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一度きりの日記(ファンタジア番外編)【1】


~アセリア暦4204年~
「久しぶりに本でも読むか・・・・・・」
彼、バード=クラインは
娘がベネツィアへ薬を売りに行っている間の
ヒマな時間を読書にあてる事にした。
(何か面白そうなのは・・・・・・ん?これは・・・・)
バードは本とは呼べない簡単に閉じてあるだけの
紙の束を手にとった。
(へぇ~これ日記じゃないか。アーチェの割にはよく続いて・・・・
 ってこれ一日分じゃないか!?)
ぷっと吹き出すともう一度その紙の束に目をやり
先を読み始めた。
~アセリア暦4192年~
「わぁ~い、わぁ~い、きゃっきゃっ★」
まだ4歳のアーチェは少しばかりふらふらしながら
乗れるようになったばかりのほうきにまたがっていた。
「あっちに行ってくるぅ~」
「アーチェ、あまり遠くに・・・」
「だいじょぉ~ぶだって!!じゃあね~」
心配するバードの言葉をさえぎって
アーチェはほうきを南西の方向に進めた。
(本当にルーチェにそっくりだ。この先どうなるんだ?)
第2話へ続く

あとがき
こんにちは(初めましてでしょうか・・・)、瑠茅亜です。
「アーチェが4歳のわりには言葉が本編(16歳)と同じように思える」とか
「アーチェの家に本棚なんてあった?」
なんて突っ込まないで下さい(汗
これでも一生懸命書いてるんですっ!
さて、お気付きの方も多いと思いますが
南西=あの場所、あの場所=あの2人
っと言う事であの2人も登場する予定です。(予定かよッ
お気に召されましたら次回第2話もお読み下さいませ♪

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