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クレスの悪夢【2】


クレスの悪夢 ~必死の逃亡劇~ 作 クリス

あらすじ
クレスはリリスに負け、山にこもり(?)修行していた。
休憩(?)のためミントと一緒に町に戻ると町が滅びかけていた。
生き残った人から「悪魔」と思われる者の仕業と知る。
クレスの親友、チェスターも被害者となっていた。
クレスは悲しみに打ちひしがれる中かすかに人の声が聞こえた。
……とこれが前回までのあらすじです。ではお楽しみ下さい。

クレスたちはその声の方に行ってみた。
なんとそこにはアーチェとクラースがいた。
クレス「クラースさ…」
クレスが言おうとした時ミントがクレスの口をふさいだ。
ミント「クレスさんお二人の様子、おかしくありませんか?」
クレス「そう?いつもと変わらないと思うけど…」
ミント「絶対何かあると思います。気づかれないようについて行ってみましょう」
クレス「う、うんわかった」
二人はクラースたちに気づかれないようについていった。

クラースたちが話しているのが聞こえた。
クラース「なんだいアーチェ、私に用があるって。」
アーチェ「いいの、いいの黙ってついてきてくれれば。ぐふふふふー」

アーチェが奇妙な笑いをしながら、なにやら大きななべ(?)のところで立ち止まった。
クラースがそれを見て驚いた。
クラース「こ、これは特別料理!?封印されたんじゃなかったのか!?」
アーチェはクラースのほうを向きにっこり笑った。
クラース「まさか私にこれを食えと?じょ、冗談じゃない。」
アーチェ「大丈夫、ちゃんとアレンジしたんだから」
アーチェ「もしも食べなかったらメテオスォームかますから♪」
クラースは覚悟を決めて特別料理を口に運んだ。
クラース「う、うわあああああああぁぁぁ……」
人気のない静かな町に一人の男の絶叫が響き渡った。
アーチェ「てへ、また失敗しちゃった☆」

それを見ていたクレスたちは
ミント「いままでのことはアーチェさんがやっていたなんて」
クレス「ああ、でもこのままでは僕たちも危ない」
そうクレスがいった瞬間ミントが青ざめてクレスのほうを指差した。
クレスは後ろから冷たい視線が感じられ、おそるおそる振り返った。

そこには笑顔のアーチェがいた。
アーチェ「クレスたちもあたしの料理食べに来てくれたんだ。」
クレス「い、いや僕たちはえっと…み、道に迷っちゃって…」
ミント「そ、そうです気がついたらここに来てしまって…」
アーチェ「そうなの?じゃあこれ食べて♪」
クレス「い、いや僕たちはその…も、もう食べておなかいっぱいだから」
クレス「そ、そろそろ修行に行こう」
アーチェ「逃がさないよー」
クレスたちは必死で逃げだした。

しかし箒には勝てず追いつかれてしまった。
アーチェ「大丈夫よクレス、ちゃんとクラースが食べたあとアレンジしたから」
クレス「あんなに早くアレンジできないだろう!」
クレスはものすごく必死だ。
アーチェ「はい、あーん」
クレスの説得(?)を無視し、スプーンに乗せた、もはや食べ物とは言えない
物体をアーチェがクレスに食べさせようとしている。

クレス「ぐ……」
アーチェ「ぐ?」
クレス「(何を考えているんだ僕は!アーチェは仲間じゃないか)」
アーチェ「どうしたの?大丈夫よクレス」
クレス「ぐ、紅蓮剣!!」
アーチェ「きゃあ!」
クレスは持っていた剣に炎をまとわせ、その剣をアーチェに向かって投げた。
クレス「すまない、アーチェ」
そう言い残しクレスは逃げ出した。

相当走り森の中に入った。
そしてクレスはあることに気づいた。
クレス「あれ、ミントは?」
さっきまで一緒にいたミントの姿がない。
クレスは急いできた道を戻り、ミントを探した。
クレス「ミントもアーチェの犠牲者になるかもしれない、急ごう」

そのとき物音が聞こえた。クレスはその方に行ってみた。
クレス「たしかこの辺りで音が聞こえたな」
クレスはトントンと肩を叩かれた。クレスは振り返った。
そこにはミント………ではなくアーチェの姿があった。
アーチェ「クレスやっと食べてくれる気になった?」
クレス「じょ、冗談じゃない」
クレスが逃げようとした時、何故か足が動かなかった。
見てみるとクレスの足は凍らされていた。(少し)
アーチェ「もう逃げられないよー」
クレス「しまった、剣がない。さっき剣を投げちゃったんだ」

クレスの運命はどうなってしまうのか
次回へ続く

あとがき
前回書き忘れてしまいましたけれど、「五連龍破」はオリジナル技です。
書き忘れてすみませんでした。
題名を~意外な犯人~から変えました。ころころ変わってしまいそうなので
今回は書かないことにします。
それと前回と同じで本当に文章力ないのでご了承下さい。
次回も楽しみに待って下さると幸いです。

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