真面目そうな人の共通点?
真面目そうな人の共通点? 作 湯行
ここは、氷晶霊の山のかまくら、リッドたちはとりあえず焚き火をして暖まってい
た。しかし、寒かった。
「寒いね・・・」
「ああ、寒いな・・・」
「こういう時こそ‘あれ‘ね!」
「おいまさか‘あれ‘をやるのか?」
「そうやるの!名づけて‘ダジャレでもして暖まろう!大作戦‘」
「やっぱり・・・」
「今回は特別にゲストを呼んでます!どうぞ!」
そうファラが叫ぶとなまくらの外から2,3人が中に入ってきた。
「ゲストその1! おなじみTOEよりキール!」
「ダジャレといったら僕しかいないだろう。」
(キールかよ、もっと寒くなりそう・・・)
「その2!TOFよりクレスさん!」
「よーし僕もがんばるぞー!」
(よくこれたな・・・。)
「そして最後のゲストは~、TODよりリオンさんです!」
「何で僕がこんな事を・・・」
「司会進行は、私がお送りします。
審査員は、大晶霊セルシウスさんです!」
「・・・・・。」
「ちなみに景品はストロベリーアイスです!」
(なっ、なに!?ストロベリーアイスだと!?マリアンにあげたら喜ぶかも・・・)
「なんか、皆やる気満々だな・・・」
こうして、男達の壮絶(?)なダジャレバトルが幕を開けたのだった。
「さあ、ただ今始まりましたダジャレバトル!一番手はキール選手です!どんな技を
披露(?)するのか!?」
「いくぞ! キールが木を切ーる(キール)!」
「なかなかの、ダジャレですね~(嘘)」
「負けるものか~!!いくぞ!僕はダオスを倒す(ダオス)!」
「おお!こちらも凄いですねぇ~!最後はリオン選手です!」
「(アイスのためだ・・・)薬草を焼くぞ(薬草)!」
シーン
一同が静まり返った。そして、
「ぷっ、おもしろーい!(セルシウス)」
「すっ、すばらしい!今まで君をなめていたよ!」
「すごいなーあんなの思いつくなんて」
「優勝はリオン選手です!」
「おい、ちょと待てよ!いいのかよ!こんな終わり方で!なんか納得できねーぞ!」
「リッド、おまえはあれを、面白くないとでも言いたいのかっ!?
あんな素晴らしいものを!」
「面白いかよあんなもーーーーん」
* * *
「ってゆう、夢を見たんだ」
(夢落ちかよー!) 終わり。