名前
ホープタウンにてカイル君とリアラ
「子供って可愛いよねぇ」
子供相手の遊び相手をしているジューダスを眺めながらリア
ラが呟く。
「そうだね」
しつこく女の子をナンパしているロニを見ながらカイルは答
える。
「私、将来子供が出来たら付けたい名前があるんだ~」
「へ~・・・」
リアラがつけそうな名前・・・
カイルはいつも使わない頭をフル活用して推測してみた。
(・・・リアラが付けそうな名前・・・)
わからないので冗談でごまかそうとした。
「英雄を捜し求めているからって『英雄』とかいて『ひでお』
とかいうのは寒すぎるからやめようね」
カイルはアハハハと笑いながら言ったのだが、
「・・・ふっ」
その日から数日間、リアラはカイルと口をきかなかったらし
い。
「ごめんよぉ~。冗談のつもりだったんだよ~。お願いだから
口きいてよぉ~」
「・・・・・・(怒」