ミゲール「クレスを・・・頼みます。」
そしてヴァルド・・・・・いやミゲールは光に包まれ天へと上っていった・・・・・。
第八章 戦いの果てに
あらすじ結婚したクレスとミント・・それにチェスターは、アーチェが死んだ事を知りユミルの森へ行った。
葬式の最後、アーチェを殺したガルバースが現れそれを追ったチェスターはガルバースの仲間仮面の剣士ヴァルドに斬られた。
そこに死んだはずのアーチェが現れ到着したクレスとミントと共に、
ガルバース、ヴァルド、隠れていたルシアンと戦うことに・・・・・・
チェスター「くらえ!紅蓮!」
チェスターの矢が炎をまといガルバースに向かう!
ガルバース「甘いわ小僧!!」
ガルバースは自分の周りにまとった死体でチェスターの攻撃を防ぐ。
チェスター「く!くそう!」
ガルバース「来ないならこちらから行くぞ・・行け!我が屍達!!」
ガルバースを守っていた死体が一斉にチェスターに襲い掛かる!!
チェスター「く!疾風!」
チェスターは数本の矢を一瞬にして放ったが・・・全てを倒すには足りなかった。
チェスター「があ!!」
折れた死体の骨がチェスターの足に突き刺さる!
ガルバース「くらえぃ!ファイアーボール!」
チェスター「ぐあ!あああ!!」
ガルバースは自分の体を守っていた死体ごとチェスターは炎に包まれた。
チェスターは地面を転がり火を消した。
チェスター「てめえ!自分を守ってくれてた奴らも!」
ガルバース「ふん!奴らはただの捨て駒に過ぎん。そんな事いちいち気にしてられるか。」
そのガルバースの態度にチェスターは再び弓を引いた・・・そのころアーチェは・・・
アーチェ「イラプション!」
ルシアンの足元からマグマが噴出し、熱せられた岩が上空から降ってくる!
ルシアン「ぐ!あああ!!」
アーチェ「続いてアイスニードル!」
ルシアンにつららのような氷がルシアンを襲う!
アーチェ「へへ!これだけやればいくらなんでも・・・・」
ルシアン「サイクロン!!」
大竜巻きがアーチェに襲い掛かる!
アーチェ「きゃああ!!」
ルシアン「その程度の魔法では私を倒すのは無理よ!」
アーチェ「ならねえ!アースクエイク!」
地震がルシアンの下で起こり、割れた大地の破片が襲う!破片といっても大岩並にある。
アーチェ「これだけの大技なら・・・・」
ルシアン「・・まあかすり傷程度ね。」
アーチェ「そんな・・・・」
ルシアン「お返しよ!メイルシュトローム!」
アーチェの真下から大渦が現れアーチェを飲み込む!
アーチェ「ホウキで・・・だめ!間に合わない!きゃあああ!!!」
ルシアン「どう?実力がわかった?」
ルシアンが不敵に笑う
アーチェ「あたしの魔法が効かないなんて・・・」
ルシアン「ふふふ・・・・私にはこれがあるの。」
そういってルシアンはペンダントを見せた。
アーチェ「それは!ダオスのペンダント!?」
ルシアンが付けていたペンダントは、なんとあの魔王ダオスの物だった!
ダオス。
時間を操りたくさんの人間を殺した人類最強の敵。
しかし、実は別の星からきた異星人で、故郷の星デリス・カーラーンを救うために戦っていた。
ダオスが殺した者は自分の星を救う邪魔をする者だけだった。
その事をクレス達が知ったのはダオスを倒した後だった。
もし、ダオスが故郷の星のために戦ってる事をもっと早くクレス達が知っていれば・・・歴史が変わってたかもしれない。
アーチェ「どこでそれを!」
ルシアン「あんた達がダオスと戦ったとこの残骸の中にあったのよ!」
アーチェ「だからあたしの魔法が・・・・・」
ルシアン「さあ!わかったら死になさい!」
アーチェ「まずい!」
その時森の奥からグレンスが走ってきた!
グレンス「こっちか・・・・ってアーチェさん!?」
アーチェ「あんた・・・・えーとレシオス?」
グレンス「それはおやじです!私はグレンス・・・じゃなくて何で生きてるんですか!?」
アーチェ「!!・・・避けて!」
ルシアン「テンペスト!」
アーチェとグレンスは突如として現れた嵐を寸前のところで避けて、
森の木に隠れる事にした。
グレンス「なんで魔法で反撃しないんですか!?」
アーチェ「それは・・・かくかくしかじかで効かないのよ!」
グレンス「ダオスのペンダント・・・・・それなら!」
アーチェ「あんた魔術とか剣術とか使えんの!?」
グレンス「いえ・・・・でもこれなら・・・・インスペクトアイ!」
アーチェ「イ?インスペークード・・・レイ??」
グレンス「インスペクトアイです!」
アーチェ「なにそれ?」
グレンス「曽祖父が雷の精霊ヴォルトと物質の精霊オリジンの力を合わせた術です。」
アーチェ「それがあいつに効くの!?」
アーチェは半信半疑で聞いた。
グレンス「いえ・・・・・・・無理です。」
アーチェ「じゃあなんの役に立つのよ!」
アーチェは今にもグレンスに殴りかかる勢いだ。
ルシアン「そこか!アイストーネード!」
氷の混じった竜巻きがアーチェ達に迫る!
グレンス「アーチェさんが大きい声を出すからです!」
アーチェ「あ、あたしのせいだっていうの!?」
二人はアイストーネードを避けてまた隠れた。
アーチェ「あんたが意味無い術使うから悪いんでしょ!」
グレンス「意味はあります!あいつの弱点は雷です!」
二人の声は発見されないよう小さくしていた。
アーチェ「なんでそんなのわかんの!?」
グレンス「さっきのインスペクトアイの効果です!」
アーチェ「・・・・・しょうがないやってみるか!援護は頼んだよ。」
グレンス「どうやって?」
アーチェ「だあー!召喚術があるでしょ!クラースの子孫ならできるでしょ!!」
アーチェの声にルシアンは気付いた!
グレンス「できませんよ!私は曽祖父ほどの力が無いんですから!」
ルシアン「見つけた!」
アーチェ「く!ライトニング!」
アーチェは一番弱い雷属性の魔術を使った。
ルシアン「!!ああああああ!!!」
アーチェ「やった!効いた!(そういえばダオスも雷属性弱かったっけ)」
ルシアン「気付かれたか!」
アーチェ「そうと分かれば・・・・」
天候を満つる所に我はあり
黄泉の門開くところに汝あり
いでよ!神の雷!
アーチェの唱えた呪文は雷属性最強の魔術!
アーチェ「インデグネイション!」
ルシアンの頭上から落雷が落ちた!
アーチェ「雷が効くならこれで終ったはー・・・・・ええ!!」
ルシアン「残念だったわねえ。」
アーチェ「なんで・・・・・・・ああ!!」
煙がなくなりはじめるとルシアンの前に金属の棒が・・・。
ルシアン「そのとおり!いくら威力が高くてもあたらなくては意味が無いもの。」
棒は避雷針となってルシアンの代わりにインデグ二ションを受けたのだ。
ルシアン「これで雷は効かないわ!」
アーチェ「・・・・・・・・・・なら!」
アーチェはなにやら呪文の詠唱をはじめた。
ルシアン「なにをする気?もう呪文は効かないわよ!」
アーチェ(一回見ただけで試した事も無いけど・・・やるしかない!)
アーチェの手に雷の力が集まる!
ルシアン「なに!?なんなのその呪文!??」
アーチェ「サンダーソード!!」
ルシアン[あ・・・・・」
ルシアンが気付いた時既に雷の剣は胸に突き刺さっていた。
アーチェ「はあはあ・・・・や、やった・・・」
アーチェはルシアンを倒した・・・・・そのころクレス達は・・・・・・・
クレス「うあ!」
ミント「クレスさん!・・・・ファーストエイド!」
ミントは素早くクレスの傷を治した。
クレス「こんなに強いなんて・・・しかもこの構え・・アルベイン流だ。」
クレスは迷っていた、ヴァルドと戦っているときにヴァルドは「助けてくれ」そう言っていた。
クレス「・・・・ヴァルドは操られてるだけなんだ・・・・」
その証拠にヴァルドは時々動きを止め無防備になる。
しかし、クレスはその優しさから無防備のヴァルドに攻撃は出来なかった。
ガルバース「ヴァルドめ・・・何をしている!クレスを殺せ!!」
ガルバースはなにやら呪文を唱え、ヴァルドの付けていた仮面が光りだした。
ヴァルド「ぐ!ぐうおおおおおお!!!」
クレス「ヴァルド!」
ヴァルド「ぐ!うおおおおお!!!」
クレス「なに!?うわあっ!!」
ミント「クレスさん!!」
ヴァルドの突然の攻撃にクレスは防御しきれなかった。
ヴァルド「ぐおおおおおおお!!!!」
ヴァルドは一直線にクレスに向かって走ってきた。
クレス「ひょっとしたらあの仮面が!!」
クレスは突進してくるヴァルドの仮面を斬った!
ヴァルドの付けていた仮面は真っ二つに割れた。
クレス「これでどう・・・・!!」
ミント「クレスさん!?どうしたんですか!??」
ヴァルド「ク・・・レス・・・・・?」
クレス「あ・・ああ・・・・なんで・・・・」
ミント「クレスさん!?クレスさん!!!」
クレスの顔は真っ青になっていた。
ミント「あなた・・・・クレスさんに何をしたんですか!!」
ミントはヴァルドに向かって叫んだ。
ヴァルド「クレ・・・ス・・・な・・か・・・?」
クレス「うそだ・・・なんで・・なんで父さんが・・・・」
ミント「え!?」
ガルバース「なに!?・・・・これは使えるな。」
ミント「え?え!?だって御父様は死・・・」
ミントはそこで言葉を切った。
さて!説明コーナーです。クレスの父、ミゲール・アルベイン。
クレスに剣術を教え、ダオスに操られたマルスによって殺された・・・・はずだ。
だが、実際生きている・・・先ほどまでクレスと激しい戦いを繰り広げていた。
クレス「父・・さん・・・なんで・・・・・」
クレスは体を震わせていた・・・父と母の死を確認したのは自分だ。
そして・・・クレスは自分の手で父と母の墓を作り埋めた。
ヴァルド「わたし・・は・・ガル・・バースに・・・操られ・・・・」
クレス「な!なんだって!!?」クレスとミントはガルバースを見た。
ガルバース「さあ!クレス・アルベインよ!ヴァルドを・・いやミゲール・アルベイン・・・
殺せるかな?」
チェスター「凍牙!」
ガルバースに向かって氷の付いた矢が飛んでいった。
ガルバース「甘いわ!」
ガルバースはさっきと同様に死体で守った。
チェスター「戦えクレス!ヴァルドをたおせ!!」
クレス「・・・でも・・でも僕は・・・!」
ヴァルド「わたしを・・倒してくれ・・・クレ・・ス」
クレス「でも!僕には父さんを倒すなんて!!」
チェスター「クレス!すずだってやったんだ!!」
クレス「!!!」
名前が出たので説明コーナー!(・・・・・随分軽いな・・)
藤林 すず。ダオスを倒した六人の内の一人で若干11歳の忍者。
未来で仲間になり、すずはダオスに洗脳された両親をこの手で殺している・・・。
ヴァルド「クレス・・・これ以上・・・・わたしの罪を背負わせないで・・くれ。」
ガルバース「く!洗脳が融け始めてきた!?ならば!!」
ガルバースは再び呪文を唱え始めた。
ヴァルド「ぐ!っっうおあああああ!!!」
クレス「父さん!!」
チェスター「させるか!轟天!」
帯電した矢がガルバースに向かう
ガルバース「しまった!?完全にかからんだ!!」
ヴァルド「ぐぐ!!・・・わたし抑えている間に・・・クレス!!」
ミント「・・・・・クレスさん・・・」
クレス「・・・・ミント・・シャープネスを・・・」
ミント「・・・・はい・・・・・シャープネス!!」
クレス「とうさーん!!」
そしてクレスは放った・・・・・アルベイン流最終奥義!!
冥空斬翔剣!!
ヴァルド「ぐうおあああああ!!!」
ガルバース「なに!?」
ミゲール「・・・・・そうだ・・・それでいいクレス。」
クレス「父さん!父さん!!」
ミゲール「・・・・ミント・・といったかな・・・」
ミント「・・はい・・・・」
ミゲール「クレスを・・・頼みます。」
そしてヴァルド・・・・・いやミゲールは光に包まれ天へと上っていった・・・・・。