天昇幻想~TOP 外伝~【2】
天昇幻想~TOP外伝~
第2章 再会
手落ちでオリジナルの登場人物の紹介してませんでした。ここで紹介させていただき
ます。
フォータ・ティルア(イメージ・PSファンタジアのイーブルロード)
身長172センチ 17歳 流派 鞭術+魔界召喚術
本編の主人公
もともとデリス・カーラーンの人間。
ダオスの側近。ダオスを心から尊敬している。
底抜けに明るく前向きで、諦めを知らない。何事にも全力投球がモットー。
コム・デュート(イメージ・PSファンタジアのサイキック)
身長158センチ 16歳 流派 槍術+炎・闇の魔術
フォータのおさななじみ
12星座の塔の守護をする、ヴァンパイアとエルフのハーフである少女。「悪魔の
翼」の力を継承している。が、この話では一切関係ない(え
得意なのは闇と炎の魔法。短気にして繊細。決して乱暴ものではない。武器の槍は変
幻自在でいろんな武器に変化する。
12星座の塔の守護者の一人で、クレスにボコられた過去あり。
フィル・デュート(イメージ・PSファンタジアのプリーステス)
身長160センチ 16歳 流派 魔力でつくった剣+水・光の魔術
コムの妹。天使の翼を伝承している。が、やっぱりこの話に(以下略)
光と水の魔法が得意。
一応不死者の血を引いてるけど法術師で、霊能力に長けている。
杖に魔力を宿すことで刃とすることが出来る。
趣味は昼寝。とりあえずどこでも熟睡。のんびりや。細かいことは気にしない。
アレックス (イメージ・PSファンタジアのブラックナイト)
184センチ 21歳 流派 剣術
ダオス軍でのフォータの最も信頼の置ける兄貴分。デリスカーラーン時代からダオス
に使えてるらしい。
敵の心を多少読むことが出来、少し思慮深い。彼も非常に前向きで、フォータと彼の
コンビはダオス軍最上級の『デリス・カーラーン救出軍』最強の『ポジティブコン
ビ』といわれている。
デリスカーラーンに収められた『禁書』を読みあさるのが趣味。すでに数千冊を暗記
している。
独特の物事の見方をしている。決してアホではない。
敵?
リュード・ディラース 164センチ 18歳 男 流派 不明
リュードは本名ではないらしい。地球の日本国籍を名乗っている、アレックスの友
人。剣術のうではすごいが、日本人のはずなのになぜか重火器の扱いに長けている
が、実は国際特殊諜報機関『VSSE』の所属経験あり。(ナムコのゲームの話で
す。)さまざまな異世界へいく力を有している。とにかく謎だらけ。傷つきやすいが
豪快なやつ。
フィアルス・デュート 192センチ 23歳 男 流派 魔力でつくった剣
翼の力をつぐことが出来ず、一族から切り捨てられた、生き別れのコムの兄。だが本
人はそれを恨むでもなく、自由奔放に生きている。
今はリュードとともに行動する。得意な魔法は雷。ぶっきらぼうに見えるが、周りを
いつも気にかけている。興味のないことにはとことん無関心。フィルと同じく、魔力
を具現化させたありとあらゆる武器に変化する特殊な剣を使う。
その他のナムコキャラ(予定)
ワイルド・ドッグ(タイムクライシスシリーズ)
リュードの世界で伝説となっている殺し屋。国際巨大犯罪の影にこの男ありといわれ
るほどの実力者。左腕はさまざまな武器に変化する恐ろしい義手。
VSSEとは因縁の相手。
ギルガメス(ドルアーガの塔など。)
言わずと知れたイシュタル伝説に名を残す謎の男。
イシュタル伝説についてはさまざまな世界に伝承が残っているが、彼の真実を知るも
のは誰もいない。
そんなこんなで十二正座の塔に着いたのはその日の深夜。
「とりあえず宿取らせてもらうか。」アレックスがフォータの肩をたたいた。
「こんな遺跡で宿はないだろ?野宿だ、野宿。」
「ジョークだよ。」といってアレックスがテントを組み始める。
・・・と、唐突に後ろからメチャクチャ眠そうな声が聞こえた。なんか聞き覚えがあ
る。
「・・・あんたたち、そんなところで何してるの?」
「お前、コムじゃねえかよ!」フォータはうれしさの声を上げた。
「・・・?何?フォータ?来てくれたのはうれしいんだけど・・・。5年ぶり、だよね。に
しても、人がぐっすり寝てるって言うのに・・・。タイミング悪すぎ・・・」
「いや、お前自分から来たじゃないか。」フォータが突っ込んだ。
「盗賊とかだったら大変でしょ~?用心よ、用心。」
「あ、そう・・・」フォータはそれ以上なんにもいえなかった。
「とりあえず今日はとまってきなよ。」
「ああ、助かるよ。」アレックスは笑ってそういったが、よく考えてみると・・・。
「おい、しつこいようだけどよ、こんな何の変哲もない遺跡でとまっていけ、ってど
ういうことだよ?」
「気にしない気にしない。そんなことを気にしたら・・・って!ここが何の変哲もない
遺跡、ですって!?フォータ、ここを一生懸命守ってるあたしたちに失礼で
しょ?!」いきなり手加減一切なしの詠唱に入る。
「ああ、悪かった悪かった!悪かったから本気で魔法の詠唱やめろ!」その後フォー
タは魔法の変わりにながーい説教を食らったのだった。
・・・・・・・・・・
そして一日明けて。
「フォータ、アレックスさん、お久しぶりです。」コムの隣にもう一人少女が座って
いる。コムの妹のフィルだ。といっても、顔立ちはどう見ても姉より大人っぽい。
「きてたのか、お前も。」
「それじゃ、みんなそろったね?・・ってあれ?」コムが本題にいこうとしたとき、ど
かどかと4人ほど塔に入ってきた。
「フォータ、来たよ。」見覚えのある赤いバンダナの青年がやってきた。
「クレスさん、マジで来てくれたのか?!」
「ちょっとこちらにくる用事もありましたから・・・。コムちゃん、怪我は大丈夫?」
ミントがコムに微笑んだ。
実はコムも、ルナを守るためにクレス達に挑んで、ボコボコにされたのだ。
「ええ、おかげさまで。それじゃ、ホントに話の本題に入るわよ。」
「それで、話って何だよ?」
「精霊の力が弱ってきてるみたいなの。何か知らない?」
「マナがないと精霊は生きられねえんだよな。あと、マナを生み出してるのが大樹
カーラーンだろ?それだけは勉強したんだけど、ダオスさんの行動とどう関係するや
ら、なにしろ俺、下っ端のたたき上げだしなァ。」フォータの言葉にクラースがわっ
て入った。
「ダオスの話はともかく・・・。大樹カーラーンとはユグドラシルのことか?今私たち
は、魔術でしか倒せないというダオスを倒すために、それを救うための方法を探して
いる。情報があったらもらいたいのだが・・・。」と話した。
「癒しの術を使えるミントさんならわかってるんじゃないですか?」
「やっぱり、ユニコーンですか?」ミントがいった。
「そうです。ユニコーンならきっと力になってくれる・・・ハズ。」でも清らかな乙女
にしか会ってくれないよ、とフィルが言おうとしたら、
「やっぱり、それしかないのか・・・。」クレスがいやそーにつぶやいた。まあ、聖獣
ユニコーンの姿が見れないんだから、面白くないんだろう。
「しょーがないじゃん。いこ。」アーチェもいやそーに続いた。アーチェの場合は
ちょっと違うようだが。そしてそそくさと出て行く。
「ちょっと待てよ、あんたらを呼び止めたのはほかでもねえ!俺もつれてってほしい
からだ!」フォータが叫んだ。
「え、でも・・・。ダオスの部下なんだろ?」クレス、びっくり。
「信用できねえ、か?やっぱり。」表情が沈むフォータ。といきなり
「いいじゃないか。つれてってやるといい。」話にいきなりクラースが割り込んでき
た。
「クラースさん、どうして?」でもクラースは答えない。笑いながら「若いっていい
ねえ。」である。
「私たちも行きましょ、姉さん。フォータ、ちょっと待って!」誰もいなくなった
後、天井を仰いでつぶやく。
「・・・バイバイ、アルテミス。」アルテミスが、静かにやってきた。
「お姉ちゃん、気をつけてね。」コムはなにも言わずに飛び出していった。
3時間後。白樺の森でフォータはかつての部下達に説教(?)していた。ちなみに、
コムとフィルは、「私たち、一応魔族なわけだし、ここで待ってる。」と譲らないの
だった。
「やれやれ、諜報部隊は一体なにやってるんだよ!こいつらはなあ、大樹カーラーン
を復活させようとしてるんだぞ!その途中でこいつら打ち殺してどうするんだよ!」
思いっきり部下に怒鳴り散らすフォータ。
「うっそ~!マジかよ!そんなこと聴いてねえよ、だんな!」
「あ、あの、フォータさん?」ミントが起き上がってフォータを見る。
「ああ、こいつら俺の部下なんだ。・・・ったく、結構軍部はパニックになってるんだ
な。ダオスさんはもう未来へ逃げただろうからあたりまえか。俺は、もうダオスさん
が大樹を守ることでこれ以上この星の人たちに迷惑をかけたくないんだ。協力してく
れよ。」
「だんならしい。でも、それじゃあ、こっちには戻ってこないよな?」
「さあ、それは俺にもわからない。でも俺は俺なりのやり方で、ダオスさんの力にな
りたい。」
「わかったぜ、だんな。がんばってくれよ。それじゃ、俺は報告に戻るとするか。」
「そりゃどうも・・・。それじゃミントさん、後は任せた。」そのまますたすた帰って
しまった。強引というかなんというか・・・。
「フォータ、魔物は?!」クレス達が案の定やってきた。
「俺の部下だったからちょっと説得して帰ってもらったぜ。」
それからダオスをおってさらに進むクレス達に、フォータたちはとりあえず、ついて
いくことにした。
そこでクレス達の過去を見ることになる。
続く
あとがき
第1章が話として微妙に成立してないことに気づいた青龍王です。どうしても書きた
かったのに、意外と難しいんです。これが。まあ、夢の中の何かが主役のフォータに
一大決心をさせた、程度に受け取ってくださいな。
ちなみに妙に話の流れが転々としてるのは、めんどいからとネタバレ防止のためで
す。
展開はギャグ3割シリアス7割といったところでしょうか。(ギャグになってないで
すよね。)
ファンタジアに関しては、かなりのネタバレが入ってますので、まだファンタジアク
リアしてない人は見ないほうがいいかも・・・。
あと、ゲームではミント襲撃シーンだったあの場面は、この話を考えたとき真っ先に
思いついたアホネタです。最初のうちはまともでした。
そんでもって、次の話は現代でダオスをボコした後の場面へ移ります。ずいぶん飛び
ます。
登場人物はTOPの人間系ザコキャラがメインです。やられ役の気持ちも考えろって
ことで書き始めたのですが、考えてるうちにめちゃめちゃな方向に行ってしまったよ
うな・・。それ以前にナムコキャラの『ワイルド・ドッグ』ってわかる人いるのかなぁ
・・・。かたやマシンガンや火炎放射器。かたや剣や魔術だし。
結論:行き当たりばったりでGOです。
お暇ならこれからも見てください・・・。