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王様ゲーム


          王様ゲーム







「ねぇ~、王様ゲームしない?」
カイルがしーん、と静まりかえった部屋で皆に聞いた。
「何でいきなりそんな事いうんだよ」
ロニが呆れたような声で言った。
「だって、暇なんだも~ん」
やろうやろう、しつこく言うので仕方がなく皆はやることにした。

王様ゲームのルール。
割り箸を人数分用意します。
一本だけに王様と分かるような印を書いて後の割り箸には数字を書いてください。
適当に割り箸を引きます。
王様になった人は二人の人の数字を指名し、その人達になにか命令して遊ぶゲーム



「王様だ~れだぁ??」
カイルが元気な声で聞くと
「あっ、あたしだ」
と言うナナリーの返事が帰って来た。
「王様、何番と何番をご指名?」
「それじゃ、1が4に・・・・・・」
「1が4に?」
「バーンストライクをくらわす!」
「!!!!!!」
皆の表情が驚いた。(ジューダスは微妙)
「おい!カイルそんなにありかよ!」
ロニがカイルに講義するが
「王様の命令だから仕方ないよ。4って誰?」
「もしかして、カイルが1番か?」
「うん」
元気良く頷くカイルを見てロニはぞっとした。
あいつは絶対に手加減しねー、と命の危険を感じた。
そう、彼が4番なのだ。
「4番はロニじゃない?何か冷や汗かいてるし」
リアラが言う。
「そっか~、ロニかぁ。んじゃ!容赦なく!バーンストライク!!!」
「うわ~~~~!!!!!」
炎の塊がロニを襲う。
ロニHP 0




ロニリタイア。





「王様だ~れだぁ??」
カイルが元気な声でまた聞く。
「はい!」
と言うリアラの声が聞こえた。
「王様、何番と何番をご指名?」
「2番と4番でエルレインを倒しにいく」
「!!??!」
2番と4番のカイルとナナリーが驚く。
「二人だけで!!?」
「てか、ストーリー上おかしくなるよ!」
二人がリアラに講義するが、
「王様の命令は絶対なんでしょ?それじゃ、いってらっしゃーい」
レンズの力でカイルとナナリーは、エルレインのもとへ・・・・。





カイル・ナナリーリタイア。





「王様だ~れだ??」
カイルに変わりリアラ言う。
「おっ、あたしじゃん♪」
ハロルドが言う。
(残りは王様を除いて2人だけ)
その言葉にジューダスとリアラの顔が曇った。
「それじゃ~、1番と2番がこの特製薬を飲んでもらうよ~☆」
「ハ・ハロルドなんだ、その赤いドロドロした飲みものは・・・」
ジューダスが、顔を引きつらせながら言う。
「ん?何か本に載ってたから作ってみたの~。さっ!飲んで飲んで~」

ハロルドに特製薬を差し出された二人は、それをうけとり、恐る恐るそれを口に運ぶ。
「☆×※△○★※♪」
二人は、声にならない声を出しながら、水道に直行した。




ジューダス・リアラリタイア。




このゲームで生き残ったのはハロルドだけだった。




ちなみに、エルレインの元に送られた二人は、ボロボロになってるところをホープタウンの住人に助けられたそうだ。

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ボイスドラマにしていいですか?

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