懐かしき仲間とともに【9】
作 緋色の龍
第八章のお詫び
第八章で次回へ続くと入れ忘れてしまいました。
作者はこのようなあまりにも間抜けなミスは今後繰り返さないよう注意します。
まことに申し訳ありません。
最終章 懐かしき仲間と共に
あらすじアーチェが死んだと手紙を受け取ったクレス、ミント、チェスターは、
アーチェの葬儀のためエルフの里に来た。
そこでアーチェが殺された事を知り、葬式の最後に現れたガルバースが犯人だと言う。
ガルバースを追った森の奥でガルバースの仲間を倒しガルバースを追い詰めた。
チェスター「がああ!!」
森の奥でチェスターが一人戦い続けていた。
ガルバース「まだ立っていられるとはなあ。」
チェスター「俺は負けねえ!・・・負けられねえんだ!!」
そう言ってチェスターは再び弓を引いた。
ガルバース「そんなに死にたいなら殺してくれるわ!!」
ガルバースは新たに死体を呼び出しチェスターに攻撃命令を出す!
いくらチェスターでもこの数の攻撃をくらうと・・・・
チェスター「俺はまだ死ぬわけにはいかねえんだーー!!」
クレス「そうだ!鳳凰天駆!!」
炎をまとったクレスが亡者の群れをなぎ払う!
チェスター「クレス!」
アーチェ「あんたが死ぬと縁起悪いからね!フィアフルフレア!!」
炎の玉が次々と落ちてくる!
チェスター「アーチェ!!・・・・ってうわ!あぶねーだろ!」
アーチェ「ごめんごめん!異世界の呪文の試し討ちを・・・・」
チェスター「だからって自由に制御できない技使うな!馬鹿!!」
アーチェ「ば!馬鹿ぁ!?人がせっかく助けてあげ・・」
ガルバース「ストーム!」
風に飛ばされた石が二人に襲い掛かる!
チェスター「こんなの避ければ・・・・つ!」
チェスターの体はもう自分では自由に動けないほどひどかった。
アーチェ(チェスターは動けない・・・・・なら!)
アーチェはなんとチェスターの前に立ち、壁になった!?
チェスター「な!?アーチェ!どけ!お前も巻き込まれるぞ!!」
アーチェも先ほどのルシアンとの戦いでかなり傷ついている。
チェスター「アーチェ!!」
ミント「バリアー!!」
アーチェとチェスターの周りに青バリアーが張られ石を弾く!
アーチェ・チェスター「ミント!」
ミント「お二人ともだいじょうぶですか!?ナース!!」
注射器を持った看護婦が傷を癒す。
アーチェ「ありがとうミント。」
チェスター「助かったぜ・・・こいつよりよっぽどな。」
アーチェ「あ!あんたまだそんなこと言う気なの!?」
クレス「二人とも今はやめてくれ。」
アーチェとチェスターはガルバースの方を見た。
ガルバース「貴様らあの二人を倒したのか!?」
クレス「よくも父さんを操ってくれたなあ!!」
ミント「私も死者を操り奴隷のように使うのは許せません!」
アーチェ「ルシアンはペンダントに頼りすぎたのよ。」
グレンス「インスペクトアイ!・・・・・・ガルバースの弱点は光です!」
チェスター「そして・・・・アーチェを殺そうとした!!!」
ガルバース「だからどうした・・・・・そして・・・我をなめるなあ!!」
なんとクレス達の四方八方から次々と死者が出て来る!
クレス「な!なんて数だ・・・・」
その数は正確にはわからないが百数十匹はいる・・・・それにまだ増え続けてる。
ガルバース「行け!亡者ども!!奴らを殺せ!!!」
死体達が一斉にクレス達に襲い掛かる!!
クレス達は倒しても倒しても後からどんどん出て来る亡者達に焦りと疲れが見えてきた。
クレス「はあはあ・・・・チェスター・・・何体倒した・・・?」
チェスター「さあ・・な・・・50までは数えたが・・・・」
グレンス「なんとか・・・・ガルバースを倒さないと・・・」
チェスター「俺の弓とアーチェの魔術じゃ威力が足りねえ・・・」
クレス「僕の剣じゃ届かない・・・・」
グレンス「待てよ・・・・アーチェさんの魔術とチェスターさんの弓を合体できたら・・」
チェスター「・・・・・・・それしかねえのか・・・」
アーチェ「仕方ない・・・やってやろうじゃない!」
チェスター「・・・・へま・・すんなよ・・・・」
アーチェ「・・・誰にいってんのよ・・・・!」
チェスター「・・・そうだな!」
チェスターの弓にアーチェが魔法をかける!
ガルバース「き、貴様らなにをしている!!」
ガルバースは死体達に指令を出した・・・・・が!
クレス「次元斬!!」
クレスの次元斬が数体の亡者を倒す!
クレス「二人の邪魔はさせない!!」
アーチェ「・・・・・・出来た・・・ビックバンの力を宿した弓が・・・」
これで最後の(?)説明コーナー
ビックバンは光属性最強の呪文で大爆発をおこす!
チェスター「これで・・・・・痛!」
前にガルバースを殴ったときに手にひびが入っていた。
アーチェ「あんたこんな手で今まで戦ってたの!?」
チェスター「・・・こいつを倒すためなら手の一つや二つがなんだ!」
そういってチェスターは弓を構えた。
アーチェ「・・・・・・・・・馬鹿・・」
アーチェはチェスターの反対側に周り弓を持った。
チェスター「ア、アーチェ!?」
いきなり体がくっつくくらい近づいたアーチェにチェスターは顔を赤くした。
アーチェ「二人で持てばそんなに力はいらないでしょ・・・・・。」
チェスター「・・・・・・・・・ああそうだな!」
そして二人は力いっぱい弓を引く!
アーチェ「クレス!ミント!どいて!!」
チェスター「くらえガルバース!」
アーチェ・チェスター
屠龍爆滅弓!!
ガルバース「なに!?」
ガルバースを守っていた死体をものともせず矢はガルバースに突き刺さった!
ガルバース「ば、ばかな!!ぎああああああ!!!!」
矢に宿っていたビックバンは爆発し、後には硝煙の匂いだけが残った。
周りにいた死体達も崩れていった・・・・・
クレス「・・・・・・終った・・・・・」
ミント「・・・・・ええ・・・そうですね。」
やっと静かになった時を楽しんでいた二人に・・・・・
アーチェ・チェスター「なんで俺(あたし)と同じ名前なんだ(なわけ)!?」
クレス「・・・・・・・また始まったよ・・・・」
ミントはくすくす笑い、「そうですね」とクレスに返した。
アーチェ・チェスター「俺(あたし)のまねすんなよ(しないでよ)!」
クレス「とりあえず戻ろう・・エルフの里へ・・・」
エルフの里についたクレス達はガルバースを倒した事とアーチェが生きていた事で、
宴会を開くことになった。
アーチェ「うしゃしゃしゃしゃ!!」
ミント「ア、アーチェさんもうその辺にしておいたほうが・・・」
宴会で酒を飲んだアーチェはすっかり酔っ払っていた。
アーチェ「いいわねーミントは・・ひっく・・こーーんなお肌すべすべでさーー」
ミント「そ、それはどうも・・・」
アーチェ「それにさーーこーーんな胸とかお尻とか大きくてさっ・・・ひっく!」
ミント「きゃ!アーチェさん触らないで下さい!」
アーチェ「あたしだってさ・・あたしだってさ・・・・女らしいとこ出てきたんだから・・・みんなみろーー!!」
ミント「きゃあー!アーチェさんここで脱がないで下さい!!」
クレス「チェ、チェスター何とかしてくれないか?!」
チェスター「・・・・はあ・・・まったくしょうがねえ・・早く行くぞ・・・」
アーチェ「こらーー!チェスターはなせーー!!」
チェスター「ハイハイ・・・酔いが覚めたらな・・」
アーチェ「あーーたしのどーーこが酔っ払ってるってーーー!!」
チェスターはアーチェをつれて外に出た。
アーチェ「あーー涼しーーくて気ーーもちいーーー!!」
チェスター「・・・・・少しは酔いが覚めたか・・・」
アーチェ「・・・・・・・・・ねえーチェスター。」
チェスター「・・なんだよ・・・・」
アーチェ「今ここってさーアーリィの空に似てない??」
常闇町アーリィ
ダオスの城に行く前最後の宿をとった町だ
その町は闇の精霊シャドウの影響で一日中暗い。
チェスター「・・・・・今は夜だからなあ・・・」
その時チェスターはある事を思い出した。
2年前アーリィ
クレスとミントの事を覗きに行ったアーチェを連れ戻しに行った時・・・
アーチェ「ダオスを倒したらみんなバラバラになるんだね・・・・」
チェスター「・・・俺はお前がいなくなってせいせいするぜ。」
アーチェ「な!あ、あたしだってせいせいするわよ!あんたはあたしが嫌いだからね!!」
チェスター「誰が嫌いなんていった!!俺は会った時からお前のこと・・・!!」
アーチェ「え?え??」
チェスター「・・・・・・・・・・・・・・」
チェスター(あの時言えなかったこと今なら)
アーチェ「ねえチェスター・・・・・」
チェスター「な、なんだアーチェ・・・」
チェスターはアーチェの話が終ったらプロポーズする事をこの時決めた!
アーチェ「あたし・・チェスターのこと・・・・好きなの!!」
チェスター「そ、そう・・好き・・・・・え!?」
よく見るとアーチェの顔は真っ赤になっていた。
チェスター「お、俺は・・・・・・・」
アーチェ「ごめん・・・やっぱ・・・あたしのこと嫌いだよね・・・ごめん!!」
アーチェは走り出そうとした。
チェスター「待て!俺もお前が好きだ!!」
アーチェ「・・・・・え?」
チェスター「こ、これを受け取ってくれ。」
チェスターが渡したのはなんと指輪だ。
この指輪はアーチェが半年前にクレスとミントの結婚式に来る事を聞いて用意したものだ。
結局その時は渡せなかったが・・・・・
アーチェ「・・・・これを・・あたしに・・・・?」
アーチェの目からは涙が出ていた。
チェスター「俺と結婚してくれ!アーチェ!!」
アーチェ「・・・・・・うん!!」
そして二人は互いを抱きしめあった。
その一週間後二人は結婚式をあげた。
クレス「おめでとう、チェスター。」
チェスター「ありがとよ、クレス・・・・半年前と立場が逆だな。」
クレス「そろそろ時間だよチェスター。」
チェスター「ああ・・・そうだな。」
クレス「でも葬式が白だったから結婚式は黒・・・・とか。」
チェスター「・・・・・あ、ありえるかも・・・」
マイル「チェスターさん花嫁の下に来て下さい。」
チェスター「あ、ああ・・・わかった。」
クレス「じゃあチェスター頑張ってくれ。」
そしてチェスターはアーチェの待つ控え室に来た。
チェスター「どんな格好してるんだ・・・・ええい開ければ分かる!」
そしてチェスターは、純白のドレスを着たアーチェを見た。
アーチェ「・・・や、やっぱり似合わない・・・かな・・・?」
チェスター「・・・・・・・・!そんなことない!に、似合ってる・・さ」
クレス「あ!ミント終った?」
ところがミントは顔を赤くしていった。
ミント「その・・・・クレス・・さん?」
クレス「ミ、ミントいったいどうしたの?」
ミント「その・・・今朝・・お祈りしてたら・・・・」
クレス「し、してたら・・・・?」
アーチェ「ミントなんなの?」
ミント「あの・・・・私のお腹に・・子供が・・・・いるみたい・・です・・・」
クレス「え?・・・・それは・・つまり・・僕と・・ミントの・・・?」
ミント「・・・そう・・お告げが・・ありました・・」
アーチェ「うそー!ミントそれホント!?」
ミント「・・・・・・・・はい・・・」
クレス「・・・・・・僕の子が・・・ミント!!僕たちももうすぐ親になるんだね!!?」
ミント「・・・・・ええ・・」
チェスター「おめでとうクレス・・これからは父親だな!」
アーチェ「ミントおめでとう!あたしも応援してるよ!」
ミント「ありがとうございます・・と、とりあえず今はアーチェさんとチェスターさんの・・・」
アーチェ・チェスター「あ!・・・・・・・」
そしてクレスとミントは席につきアーチェとチェスターの結婚式が始まった。
ちなみに牧師はブラムバルドだ。
ブラムバルド「汝アーチェ・クラインは生涯チェスター・バークライトを愛する事を誓いますか?」
アーチェ「・・・ち・・誓い・・ます・・・」
ブラムバルド「汝チェスター・バークライトは生涯アーチェ・クラインを愛する事を誓いますか?」
チェスター「・・・・・・・誓います!」
ブラムバルド「では、二人の愛の形をそれぞれに渡されよ。」
二人は愛の形・・すなわちゆびわを交換した。
ブラムバルド「では精霊マーテルの導きによりここに二人を夫婦と認める!」
その言葉の後に客席からキスコールが・・・
アーチェ「ど・・・どうしよう・・か?」
チェスターはそんなアーチェの頬にそっとキスをした。
アーチェ「あ・・あ・・・」
チェスター「お前は必ず俺が守ってやる・・・・・」
アーチェ「・・・・・・うん!」
???「お兄ちゃん幸せなんですね・・。」
????「ええ・・・。」
???「最後にお兄ちゃんに会えてよかったです・・マーテル様。」
????「あなたも新しい人生で幸せになってください・・・アミィ。」
そして片方の目に見えない者は天へと上っていった。
この星にいる全ての者に幸せが訪れることを祈りながら・・・・・・
完
皆さんいかがでしたか?作者の緋色の龍です。
懐かしき仲間とともに今日で終ります。
今まで見てくれた人本当にありがとうございました。
是非感想をお待ちしています・・・・では、また
第八章のお詫び
第八章で次回へ続くと入れ忘れてしまいました。
作者はこのようなあまりにも間抜けなミスは今後繰り返さないよう注意します。
まことに申し訳ありません。
最終章 懐かしき仲間と共に
あらすじアーチェが死んだと手紙を受け取ったクレス、ミント、チェスターは、
アーチェの葬儀のためエルフの里に来た。
そこでアーチェが殺された事を知り、葬式の最後に現れたガルバースが犯人だと言う。
ガルバースを追った森の奥でガルバースの仲間を倒しガルバースを追い詰めた。
チェスター「がああ!!」
森の奥でチェスターが一人戦い続けていた。
ガルバース「まだ立っていられるとはなあ。」
チェスター「俺は負けねえ!・・・負けられねえんだ!!」
そう言ってチェスターは再び弓を引いた。
ガルバース「そんなに死にたいなら殺してくれるわ!!」
ガルバースは新たに死体を呼び出しチェスターに攻撃命令を出す!
いくらチェスターでもこの数の攻撃をくらうと・・・・
チェスター「俺はまだ死ぬわけにはいかねえんだーー!!」
クレス「そうだ!鳳凰天駆!!」
炎をまとったクレスが亡者の群れをなぎ払う!
チェスター「クレス!」
アーチェ「あんたが死ぬと縁起悪いからね!フィアフルフレア!!」
炎の玉が次々と落ちてくる!
チェスター「アーチェ!!・・・・ってうわ!あぶねーだろ!」
アーチェ「ごめんごめん!異世界の呪文の試し討ちを・・・・」
チェスター「だからって自由に制御できない技使うな!馬鹿!!」
アーチェ「ば!馬鹿ぁ!?人がせっかく助けてあげ・・」
ガルバース「ストーム!」
風に飛ばされた石が二人に襲い掛かる!
チェスター「こんなの避ければ・・・・つ!」
チェスターの体はもう自分では自由に動けないほどひどかった。
アーチェ(チェスターは動けない・・・・・なら!)
アーチェはなんとチェスターの前に立ち、壁になった!?
チェスター「な!?アーチェ!どけ!お前も巻き込まれるぞ!!」
アーチェも先ほどのルシアンとの戦いでかなり傷ついている。
チェスター「アーチェ!!」
ミント「バリアー!!」
アーチェとチェスターの周りに青バリアーが張られ石を弾く!
アーチェ・チェスター「ミント!」
ミント「お二人ともだいじょうぶですか!?ナース!!」
注射器を持った看護婦が傷を癒す。
アーチェ「ありがとうミント。」
チェスター「助かったぜ・・・こいつよりよっぽどな。」
アーチェ「あ!あんたまだそんなこと言う気なの!?」
クレス「二人とも今はやめてくれ。」
アーチェとチェスターはガルバースの方を見た。
ガルバース「貴様らあの二人を倒したのか!?」
クレス「よくも父さんを操ってくれたなあ!!」
ミント「私も死者を操り奴隷のように使うのは許せません!」
アーチェ「ルシアンはペンダントに頼りすぎたのよ。」
グレンス「インスペクトアイ!・・・・・・ガルバースの弱点は光です!」
チェスター「そして・・・・アーチェを殺そうとした!!!」
ガルバース「だからどうした・・・・・そして・・・我をなめるなあ!!」
なんとクレス達の四方八方から次々と死者が出て来る!
クレス「な!なんて数だ・・・・」
その数は正確にはわからないが百数十匹はいる・・・・それにまだ増え続けてる。
ガルバース「行け!亡者ども!!奴らを殺せ!!!」
死体達が一斉にクレス達に襲い掛かる!!
クレス達は倒しても倒しても後からどんどん出て来る亡者達に焦りと疲れが見えてきた。
クレス「はあはあ・・・・チェスター・・・何体倒した・・・?」
チェスター「さあ・・な・・・50までは数えたが・・・・」
グレンス「なんとか・・・・ガルバースを倒さないと・・・」
チェスター「俺の弓とアーチェの魔術じゃ威力が足りねえ・・・」
クレス「僕の剣じゃ届かない・・・・」
グレンス「待てよ・・・・アーチェさんの魔術とチェスターさんの弓を合体できたら・・」
チェスター「・・・・・・・それしかねえのか・・・」
アーチェ「仕方ない・・・やってやろうじゃない!」
チェスター「・・・・へま・・すんなよ・・・・」
アーチェ「・・・誰にいってんのよ・・・・!」
チェスター「・・・そうだな!」
チェスターの弓にアーチェが魔法をかける!
ガルバース「き、貴様らなにをしている!!」
ガルバースは死体達に指令を出した・・・・・が!
クレス「次元斬!!」
クレスの次元斬が数体の亡者を倒す!
クレス「二人の邪魔はさせない!!」
アーチェ「・・・・・・出来た・・・ビックバンの力を宿した弓が・・・」
これで最後の(?)説明コーナー
ビックバンは光属性最強の呪文で大爆発をおこす!
チェスター「これで・・・・・痛!」
前にガルバースを殴ったときに手にひびが入っていた。
アーチェ「あんたこんな手で今まで戦ってたの!?」
チェスター「・・・こいつを倒すためなら手の一つや二つがなんだ!」
そういってチェスターは弓を構えた。
アーチェ「・・・・・・・・・馬鹿・・」
アーチェはチェスターの反対側に周り弓を持った。
チェスター「ア、アーチェ!?」
いきなり体がくっつくくらい近づいたアーチェにチェスターは顔を赤くした。
アーチェ「二人で持てばそんなに力はいらないでしょ・・・・・。」
チェスター「・・・・・・・・・ああそうだな!」
そして二人は力いっぱい弓を引く!
アーチェ「クレス!ミント!どいて!!」
チェスター「くらえガルバース!」
アーチェ・チェスター
屠龍爆滅弓!!
ガルバース「なに!?」
ガルバースを守っていた死体をものともせず矢はガルバースに突き刺さった!
ガルバース「ば、ばかな!!ぎああああああ!!!!」
矢に宿っていたビックバンは爆発し、後には硝煙の匂いだけが残った。
周りにいた死体達も崩れていった・・・・・
クレス「・・・・・・終った・・・・・」
ミント「・・・・・ええ・・・そうですね。」
やっと静かになった時を楽しんでいた二人に・・・・・
アーチェ・チェスター「なんで俺(あたし)と同じ名前なんだ(なわけ)!?」
クレス「・・・・・・・また始まったよ・・・・」
ミントはくすくす笑い、「そうですね」とクレスに返した。
アーチェ・チェスター「俺(あたし)のまねすんなよ(しないでよ)!」
クレス「とりあえず戻ろう・・エルフの里へ・・・」
エルフの里についたクレス達はガルバースを倒した事とアーチェが生きていた事で、
宴会を開くことになった。
アーチェ「うしゃしゃしゃしゃ!!」
ミント「ア、アーチェさんもうその辺にしておいたほうが・・・」
宴会で酒を飲んだアーチェはすっかり酔っ払っていた。
アーチェ「いいわねーミントは・・ひっく・・こーーんなお肌すべすべでさーー」
ミント「そ、それはどうも・・・」
アーチェ「それにさーーこーーんな胸とかお尻とか大きくてさっ・・・ひっく!」
ミント「きゃ!アーチェさん触らないで下さい!」
アーチェ「あたしだってさ・・あたしだってさ・・・・女らしいとこ出てきたんだから・・・みんなみろーー!!」
ミント「きゃあー!アーチェさんここで脱がないで下さい!!」
クレス「チェ、チェスター何とかしてくれないか?!」
チェスター「・・・・はあ・・・まったくしょうがねえ・・早く行くぞ・・・」
アーチェ「こらーー!チェスターはなせーー!!」
チェスター「ハイハイ・・・酔いが覚めたらな・・」
アーチェ「あーーたしのどーーこが酔っ払ってるってーーー!!」
チェスターはアーチェをつれて外に出た。
アーチェ「あーー涼しーーくて気ーーもちいーーー!!」
チェスター「・・・・・少しは酔いが覚めたか・・・」
アーチェ「・・・・・・・・・ねえーチェスター。」
チェスター「・・なんだよ・・・・」
アーチェ「今ここってさーアーリィの空に似てない??」
常闇町アーリィ
ダオスの城に行く前最後の宿をとった町だ
その町は闇の精霊シャドウの影響で一日中暗い。
チェスター「・・・・・今は夜だからなあ・・・」
その時チェスターはある事を思い出した。
2年前アーリィ
クレスとミントの事を覗きに行ったアーチェを連れ戻しに行った時・・・
アーチェ「ダオスを倒したらみんなバラバラになるんだね・・・・」
チェスター「・・・俺はお前がいなくなってせいせいするぜ。」
アーチェ「な!あ、あたしだってせいせいするわよ!あんたはあたしが嫌いだからね!!」
チェスター「誰が嫌いなんていった!!俺は会った時からお前のこと・・・!!」
アーチェ「え?え??」
チェスター「・・・・・・・・・・・・・・」
チェスター(あの時言えなかったこと今なら)
アーチェ「ねえチェスター・・・・・」
チェスター「な、なんだアーチェ・・・」
チェスターはアーチェの話が終ったらプロポーズする事をこの時決めた!
アーチェ「あたし・・チェスターのこと・・・・好きなの!!」
チェスター「そ、そう・・好き・・・・・え!?」
よく見るとアーチェの顔は真っ赤になっていた。
チェスター「お、俺は・・・・・・・」
アーチェ「ごめん・・・やっぱ・・・あたしのこと嫌いだよね・・・ごめん!!」
アーチェは走り出そうとした。
チェスター「待て!俺もお前が好きだ!!」
アーチェ「・・・・・え?」
チェスター「こ、これを受け取ってくれ。」
チェスターが渡したのはなんと指輪だ。
この指輪はアーチェが半年前にクレスとミントの結婚式に来る事を聞いて用意したものだ。
結局その時は渡せなかったが・・・・・
アーチェ「・・・・これを・・あたしに・・・・?」
アーチェの目からは涙が出ていた。
チェスター「俺と結婚してくれ!アーチェ!!」
アーチェ「・・・・・・うん!!」
そして二人は互いを抱きしめあった。
その一週間後二人は結婚式をあげた。
クレス「おめでとう、チェスター。」
チェスター「ありがとよ、クレス・・・・半年前と立場が逆だな。」
クレス「そろそろ時間だよチェスター。」
チェスター「ああ・・・そうだな。」
クレス「でも葬式が白だったから結婚式は黒・・・・とか。」
チェスター「・・・・・あ、ありえるかも・・・」
マイル「チェスターさん花嫁の下に来て下さい。」
チェスター「あ、ああ・・・わかった。」
クレス「じゃあチェスター頑張ってくれ。」
そしてチェスターはアーチェの待つ控え室に来た。
チェスター「どんな格好してるんだ・・・・ええい開ければ分かる!」
そしてチェスターは、純白のドレスを着たアーチェを見た。
アーチェ「・・・や、やっぱり似合わない・・・かな・・・?」
チェスター「・・・・・・・・!そんなことない!に、似合ってる・・さ」
クレス「あ!ミント終った?」
ところがミントは顔を赤くしていった。
ミント「その・・・・クレス・・さん?」
クレス「ミ、ミントいったいどうしたの?」
ミント「その・・・今朝・・お祈りしてたら・・・・」
クレス「し、してたら・・・・?」
アーチェ「ミントなんなの?」
ミント「あの・・・・私のお腹に・・子供が・・・・いるみたい・・です・・・」
クレス「え?・・・・それは・・つまり・・僕と・・ミントの・・・?」
ミント「・・・そう・・お告げが・・ありました・・」
アーチェ「うそー!ミントそれホント!?」
ミント「・・・・・・・・はい・・・」
クレス「・・・・・・僕の子が・・・ミント!!僕たちももうすぐ親になるんだね!!?」
ミント「・・・・・ええ・・」
チェスター「おめでとうクレス・・これからは父親だな!」
アーチェ「ミントおめでとう!あたしも応援してるよ!」
ミント「ありがとうございます・・と、とりあえず今はアーチェさんとチェスターさんの・・・」
アーチェ・チェスター「あ!・・・・・・・」
そしてクレスとミントは席につきアーチェとチェスターの結婚式が始まった。
ちなみに牧師はブラムバルドだ。
ブラムバルド「汝アーチェ・クラインは生涯チェスター・バークライトを愛する事を誓いますか?」
アーチェ「・・・ち・・誓い・・ます・・・」
ブラムバルド「汝チェスター・バークライトは生涯アーチェ・クラインを愛する事を誓いますか?」
チェスター「・・・・・・・誓います!」
ブラムバルド「では、二人の愛の形をそれぞれに渡されよ。」
二人は愛の形・・すなわちゆびわを交換した。
ブラムバルド「では精霊マーテルの導きによりここに二人を夫婦と認める!」
その言葉の後に客席からキスコールが・・・
アーチェ「ど・・・どうしよう・・か?」
チェスターはそんなアーチェの頬にそっとキスをした。
アーチェ「あ・・あ・・・」
チェスター「お前は必ず俺が守ってやる・・・・・」
アーチェ「・・・・・・うん!」
???「お兄ちゃん幸せなんですね・・。」
????「ええ・・・。」
???「最後にお兄ちゃんに会えてよかったです・・マーテル様。」
????「あなたも新しい人生で幸せになってください・・・アミィ。」
そして片方の目に見えない者は天へと上っていった。
この星にいる全ての者に幸せが訪れることを祈りながら・・・・・・
完
皆さんいかがでしたか?作者の緋色の龍です。
懐かしき仲間とともに今日で終ります。
今まで見てくれた人本当にありがとうございました。
是非感想をお待ちしています・・・・では、また