すず・OF・フューチャー【23】
すず・OF・フューチャー
ゼクンドゥス「どうやら、今回のあらすじの説明は私のようだな・・・。」
マーテル「それと、私です。」
ゼクンドゥス「マーテル・・・。」
マーテル「・・・一緒に頑張りましょう・・・ゼクンドゥス。」
ゼクンドゥス「・・・ああ・・・・・私がこの世界に召喚された理由は、バルーセルと言う人物を倒す為だ。」
マーテル「彼(バルーセル)は、かつて亡くした恋人の復讐の為、全ての人間を滅ぼそうとしています・・・。」
ゼクンドゥス「本来、私の力を使いたいのならば、私に認められなければならないのだが、私の前世での経緯をマーテルが見せ、一時的に力を貸す事にした。」
マーテル「そして、私が作り出した空間から、再び戦場に戻ろうと移動するのです・・・。」
第二十三章 時・NO・ケン
マーテルによって、空間を移動している中、ゼクンドゥスは、ゼロに話し掛けた。
ゼクンドゥス「・・・・・ゼロ・・・と、言ったな・・・。」
ゼロ「え・・・あ、はい・・・。」
いきなり声を掛けられたので、ゼロは少し戸惑った。
ゼクンドゥス「その双剣・・・そして、ルミナ・・・だったな・・・・・首から下げている指輪を通したネックレスは、エターナルソードだったものか?」
ルミナの首には、アルベイン家の家宝の一つである、ダイヤモンドの指輪を、ペンダントの変わりにチェーンに通した物を身に付けている。
これは、常にルミナが身に付けており、ダオス討伐後は、アーチェに預けられ、それが現在にいたる物だ。
ルミナ「・・・・・・・・・・」
ルミナは、話していいかどうかをゼロに目で訴えた。
ゼロはそれに気付いて、黙って首を縦に動かした。
ルミナ「・・・・・はい・・・これはおばあ・・・アーチェさんが、お母さんに、お母さんが私に渡してくれた物です・・・。」
ゼクンドゥス「・・・・・・そしてゼロ・・・・お前の剣は・・・」
ゼロ「はい・・・フランヴェルジュとヴォーパルソード・・・そしてダイヤモンドの指輪を合わせて、三種の武具の全てです。」
ゼロは、鞘にしまってあった剣を抜いて、ゼクンドゥスに見せた。
ゼクンドゥス「ゼロ・・・お前は元々双剣の使い手ではなく、両刃の剣一本で戦っていたのではないか?」
ゼロ「!何故それを・・・!」
ゼクンドゥス「お前の構えは右手に比べて左手は隙が多い、もし左手に盾があるのならば、その隙が無くなる。」
ゼロ「・・・・・・・・・・・」
ゼクンドゥスがゼロの構え方を見たのは、召喚された時だけだ・・・おそらくその少しの間に戦場の全てを把握したのだろう。
ゼロ「確かにそうです・・・しかしこれほどの剣・・・使い手も限られていて・・・」
ゼクンドゥス「ならば、元に戻せばよい・・・」
ゼロ「え・・・・いや、しかし・・・・・エターナルソードにするには、精霊オリジンの力が必要で・・・」
フランヴェルジュ、ヴォーパルソード、ダイヤモンドの指輪、この三種の武具を合わせてエターナルソードを作るには、物質の精霊オリジンの力が必要不可欠である。
しかし、今オリジンを召喚できる者はおらず、今から契約するほどの暇はない。
ゼクンドゥス「エターナルソードは時の剣・・・・・時の大晶霊たる私ならば可能だ。」
ゼロ「そ、それは、本当の事ですか!」
ゼクンドゥス「無論だ・・・だが、その前に・・・!」
ゼクンドゥスが手をかざすと、フランヴェルジュから青い光の玉、ヴォーパルソード赤い光の玉が出てきた。
二つの玉は、くるくると回転しながら、フランヴェルジュに赤い光の玉、ヴォーパルソードに青い光の玉が入った。
ゼロ「・・・・・・・・・・・・?」
すると、またすぐに二つの光の玉は出てきて、今度は形を変え始めた!?
ルミナ「な、なにこれ・・・・・女の・・・人?」
オスロン「こっちの青い光は・・・・狼・・・いや、狼男か?!」
二つの光の玉は徐々にその姿を変化させていき、赤い光は女性の姿、青い光は狼男の姿に変わっていく・・・。
赤い光の玉「やっと元の姿に戻れたわ。」
青い光の玉「中途半端に戻された方は苦労をする。」
ゼロ「な・・・え・・・この声って確か・・・ランヴェルと・・・パル・・・」
??????「我が名はフラムベルク、フランヴェルジュの化身にして、オーディーン様は我が主!」
???????「我が名はフェンビースト、ヴォーパルソードの化身にして、フェンリル様に仕える者。」
最終的に、赤い光の玉は全身赤色の服で覆われた女性に、青い光の玉は白銀の毛に覆われた狼男に変わった。
ゼロ「え・・・あれ?・・・だってランヴェルとパルって・・・え・・・ええ?!」
フラムベルク「元々我はフランヴェルジュの化身であった。」
フェンビースト「だが、エターナルソードからそれぞれに戻された時、二つの魂が入れ代わって入ったのだ。」
フラムベルク「その結果、我はパルと言う一時的な人格になっていたのだ。」
ルミナ「・・・・なるほど・・・じゃあ入れ代わったのは・・・」
すず「クラースさんが・・・間違えたんですね・・・。」
ゼロ「・・・・・・・・・・・・・(れ、歴史上で最強の召喚術師が・・・)」
オスロン「・・・・・・・・・・・・(精霊のサポートがあったにしても・・・分離・・・か・・・それを独学で成し遂げるとは・・・)」
クラースのオリジンとの契約の目的は、エターナルソードの作成と、ダオスを倒す事だった。
その二つを終えた後、エターナルソードを元に戻す時には、すでにオリジンとの契約は切れ掛かっていた。
その為、完全に元に戻す事が出来なかったのだ。
フェンビースト「まあ、よい・・・・それでは、ふたたびエターナルソードを作るのだな。」
ゼロ「え・・・あ・・・・はい・・・。」
フェンビーストに言われ、ゼロはそう答えた。
フラムベルク「まったく・・・ミトスやロイドはキチンと戻したとういうのに・・・」
ゼロ「え!?ロイド!!?それって・・・」
ゼロが声を出したが、すでに二人(人じゃないが)は元の剣の中に戻っていた。
ゼロ「ロイド・・・・俺達の祖先がエターナルソードを・・・・・」
ルミナ(・・・・・・私達の家って、エターナルソードに大きく関係がしてるんだ・・・・・。)
ゼロとルミナは、自分達の家が三度に渡って、エターナルソードを手にしていた事に驚いた。
すず「・・・・・ですが、記録上はエターナルソードを戦闘用に使ったのは、クレスさんが初めてです。」
何かを思い出したようにすずがそう言った。
ゼロ「どういう事だ?すず・・・・だってミトスって人と、ロイド・・・」
すず「クレスさん以外の人は、エターナルソードを触媒としてのみに使ったからです。」
ルミナ「触媒?それって魔術の詠唱とか、邪術の生贄とか、そういう意味でしょ。」
すず「はい・・・ミトスさんとロイドさんは、次元を操る為にその力を使いました。」
ルミナ「じゃあ、エターナルソードの時の力だけを使ったって事?」
すず「はい、ミトスさんが使っていたかどうかは解りませんが・・・ロイドさんが使わなかったのは、おそらく・・・」
ゼクンドゥス「・・・・・本来、エターナルソードの真の力を発揮するには、エルフの血が必要不可欠なのだ。」
今まで黙っていたゼクンドゥスが、話に加わってきた。
ゼロ「エルフの血が!?」
ルミナ「それじゃあお爺ちゃんとか使えないじゃない!」
もっともだ、アルベイン家で、初めてエルフの血が入った者が生まれたのは、17年前・・・つまり、ゼロとルミナの二人だ。
そして、剣士でなければエターナルソードは使えず、アーチェもミレアも使えないのだ。
すず「それは、ロイドさんの時代に、エターナルリングを手に入れ、エターナルソードを使ったからです。」
ゼロ「エターナル・・・リング・・・?」
オスロン「時を操る指輪・・・か?」
ルミナ「すずちゃん、なにそれ?」
聞きなれない言葉に、ゼロとルミナ、それにオスロンは首をかしげた。
すず「原理はわかりませんが、それがあれば人間でもエターナルソードが使える様です。」
ゼロ「でも、お爺ちゃんはそんな指輪は・・・」
すず「ありませんでした・・・ですが、それはすでに二つの剣に組み込まれているからです。」
イガグリの里の歴史は、大きな戦いだけでなく、その後の些細な歴史も記録されているらしい・・・。
ゼロ「組み込まれてる・・・・そうか・・・それなら・・・。」
ゼクンドゥス「だが、例え使えたとしても、その力を完全に発揮することは出来ない。」
オスロン「それを完全に発揮出来るのは・・・エルフの血が通っている剣士のみ・・・・・ですね。」
ゼクンドゥス「そうだ。」
そして、全員の視線は、ゼロに向けられた。
ゼロ「・・・つまり・・・・・・俺だけ・・・・ってことか・・・・・。」
ゼクンドゥス「そして、私が創る事で今まで封印されていた、エターナルソードの真の力が開放される。」
ゼロ「今まで封印されていた!?」
ゼクンドゥス「エルフの力が入っていない者には使えない力の事だ。」
ゼロは、偉大で、いまだに抜く事が出来ないと思っている、父と祖父・・・その二人でさえ使い切れる事が出来ない力を、本当に使いこなせるかどうか不安になったのだ・・・。
すず「・・・・・・ゼロさん・・・・・」
すずは、そんなゼロの気持ちに気付いた様だ・・・。
ゼロ「・・・・・・すず・・・」
すず「・・・ゼロさんなら出来ます・・・私は・・・信じていますから・・・・・」
ゼロ「!!・・・・・・でも・・・・俺は・・・・・・・一度も父さんに勝った事もないのに・・・・・・その父さんでさえ使えない力を・・・俺が・・・・・」
そんなすずの真っ直ぐな目で見られても、ゼロには迷いが残っていた。
すず「・・・・・・・・前に・・・私は言いました・・・・ゼロさんなら出来るって・・・・・・」
ゼロ「!!・・・・・・あれは・・・・・」
すずは言った、ゼロとの最初のデートの時に、ゼロならばアルベイン家を継げると・・・それはつまり、アルベイン流を継ぐに相応しい力があると言う事だ。
すず「・・・・・・それに・・・・・ゼロさんには・・・・ここまで来れるだけの力が充分な力があります!」
ゼロ「!・・・・・・・・ここまで来れるだけの力・・・か・・・・・・・そうだな・・・あの、すずに言われたんだ・・・信じないわけにはいかないな!」
ようやく、ゼロの決心は固まったようだ!
ゼクンドゥス「・・・・・・よいのだな・・・。」
問い掛けるゼクンドゥスが見る、ゼロの瞳には、すでに覚悟は出来ていた!
ゼロ「すずが信じるなら・・・・俺も自分の力を信じる!」
ゼクンドゥス「・・・・・良かろう・・・・三種の武具を我が前へ・・・。」
ゼロ「・・・・・・・・・・・・・・」
ルミナ「・・・・・・・・・・・・」
ゼロは、柄から二本の剣、フランヴェルジュとヴォーパルソードを抜き取り、ルミナは、首にかけていたネックレスを外し、指輪をチェーンから取り出し、二人揃ってゼクンドゥスの前に置いた・・・。
ゼクンドゥス「・・・・・今・・・ここに揃いし、三種の時を受け継ぎしものよ・・・・」
ゼクンドゥスの言葉に反応するように、三種の武具は宙に浮き、ゼクンドゥスの前に並んだ。
ゼクンドゥス「・・・我が名、ゼクンドゥスにおいて、その力を解き放ちて、我にその身を預けよ・・・」
まるでその言葉を待っていたかのように、三種の武具の内から、それぞれ宿る者が出てきた・・・。
ルミナ「ねえ、すずちゃん!ダイヤモンドの指輪から出てきたあれって・・・ひょっとして・・・」
すず「あれは・・・・オリジンです・・・クレスさんが使ったエターナルソードを創った精霊です。」
フラムベルク「我・・・再び戒めを解き放とう・・・」
フェンビースト「我・・・再び一つに融合しよう・・・」
オリジン「我・・・再び時を繋ぐ力となろう・・・」
ゼクンドゥス「・・・三度の契約に伴い、今再び、時の剣をここに!!」
ゼクンドゥスが大きく手を振り上げた時、三種の武具は遂に閃光を発して一つとなった!
ゼロ「くっ!どうなったんだ!?」
閃光が静まり、くらんだ目が見えるようにゼロ達は、ゼクンドゥスの手に、新たな剣を見た。
ゼクンドゥス「・・・・・・これが・・・ゼロ、お前の時の剣、エターナルソードだ・・・。」
ゼロ「・・・・・・俺の・・・剣・・・?」
ゼロは、ゼクンドゥスから剣を受け取り、構えてみた。
すず「形が・・・・クレスさんが使っていた時と形が違います。」
ルミナ「えっ!?そうなの!??」
今、ゼロが持っているエターナルソードは、クレスが使っていた剣とは微妙だが違う・・・。
刀身は、クレスのものに比べて、細くなり、長さが増している。
持ち手も微妙に長くなり、装飾もより一層きらびやかになっている。
オスロン「・・・・・・しかし・・・・美しい刀だ・・・。」
ルミナ「うん・・・・・こんなの見たことない・・・・。」
淡い紫の刀身の美しさは、周りの装飾よりも、周りの目を一点に奪っていった。
ゼロ「・・・・・・・・すごい・・・力がみなぎってくる・・・・これが・・・時の剣の力・・・!」
ゼクンドゥス「いや・・・その力は紛れもなく、お前自身の力だ・・・。」
ゼロ「え・・・?」
ゼクンドゥス「エターナルソードは、あくまでもお前の力を引き出し、ある程度の力を貸すだけだ・・・・・・決して、その力に負けてはならんぞ。」
ゼロ「・・・・・・・・はい。」
ゼクンドゥスの言葉の真意・・・それを悟ったゼロは、真剣に答えた。
????????『・・・・・・ゼロ・・・・』
ゼロ「ん・・・?」
ゼロは、誰かに呼ばれた気がして、辺りを見回した。
すず「どうしました?ゼロさん・・・。」
ゼロ「あ・・・いや・・・誰かに呼ばれた様な気が・・・」
????????『私はここだ・・・。』
ゼロ「やっぱり、また声が!」
ルミナ「なに?どうしたの、ゼロ、すずちゃん。」
ゼロの様子がおかしいので、ルミナとオスロンが近づいて来た。
すず「ゼロさんが、どこからか声が聞こえると・・・」
ルミナ「声?・・・・・・・・・何も聞こえないよ?」
すず「はい・・・私も何も聞こえませんが・・・・」
オスロン「・・・・・・聞こえる・・・」
ルミナ、すず「え・・・・・?」
オスロンも声を聞こえ出し、耳を済ませた。
????????『・・・・・私はお前の手の中だ・・・』
ゼロ、オスロン「エターナルソード!?」
ゼロとオスロンは一斉にエターナルソードを見た。
????????『そうだ・・・私は今まで封印されていた、エターナルソードの意思だ。』
ゼロ「エターナルソードに意思が・・・」
ルミナ「え・・・え?どう言う事・・・?」
ゼロ「・・・・俺とオスロンにしか聞こえない?・・・どういう事だ?」
エターナルソード『私の声は時に干渉できる者にしか聞こえないのだ。』
それはつまり、エターナルソードを持つゼロと、時を操れるオスロンにしか聞こえないのだ。
ゼロ「そうか・・・だからルミナとすずには聞こえないのか・・・。」
すず「・・・どう言う事ですか?ゼロさん。」
ゼロは、今聞いた事を二人に説明した。
ゼロ「・・・それで・・・なぜ、今話かけてきたのですか?・・・目的はそれだけではないでしょう・・・。」
エターナルソード『・・・・・・・・今はまだ・・・何とも言えん・・・・・』
ゼロ、オスロン「・・・・・・・・・・?」
ゼロは仕方なく、剣の合体と同時に、同じく合体した柄にエターナルソードを納めた。
ゼクンドゥス「・・・!・・・・そろそろ通常空間へと戻る・・・準備はいいな・・・。」
ゼクンドゥスは周りを見回して、一同の決意を見たが、無論、一同の顔には微塵の迷いも存在しない。
ゼロ「・・・・・よし、いくぞ!みんなッ!!」
すず「はい!」
ルミナ「オッケーッ!」
オスロン「ああ!」
エターナルソードの謎を残しつつも、目の前の空間に亀裂が出現し、一同はその中に吸い込まれた・・・
そしてバルーセルの間・・・
バルーセル「さて、これで軌道は修正は完了し・・・」
ゼロ「うわっ!?」
ルミナ「キャッ!」
ゼクンドゥス「・・・・・・・・・・」
バルーセル「!!?」
空中に開いた時空の歪みから、ゼロ達は落ちてきた。
ゼロ「痛ッ・・・空中から出るなんて・・・・みんな大丈夫・・・・・」
ゼロは急いで辺りを見回したが・・・
すずとゼクンドゥスは、キレイに着地、オスロンは、バランスを崩したルミナを腕に抱えて着地している。
ルミナ「え!?・・・あれっ?!?・・・オ、オスロン!!??」
オスロン「大丈夫ですか・・・ルミナさん・・・。」
ルミナ「え?!あ・・・あ!うん・・・・大丈夫・・・・・。」
オスロンは、その返事を待って、ルミナを地に下ろした。
すず「・・・ゼロさん、大丈夫ですか?」
ゼロ「あ、ああ・・・大丈夫・・・。」
ゼロは、少し恥ずかしがりながら、差し出された手を掴んで、起き上がった。
イグミス「フォルス・・・ルミナ・・・・・・お前達なんでそんな所に・・・」
ゼロ達が戻ってきた場所は、空間転移する前の位置から若干ずれている。
今までゼロ達がいたマーテルが創った空間と、この空間は時間の流れが異なっているのだ。
その為、バルーセルやクレス達からすると、まるで瞬間移動したかのような錯覚を受けたのだ。
ゼロ「えっと・・・・・それは・・・・」
ゼロは今までの事を何て説明したらいいのか戸惑っていると、ゼロが持っているはずのものが無い事に、皆は気付いた。
クレス「フォルス・・・お前、もう一本の剣はどうした・・・。」
ゼロ「・・・・・・・・・これです。」
ゼロは、柄から剣を引き抜き、みんなに見せた。
クレス「そ、それは!」
ミント「エターナルソード・・・!」
ミレア「え!その剣が!?」
イグミス「三種の武具を組み合わせたのか!!」
ゼロたちは、スタン達にエターナルソードの事を説明し、今までの事をみんなに説明した。
バルーセル「なるほど・・・それで、あんな所から落ちてきたんですね・・・。」
その説明を、バルーセルも黙って聞いていた。
バルーセル「これで、切り札は全部出たようですね・・・それでは、そろそろ終わりにしましょうか。」
バルーセルが戦闘態勢に入り、全員が戦闘態勢をとった。
ゼロ(こ、これは・・・・・これが、エターナルソードと・・・俺の力・・・!!?)
ゼロは、自分の内から湧き上がる力に圧倒されそうになった!
ゼロ「だが、俺なら出来る!俺は・・・そのすずの言葉を信じる!!」
すると、ゼロは今まで感じていた力が、自分が意識しなくても制御できるようになった。
自信・・・それが強大な力を制御するのに、必要なものなのだ。
ゼロ「よし・・・・これなら!」
エターナルソード『やはり・・・・クロック・カオスか・・・!』
突然語ったエターナルソードは、聞き覚えのない名を口にした。
ゼロ「?・・・・・・クロック・・・・カオス・・・?」
バルーセル「!!!!」
ゼクンドゥス「まさか!!?」
その言葉に反応したのは、バルーセルとゼクンドゥスだ。
すず「ゼロさん・・・・クロック・カオスっていったい・・・・・」
ゼロ「あ、いや・・・エターナルソードが・・・」
エターナルソード『・・・・・・・バルーセルに・・・・取り付いている存在の事だ・・・・・』
第二十四章 最後・NO・ショウリシャに続く・・・
どうも!只今の時間の挨拶は、こんばんはな、作者の緋色の龍です。
遂に時の剣、エターナルソードが完成し、今度こそ最終決戦に投入します。
予定では後、残す所を二章となり、もうすぐ、すず・OF・フューチャーは終わりを告げようとしています。
戦いの結末は?クロック・カオスとは?エターナルソードが語る真実とは?おそらく、次章で解るでしょう。
さて、すず・OF・フューチャーは今月中に終わらせるつもりなので、読者の方はもうしばらくお待ちください。
最後に、どこまで書けるかわかりませんが、よろしくお願いします。
それでは、今回はこの辺で・・・では、また。