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金髪の少年が元気よく姉のもとへ走ってきた。

ミトス「姉さま！僕ね剣の腕があがったってクラトスにほめられたんだよ」

マーテル「そう。よかったわねミトス」

姉のマーテルはとても美しく微笑んだ。
ユアンは横でその光景を見ていた。

ユアン（たとえヘイムダールから追放されても明るくやってくれていてよかった。少し落ち込むかと思ったが・・・・）

ユアンの横にクラトスが座った。
険しい表情である。

ユアン「どうしたクラトス。疲れたか？」

クラトス「いや、最近古代大戦であたりが騒がしい。人の苦しむ声が聞こえる」

ユアン「マナの取り合いか・・・・なんともいえないな。そんなことのために殺し合いをするなど」

クラトス「まったくだ。・・・・ミトスは何故あんなにうれしそうなんだ？」

クラトスがそういうとユアンは苦笑いをした。
クラトスは自分の言ったことでミトスが喜んでいると気づいていないのだ。
ミトスはクラトスのほうを見てにっこり笑った。

ミトス「クラトス！前より僕の剣の腕上がったんでしょ！そろそろ精霊と契約しに行こうよ！」

マーテル「まだ早いんじゃないの？もうちょっと修行したら？」

ユアン「いや・・・ミトスはだいぶ強くなったんじゃないか？」

クラトス「そうだな、そろそろ行くか」

４人は歩き出した。
熱い炎の先にいる《イフリート》のもとへ