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クレスの悪夢【1】


クレスの悪夢  ~突然の始まり~  作 クリス

ここはユークリッドの城の近くにある山である。
そこにクレスとミントがいた。

三日前、闘技場に乱入してきた謎の少女・リリスに完敗してしまった。
その後クレスは傷が回復してすぐに「修行をしなおす」と言い残して
どこかへ行ってしまった。
その時ミントはクレスが心配になり、追いかけていったのだ。
チェスターたちは町に残ってクレスの気のすむまで待っているつもりでいる。
そんな仲間のことを考えクレスたちは昼と夜には町に戻っている。

今日もいつもと変わらぬ時間を過ごしていた。
クレス「はあ、でや、とう」
クレス「五連龍破!」
五連龍破はこの二日間でクレスが習得した技で四段斬りの後に龍の形をした
闘気を放つ技である。
クレスが狙った木は粉々になった。
そんなようなことをしている間に昼近くになった。

ミント「クレスさん、そろそろお昼なので一度町に戻りましょう」
クレス「はあはあ、そうだね」
そしていつも通り二人は山を下った。
これから悪夢が始まるとは知らずに…

そしてクレスたちがユークリッドの城下町についた。
町にはたくさんの人が倒れていた。
クレス「いったいどうしたんだ」
ミント「ひどい、誰がこんなことを」
クレスたちがあたりを見まわすと一人だけピクピク動いていた。
クレス「ミント、あそこの人動いてないか?」
ミント「行きましょう」
そしてクレスたちはその人に近づいた。
クレス「まだ息がある、大丈夫ですか?いったい何があったのですか?」
町人「あ、悪魔が来た。悪魔が来て毒を飲まされた。そいつは
    てへ、失敗しちゃったと言い次々と人を…」
そして町人は息を引き取った。
クレス「大丈夫ですか?大丈夫ですか?」
ミント「今アンチドートを…」
クレス「だめだ、もう間に合わない」
クレス「……」
ミント「……」

そしてクレスは何か思い立ったようにいった。
クレス「まだ生きている人がいるかもしれない、探そう」
ミント「…そうですね」
クレスたちが町の中央へと歩いていくとチェスターが倒れていた。
クレスはすぐ近づいた。
クレス「大丈夫かチェスター。僕らがいない間に何があったんだ。」
チェスター「に、逃げろクレスや、やつの封印が…」
クレス「封印てなんだ、もう誰も生きていないのか?」
しかしチェスターはもう返事をしなかった。
クレス「チェスターーーー!!」
ミント「クレスさん…」
クレス「…誰がこんなことを」

その時かすかに人の声が聞こえた。
声の主はいったい誰なのか

次回へ続く

あとがき
はじめまして。小説書くのが初めてなのと、文章力がないということもあって
ところどころ変な表現や話しが、急に変わったりして変なとこが
あるかもしれませんがご了承ください。
次回の題は~意外な犯人~になると思います。
できれば楽しみに待っていてください。

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